
夏休み明け、子どもに「学校に行きたくない」と言われて、戸惑っている親もいるかもしれません。絵本作家の五味太郎さんは、親たちへのメッセージを送ります。
――夏休み明けに、子どもに「学校に行きたくない」と言われて戸惑っている親たちもいると思います。
「9月病」ってやつか。なんでも学校に都合の悪いことは病気にしちゃうよね。そんな病気あるわけないから、まあ、「9月現象」ぐらいが妥当でしょう。
自我の強い子ほどそういう現象が起きるんじゃないかなあ。翻って、自我の感覚がない子ほど、気楽で対応力があるということになるのかもしれない。
でも対応力というのは、指示がないと何もできないタイプの能力だから、そういうタイプの人が多い社会というのは、かなり難しいよね。限界も来るよね。
「余計なお世話」とは
――子どもが「学校に行きたくない」と言うのは勇気がいると思います。
親の顔色を見ると、学校に行きたくないと言い出せなくなる子も多いらしいよね。
子どもの社会は学校と家庭だけだから、先生の顔色を見て、親の顔色を見て、友達の雰囲気を見て、自らの行動を決定するしか手がない。
まったく俺の勝手な見方かもしれないけれど、子どもってみんないいやつで、かなりイケてるやつらなんだよ。
あえて大人が介入する必要があるのは、命にかかわる、それこそセーフティーネットっていう次元だけだと思うよ。それ以外は「余計なお世話」が入ってきてしまう。
――余計なお世話とは、例えば?
子どもだけじゃないかもしれ…
からの記事と詳細 ( 学校に行かない子?行けない子? 五味太郎さんから戸惑う大人たちへ:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/6ihPu43
No comments:
Post a Comment