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Wednesday, May 13, 2020

“新幹線バブル”が新型コロナで終焉…観光地か、市民の台所か 静かな金沢・近江町市場のこれから(石川テレビ) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大であらゆる場所から人が消えました。その1つが金沢市にある近江町市場。観光客が激減した今市場に突き付けられた課題とは…。

 ひっそりとした光景が当たり前になってきた、近江町市場。ここに店を構えて113年になるのが、市安商店です。

客:
「このあんちゃんが好きねん。それが一番の狙いねん。タイプタイプ」

店主の安田さん:
「こんな時に来てくれるお客さんを大事にしとかなんだら。こんな時でも近江町来てくださるんやさかいに…」

 安田さんは先日、1万字に及ぶブログをアップしました。タイトルは「Oの悲劇」。

<ブログの内容>
「近江町市場を支え続けてくれたのは地元のお客さんに他ならないと言うことだ。今もってそれに気付いていないのであれば、開場300年を前にして近江町市場に明日は無い!」

安田さん:
「新幹線バブルの頃からそれなりの思いがあるし、バブルがポンと飛んでしまったときに実態が明らかになるというか…」

 5年前の北陸新幹線開業。市場に人が溢れました。観光地化していく市場、劣化するマナー。市民の足は遠のきました。

安田さん:
「彼らにとってはレジャーランドやから。あくまで市民生活をきちっとした上でのおもてなしっていう…。それを犠牲にしてまで観光客のために金沢の人間は何かしなきゃいけないか、そうじゃないやろという気はしますよね」

 そして、今…。

同市場にある大口水産の担当者:
「コロナの影響でね、賞味期限が迫っているお土産品もありますのでこうやって安く提供させていただいております。やっぱり北陸新幹線のお客さんに頼りすぎてたかなっていうのは身にしみて感じてますね」

 店の売り上げは4割減。しかし…。

同担当者:
「気持ちは非常に楽ですよ。お客さんと話しとっても十分伝えたいことも伝えられるし。『本来の近江町らしさ』っていうのが、今の段階では味わっていただけるのかなって気がします」

 そんな市場に少しずつ戻ってきた、足音…。

客:
「今日はお魚を食べたいなと。近江町静かやっていうから『今は市民の市場やな』って。観光客おらんから買いやすい。これが本当の近江町なんかもしれんね」

<市安商店・安田さんのブログ>
「今こそ襟を正し、地元のお客さんにきちんと向き合う時だと思うし、まだ近江町市場にはその自浄作用を行う市場魂が残っていると信じたい」

安田さん:
「店先で見知らぬお客さんが『私こうやって食べとるけどあんたこれしてみまっしね』とか、そこへ後ろを通りかかった料理屋のあんさんが『いや、実はこうや』とかいう話がいっぱいあったわけで。僕としてはそんな近江町になってほしいわけです。それを見て、観光でおいでになった人が『やっぱり金沢って素敵な街ねんな』と思っていただければ嬉しいなという感じはしますよね」

 突如訪れた、新幹線バブルの終焉…。『アフターコロナ』をどう生きていけばよいのか、それは近江町市場だけではなく、私達全員の課題です。

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