
「アスリートが『ゾーンに入る』と言いますけど、自分のメンタルのコントロールはいつも意識しています。サッカーを楽しむ気持ちというのは、メンタルのなかでも何割かを占める大事な要素なんです。やっぱり、純粋にサッカーを楽しんでいるときにはいいプレイができているんですよね」
南野は、それが超満員のアンフィールドでも、チャンピオンズリーグのビッグマッチでも、負けたらW杯に出られないという崖っぷちであっても、『足が震えることはない』と、爽やかな笑顔はそのままに、だが言葉に力を込めて言い切った。
「僕は緊張しても別にいいと思っているタイプなんです。いいプレイをするには、自分が何をすべきかにフォーカスするしかないんですよね。どれだけ緊張しても、ピッチの上でやるべきことだけを考える状態であれば、スムーズに体が動きます。そこだけに集中すれば大丈夫、ということがこれまでの経験でわかってきました」
クラブで試合に出ることと、日本代表として戦うことの違いを尋ねてみる。
「クラブチームというのは、プロサッカー選手がプレイする主戦場ですよね。クラブのためにプレイすることにも誇りを感じるのですが、いっぽうで、日本代表の試合は自国のサッカー選手を代表するという責任感が伴います。あと、ワールドカップは子どもの頃からの夢の舞台なんです。僕が小学2年生のときに日韓ワールドカップがあって、それをテレビで見ていたときには、自分があの舞台に出られるとは思ってもみませんでした。でも中学生になった頃、プロ選手を意識するようになってからは、日本代表としてワールドカップに出たいと思うようになりました。11月にワールドカップのピッチに立ったら、夢が叶ったと感じるでしょうね」
サッカー選手としての自分の強みはどこにあるのかと尋ねると、こんな答が返ってきた。
からの記事と詳細 ( 【サッカー・ワールドカップ特集】日本代表・南野拓実、静かに燃える - GQ JAPAN )
https://ift.tt/Nl8EgFJ
No comments:
Post a Comment