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Monday, October 31, 2022

事業の成功確率は「人」と直結する 経営と二人三脚で価値を生み出す、HRの役割 - ログミー

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急速な組織成長を進めた「採用ペルソナ」づくり

渡辺浩史氏(以下、渡辺):では1つ目のアジェンダに対しては最後の質問になります。例えばこれだけ急速に組織が成長していく、要するに採用が進んでいく中で、「これをやったから上手く進めることができた」、逆に「これをやらなかったら絶対無理だった」といったことを、何か1つあげろと言われたら、どういうものを思い浮かべるのかを聞きたいです。まず吉成さんの立場からすると、Chatworkはどうですか?

吉成大祐氏(以下、吉成):明確に「これがあったから早くできた」ということを1つあげるとすると、やっぱり「この事業を成長させるためには、どういう組織構造で、どういう仮説検証をしにいくか」をイメージできるかどうか、かなと思うんですよね。

結局、それが必要な採用ペルソナにつながっていてて、そのペルソナはどこに居るんだという思想になってくるので。結局そこがぶれると「(ペルソナは)こういう人かもしれないけど、こういう人じゃないかもしれない」と右往左往してしまうので、やっぱりそこを一番最初に固められたのが結構大きかった感じですよね。

渡辺:後ほどちょっと触れますけど、人事が下りてきた採用目標数を達成するだけのためにやっているというよりは、事業と連携しながら、ペルソナ作りからやってきたわけですね。

吉成:そうですね。組織をどう作っていくかを、一緒に話しながら作れたところがやっぱり一番のポイントだったと思います。

渡辺:ありがとうございます。10Xはどうですか。

松尾彰大氏:結構吉成さん、Chatworkの話ともかぶるんですけど。どんな人が何人必要かという大前段の組織図を書いてみるとか、それでどんどん事業の状態とかが変わってきて、組織図自体がアップデートしていくんです。

この組織図。「この事業を達成するためにこの組織を作らないといけない、そのためにこんな人材が必要だ」という、ストーリーをきちんと作っていくのは、どのチャネルから入ってくる候補者の方にもやっぱお伝えしないといけない。

「自分が本当に活躍できるのかな」とか「期待されているところが満たされているのか」みたいな説明材料をきちんと、同じもので伝えていく。もちろん私がすべて作るわけではないので。

経営だけではなくて各本部長と、一緒にこう作りながらそれを説明可能な状態にしていくための役割分担を話しながら、それをぐるぐるぐるぐる回していったのが、やっぱり1つ大きいかなと思っています。

渡辺:吉成さんも松尾さんも、やっぱり共通しているところがありますね。やっぱりそのプロセスをちゃんと踏まれたところ(が大事)なのですね。ありがとうございます。

組織が急成長する中で苦労したこと

渡辺:1個質問いただいているので、最後に1つ目のアジェンダに付随して聞かせてください。組織が急カーブを描いているときは、ポジティブな面もあればひずみも出てくると思うんですけど、苦労話というか、「これは困ったぞ」みたいなものがあれば聞きたいんですけど、吉成さんどうですか?

吉成:そうですね、やらないといけないこととか、やるべきことはたくさんあるんですよ。でも優先順位をどうつけるかは、もう迷いながらずっとやっていた感じですね。

渡辺:正解はないという感じですか?

吉成:正解はないですし、結局何からやるべきなのかは……基本的にはインパクトがあるものからやるべきだと思ってはいるんですけど。とはいえ、人事はやらないといけないことがいっぱいあるじゃないですか(笑)。

いまだにそれが正解だったかは分からないですけど、そういう中で何から手をつけるべきかは、何て言うのかな。やっぱり「これがインパクトがあるだろう」というのを決め打ちしながらやっていったことは結構多いですね。

渡辺:手探り状態でやっていること自体が結構ストレスフルだし、苦労したところなのですね。

吉成:そこはやっぱり結構苦労しますよね。正解なのかわからないし。

渡辺:シンプルじゃないですよね。何と言うか、これでいいんだと信じてやり続けるしかない感じですね(笑)。

吉成:結構苦労しましたね、この時は。

「失敗だったね」ではなく、成功にしていく精神

渡辺:松尾さんはどうですか。

松尾:私は1つ挙げるとしたら、自分たちのチームビルディングが遅れたのが今でも課題になっているかなと思っています。最後のテーマにも入ってくるかもしれないですけど。

市況とかがどんどん変わっていく中で、この会社、事業がどこまでこうアクセルを踏むべきなのか、HRみたいなコーポレート系の人材をどこまで大きくするのかは、結構判断が分かれるところかなと思っていて。私自身、なるべく自分がICとして動きながら、最少人数で最大の成果を出し続けるところに、ちょっと長く重きを置きすぎたなと思っていて。

そこが、自分自身がケイパビリティのキャップになってしまった。本来、事業・機能本部側をいろいろサポートしないといけない部分でも遅れてしまったりとか、次の手を打つリソースが足りないとか、いろんな面で期待に応えられない部分が出てきて。

採用だけではないですけど、(例えば)人事機能の立ち上げだったりの逆算、あるいはアクションが明確に遅れたところは、もう失敗というか。「あぁ、やっぱりもっと早めに手をつけておけばよかったな」とは、やっぱり思いますね。

渡辺:なるほど(笑)。ありがとうございます。優先順位付けというか、いろんなものがある中でどこから手を付けていくのかは、やっぱり難しいということですよね。

松尾:そうですね。まぁいずれにせよ、やっていることを正解にしていくのが、この業界というか我々の仕事だと思うので。「失敗だったね」ではなく成功にしていく精神でやっております。

渡辺:メンタルタフネスが問われるところですね(笑)。ありがとうございます。じゃあ2つ目のアジェンダテーマと、3つ目も(内容が)接続するので、そのまま流れていければと思います。

HR部門の組織的な立ち位置

渡辺:2つ目のアジェンダで、人事機能ですね。吉成さん、松尾さんが所属されている部門が、10X、Chatwork、各々どういう立ち位置でどこに属しているのかを構造的に理解できればと思うんですけれども。じゃあ吉成さんからいいですか?

吉成:はい。簡単に紹介させていただくと、Chatworkは今プロダクト、ビジネス、ピープル&ブランド、コーポレートという4つの本部制になっていて、主にプロダクトとビジネスが、2大本部になっている感じです。

特徴的なのはピープル&ブランド本部で、人事といわゆる会社のブランディングとか広報機能の部署がセットになっています。あとコーポレートとしてはファイナンスやガバナンス面を持っている、そういう分け方をしています。

その次の次のスライドぐらいにいっていただいて、人事はどういう構想でやっているのかという話ですけど。Chatworkはもともとプロダクト組織が強い会社だったんです。そこにビジネスを急速に立ち上げた文脈がある。僕は過去の経験から、基本的にビズサイドのカルチャーとプロダクトのカルチャーは結構違うものがあると思っていて。

基本的には全社のカルチャーと組織ごとのカルチャーのハイブリッドカルチャーを実現しましょうというのが、基本的思想です。なのでビジネスの評価のあり方とプロダクトの評価のあり方も違う、というやり方をしています。もっというと会社のバリューとかもあるんですけど、それに基づいて本部ごとにちゃんとクレドを作り、運用していっています。

そうなってくると、事業に寄り添う人事の存在は結構大事になってきていて、それがこの(スライドの図の)HRBP&TA部というところです。

いわゆるHRBP(Human Resource Business Partner)機能と中途採用の機能を持っていて、CoE的な観点のものは組織企画部というところがやってます。そこで全社横断のものだったり、全社の仕組みをつくることをしています。

あと、中長期的な採用とか採用企画、具体的には新卒採用や採用ブランディングみたいな観点のところは採用企画という横断の部署がやっている。今はこんな3つの部署でやっていますけど、それまでは人事部で1つにまとまっていて、それが15人ぐらいになってきたのでちょっとずつ部署を分けてきました。

事業に寄りそう、人事の根本思想

渡辺:ありがとうございます。10Xはどんな感じですか?

松尾:はい。簡単な話でいうと、10X全体では、まさに10月1日からマトリクス組織を本格導入し始めており、わかりやすく話すと縦が各パートナーごとのPLをもつ事業、横にプロダクトを作ったり、グロースだったり、小売りのスペシャリストみたいな機能別のチーム、加えて企業活動を下支えするコーポレート、そこに人事機能もあるかたちになっております。

思想としては次のページ(スライド)で、根本思想は「Decentralized(分散された)」で、結構Chatwork社の思想に似ているかなと思っています。各本部に人事機能を提供する「Enabler」を、人事本部のミッションというか、役割としても置いています。

今、私が所属する人事本部配下に、採用とHRBPちょうど立ち上げている最中です。採用部としては採用活動における社内外のステークホルダーをまとめるプロセスマネジメント。各本部が採用責任を持っているので、彼らが必要とする人材を集めるための武器作りだったり、直接支援も当然行っていきます。

他の人事機能も当然あるんですけれども、ペイロール機能と労務、あとは人事企画は、今CFOがヘッドのコーポレート本部の配下にあります。

ただ今、人事機能が2つに分かれているので、今後HRBPを本格的に立ち上げることに加えて、CoEみたいなところをどう整備しようかということと、ちょうど人事制度も新しくしたばっかりなので、コーポレート配下も含めて人事企画機能をより整備していく。ここを強くしながら、理想の人事組織を模索していくフェーズになってきたかなと思っています。はい。

HRはコストセンターなのか

渡辺:ありがとうございます。次のスライドをめくっていただいて、今の(お話の)組織図も頭の中に踏まえながらお聞きしたいんですけど。HRから経営への働きかけとか、HRはコストセンターなのかというテーマで、お二人のHRに対する思想を聞ければと思います。

ちょっと補足すると、HRと聞くと、採用とか評価とか、機能面が個々で切り離されて想起されることも多くて。なんとなくオペレーティブで無機質、みたいなイメージを持たれたりとか、プロフィットセンターが花形で、コストセンターの中にHRが存在していて、ゆえに肩身が狭いと言う方もいらっしゃいます。

その観点で、今の組織の中で経営とどう関わりを持たれているかとか、そもそもHRイコールコストセンターみたいな考え方を、お二人はどう捉えられているのかをお聞きできればと思うんですが。じゃあここも吉成さん、松尾さんの順番でお話いただいてもいいですか?

吉成:はい。いろんな考えがあると思うので、僕の考え方が正解だとは全く思ってないんですけど。基本的に、会社ってなんのためにやるのかという話に立ち返ると、やっぱり事業を成功させてその価値を社会に届けることが、たぶん根本かなぁとは思っています。

じゃあその事業を成功させるために重要な、ファクター(要因)がいくつかあると思うんですけど、その中で結構な割合を占めるのが人だと思ってるんですよね。

なので、人の部分をどれだけエンパワーメント(潜在能力を引き出す)させるかが、割と事業の成功確率みたいなところに直結すると僕は思っていて。そう考えていくと、事業イコールほぼほぼ人という観点が、前提にあるかなと思ってます。

採用を投資と捉えるかコストととらえるか

吉成:だから組織をどう作っていくのか経営と話さないといけないし、それをじゃあどう実現していくか。僕らもサポートしているけど、やっぱり事業をどう伸ばしていくかは、(経営との)二人三脚でやらないといけないところなので。基本的には組織をどう作っていくか、それで何を実現していくか、どうしていくかは、常々話しながらやっている感じですよね。それぐらい距離感(が大事)だと思ってます。

あとはやっぱり、フェーズによっては人事は投資と捉えるべきだと思っていて、自分の過去の経験からですけど、(アクセルを)踏む時にちゃんと踏まないと、どんどん後手後手になるんですよね。採用がうまくいくと、人事企画的な機能だったり、労務だったり、今までの仕組みをアップデートしなければいけないところが複数出てきます。

採用が起点になって、いろんなところを全部活性化させてアプデしないといけなくなると思うんですけど、そうなってくると、投資と捉えるかコストととらえるかによって、この後手後手になるか、先手をうてるかどうが全然変わってくるのではないかなと思いますね。

渡辺:事業は人で作られているから、その観点で経営と対話していくとおっしゃいました。頭では分かるんだけど、実際には組織構造上、経営から下りてきたものを実行するしかできない人もたくさんいると思うんですよね。

だからそれを吉成さんができているところに、何かハードシングスがあったんだろうなと思うんです。経営と対等に対話をしていく人の観点で、最初から(それが)できていたのか、途中からそういうポジションというか、意見を聞いてくれるような状態になったのかでいうと、どんな感じですか?

吉成:僕の場合は入社前から人事と組織の関係はそのように対等に会話していきたいと話していましたね。

渡辺:あぁ(笑)。じゃあ入り口ですね。じゃあ今できていないけど、途中からそうしたい人には何かアドバイスはあります?

吉成:そのステークホルダーになる人が何を考えているのかをちゃんと聞くことだと思います。裏側にあるものとか、バックグラウンドとか、いろいろあると思うんです。たぶんそれを会話しているか、していないかの違いなだけだと思います。その辺をちゃんと話すとか、距離をつかむとか、怖がらずにやるのが一番いいと思いますね。

渡辺:なるほど、ありがとうございます。

経営とは、ほぼ人事の仕事

渡辺:松尾さんどうですか、このテーマは。

松尾:そうですね、まず、HRがコストセンターなのかといったら、そりゃあ単独で見たらコストセンターとしかみなせないなと私自身思っています。

が、その利益を生み出す源泉となる人材に関わる、例えば採用であるとか、それを守り続けるための土台になっているみたいな認識があれば、当然それはコストではなく投資です。そこに投資することによってリターンが返ってくるので。最後に経営(事業)と連動したかたちでいかに説明可能な状態にしていくのかとか、認識してもらうのかは、イチ人事パーソンとしても絶対忘れてはいけない視点かなとは思ってます。

HRから経営の働きかけという観点で言うと、成し遂げたい事業ややりたいことといった事業モデルと組織がラインしていないと、人事も何もできないというか、定義づけられないと思うんです。例えば弊社の場合のステージや事業内容だと、お金をどこに使ってるのかといったら、ほぼほぼ人件費なわけですよね。

つまり、我々がいまメインのミッションにしている採用活動を中心に、雇用して報酬支払を続けていくことが、会社の営みそのものというか、ほぼほぼそれで占めている。その中で生み出す価値を社会に問うたりするよって存在意義を示しているわけなので、結局経営とは人事とかなり密接というか、ほぼ人事みたいなもの。

先日までうちの社長は半年ぐらいずっと人事イシューにコミットしていたんです。私はそれを見ていて、そういった思想をみんなが持つと、現場が人事に対して理解が深まるし、人事としてはそういったアプローチを促していくことは、どんなところでもできるのかなとは思ったりはしました。

渡辺:ありがとうございます。

人事が事業のことをどれだけ語れるかが大事

吉成:今、話を聞いていて、そもそもですが人事が事業のことをどれだけ語れるかが大事だな、とすごく思いました。

松尾:(笑)。そうですね。

渡辺:だからこの思想を実現しようとすると、「人事は人事のことをやっていればいいでしょう」という考え方は、たぶん結構違う。「事業の方向性を意識しながら、人事としてはこう考えないといけない」という思考プロセスは、マストなんじゃないかなという気がします。

松尾:人事のキャリアでいうと、「これをやりました」とか「この制度を作りました」とか言いたくなることもあるし、それを目指したい、これをやりたい、ってあると思うんですけど。

逆に「これはやらないほうがいいんじゃないですか」とか、「優先度はこっちですよね」といったことを言えるように、常にどんどん自分自身にプレッシャーをかけて、組織にフィードバックを与えないといけないなぁとは常々私自身も思っていますし、(そう)やっていきたいなと思います(笑)。

渡辺:やっぱりそこは松尾さんでもあるんですね(笑)。

松尾:もちろんですよ、そりゃそうですよ(笑)。

渡辺:いやぁ、ありがとうございます。これ、90分コースでしたね。

(一同笑)。

渡辺:もうあと(残り時間が)2分になってしまいました。オーディエンスの方、金曜日の夜にもかかわらず集まってくれていらっしゃいますので、本当に30秒ぐらいになりますけども、お二人から一言ずつ、最後にセッションの締めとしてメッセージをいただければと思います。吉成さん、松尾さんの順でお願いします。

人事としても新しいチャレンジを

吉成:はい、今日はみなさんお忙しいなか、ありがとうございました。まぁ、今日は本当にわずかなことしかほぼ話せなかったので、もしまた追加で気になることとかいろいろあれば、Meetyとかもオープンしていますので、ぜひ気軽に声をかけてください。今日はありがとうございました。

吉成:吉成さんありがとうございます。じゃあ松尾さんお願いします。

松尾:まさに金曜日の、華金の終わりに100名近くお時間いただきましてありがとうございました。人事パーソンとして悩まれていることとか、今日お答えできなかった部分とかも多分にあったと思うんですけど。

新しいチャレンジは、実は10Xの中にもありまして。人事の採用であるとか、HRBPの話は、今日はあんまりできなかったんですけど、後は人事企画とかですね、山のように機会がありますので、もしご興味があれば私のMeetyなり、10Xのドアをノックしていただけたらなと思ってます。最後広告でおいしい。

渡辺:(笑)。

松尾:失礼しました。じゃあ最後、渡辺さんもお願いします。

渡辺:ありがとうございます(笑)。本日のセッションを聞いてくれたみなさまの中で、登壇者のお二人ご自身や、10X、Chatworkという会社自体にもし興味を持たれたという方がいらっしゃれば、後ほどアンケートとかもあるみたいなので、気軽にその旨回答してみてください。

きっとお二人が、何かいい機会を作ってくれると思いますので、よろしくお願いします。はい、じゃあちょうど45分になりましたので、これをもちまして第1セッション終了とさせていただきます。松尾さん、吉成さん、そしてオーディエンスのみなさま、ありがとうございました。

松尾:渡辺さんもありがとうございました。Q&Aとか最後まで回答できずにすみません。またの機会によろしくお願いいたします。失礼します。

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Sunday, October 30, 2022

かぶとベーコンのサラダ|キユーピー3分クッキング - 日本テレビ

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かぶとベーコンのサラダ|キユーピー3分クッキング  日本テレビ
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冬だけの季節限定サラダ 今が“旬”の野菜を使ったメニューが登場! 【WithGreen】 - PR TIMES

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『スマイルボールとビビンパのサラダ』(左)と『ジンジャーチキンとあやめ雪かぶのサラダ』(右)『スマイルボールとビビンパのサラダ』(左)と『ジンジャーチキンとあやめ雪かぶのサラダ』(右)


■“旬”の野菜ってなにがいいの?季節限定で販売する理由
近年は栽培技術の発達により、1年中おいしい野菜を食べることができますが、季節によって野菜の栄養価は大きく変化します。“旬”の時期は野菜にとって育ちやすい環境であるため、栄養を蓄えやすく、甘味や味の濃さが高まる野菜が多いです。

年中野菜が食べられる今の時代だからこそ、“旬”を味わうこと、季節を感じることを体験してもらいたい、という思いから、季節限定サラダの販売を続けています。今年は地球温暖化の影響で、思うように収穫できない野菜もありますが、できる限り“旬”のおいしさを味わう機会をご提供できるよう、努力してまいります。

今回の季節限定サラダに使用している野菜は「あやめ雪かぶ」と「スマイルボール」です。

「あやめ雪かぶ」は、紫と白の色合いがきれいな小かぶです。ち密な肉質で甘みが強いのが特徴で、10月下旬から収穫できるようになる、まさに今が“旬”の野菜です。

「スマイルボール」は、辛みがほとんどなく、甘味を強く感じられる玉ねぎです。北海道の生産者が生産しており、一般販売はされていない貴重な野菜です。生で食べても辛くないので、通常の玉ねぎよりも大きめにカットしてご提供しています。

■秋のシーズナルメニュー 概要
スマイルボールとビビンパのサラダ

売価 S ¥1,260  M ¥1,310  L ¥1,410(税込)
トッピング:スマイルボール/小松菜ナムル/もやしナムル/人参/玄米/韓国風肉そぼろ
おすすめドレッシング:ごま塩

カロリー(Mサイズ・ドレッシングを除く): 344kcal
タンパク質 17.7g  脂質 11.2g  糖質 41.5g

辛みがなく、甘みの強い玉ねぎ「スマイルボール」は、毎年人気の“旬”の野菜です。コチュジャンのピリ辛な風味が効いた「韓国風肉そぼろ」との相性も抜群です。
玄米も入っているので、しっかり満足感がある一杯に仕上がりました。

ジンジャーチキンとあやめ雪かぶのサラダ

売価 S ¥1,170  M ¥1,220  L ¥1,320(税込)
トッピング:かぼちゃ/塩麹しめじ/人参/あやめ雪かぶ/ジンジャーチキン
おすすめドレッシング:ジンジャー

カロリー(Mサイズ・ドレッシングを除く):167kcal
タンパク質 13.6g  脂質 6.9g  糖質 10.0g

 国産鶏むね肉を使用した「ジンジャーチキン」には、ガリとすりおろし生姜、塩麹がしっかり染み込んでいます。みずみずしい食感の「あやめ雪かぶ」はきれいな紫色が特徴で、冬を感じさせるサラダです。
クリーミーなジンジャードレッシングでお召し上がりください。

■WithGreenについて
当社は、栄養価の高い国産野菜のみを使用した、毎日食べたくなるサラダボウル専門店です。“主食”をキーワードに、一杯で満足できるサラダボウルを提供しています。当社のサラダボウルは、日本の農家が大切に育てた食材を、野菜の特性に沿ってカットし、バランスよく組み合わせています。通常メニュー8種の他、好きな野菜を選んで作る「カスタムサラダ」もご用意しています。また、全メニュートッピングを自由に変更できるため、気分や好みに合わせたサラダをお召し上がりいただけます。

【会社概要】
社名    :株式会社 WithGreen
代表    :代表取締役 武文智洋(たけふみ ともひろ)
本社所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座3-11-3
TEL    :03-6721-6039
URL    :https://withgreen.club/
設立    :2016年
資本金   :5,000万円
従業員数  :40名(2022年現在)
事業内容  :サラダボウル専門店「WithGreen」の運営
E-mail         :press@withgreen.co.jp
公式インスタグラム:@withgreen_official
https://www.instagram.com/withgreen_official/

WithGreenとは   :2016年に設立。『WithGreenの事業を通して、持続可能な未来をつくる』を理念とし、日本でサラダボウル事業を開始しました。炭水化物中心で重飲食ばかりの日本の外食産業を、ヘルシーなものに変えていきたいという思いから本事業を立ち上げました。
現在は関東・関西に18店舗を展開し、今後は、都市圏を中心にサラダボウル専門店を拡大していく予定です。将来的には、今までの日本の「飲食」業界の枠を超え、「農業」「ヘルスケア」まで包括した事業に展開していきます。

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【サッカー・ワールドカップ特集】日本代表・南野拓実、静かに燃える - GQ JAPAN

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「アスリートが『ゾーンに入る』と言いますけど、自分のメンタルのコントロールはいつも意識しています。サッカーを楽しむ気持ちというのは、メンタルのなかでも何割かを占める大事な要素なんです。やっぱり、純粋にサッカーを楽しんでいるときにはいいプレイができているんですよね」

南野は、それが超満員のアンフィールドでも、チャンピオンズリーグのビッグマッチでも、負けたらW杯に出られないという崖っぷちであっても、『足が震えることはない』と、爽やかな笑顔はそのままに、だが言葉に力を込めて言い切った。

「僕は緊張しても別にいいと思っているタイプなんです。いいプレイをするには、自分が何をすべきかにフォーカスするしかないんですよね。どれだけ緊張しても、ピッチの上でやるべきことだけを考える状態であれば、スムーズに体が動きます。そこだけに集中すれば大丈夫、ということがこれまでの経験でわかってきました」

クラブで試合に出ることと、日本代表として戦うことの違いを尋ねてみる。

「クラブチームというのは、プロサッカー選手がプレイする主戦場ですよね。クラブのためにプレイすることにも誇りを感じるのですが、いっぽうで、日本代表の試合は自国のサッカー選手を代表するという責任感が伴います。あと、ワールドカップは子どもの頃からの夢の舞台なんです。僕が小学2年生のときに日韓ワールドカップがあって、それをテレビで見ていたときには、自分があの舞台に出られるとは思ってもみませんでした。でも中学生になった頃、プロ選手を意識するようになってからは、日本代表としてワールドカップに出たいと思うようになりました。11月にワールドカップのピッチに立ったら、夢が叶ったと感じるでしょうね」

サッカー選手としての自分の強みはどこにあるのかと尋ねると、こんな答が返ってきた。

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【ホームゲームイベントレポート】2022ホーム最終戦 エンディングセレモニー - 清水エスパルス

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本日の鹿島アントラーズ戦後、全コーチングスタッフ、全選手が参加して『2022ホーム最終戦エンディングセレモニー』が行なわれました。山室晋也社長、ゼ リカルド監督、権田修一キャプテンが挨拶を行なった後、全員でピッチを一周しながら、ご支援、ご声援いただいたファン・サポーターの皆さまに感謝の気持ちを伝えました。

山室 晋也社長

日頃から清水エスパルスを熱く応援、ご支援いただきまして誠にありがとうございます。また先月の台風15号による豪雨により被災を受けられた多くの皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

今年はエスパルス創立30周年ということで、大きく飛躍する予定のシーズンでした。7月には新国立競技場で、清水エスパルスの史上最多となる、またJリーグでも数年来最多となる56,131名もの入場者を集め、記念試合を開催することができました。地方のクラブが、東京でこれだけ多くの観客を集められたということは、他のサッカークラブや多くのスポーツ関係者の方から驚きを持って迎えられ、エスパルスの大きな存在感を示すことができました。ご来場いただいた皆さま本当にありがとうございました。

そのような多くの皆さまの応援にもかかわらず、本日、このような形でホームゲームを終了することを大変申し訳なく思います。悔しくてなりませんが、まだ1試合あります。札幌で最後の最後まで戦い抜いて、必ず勝利を掴みたいと思います。そして他会場の結果を待ちたいと思います。

そもそも清水エスパルスはこのような残留争いに巻き込まれるようなチームではありません。本当のエスパルスは、こういうチームではありません。このままでは終われません。必ず強いエスパルスを復活させたいと思います。ですから、皆さんどんなことがあっても、エスパルスを見捨てないでください。必ずエスパルスを最後の最後まで強い意思で戦い抜く、そして強いエスパルスを復活させたいと思います。復活させなければいけないと思います。これから、我々は全力で皆さんの信頼を取り戻すべく精進してきたいと思います。それを信じて、これからも引き続きエスパルスを応援し続けていただきたいと思います。これからもエスパルスをよろしくお願いいたします。今シーズン、本当にありがとうございました。

ゼ リカルド監督

皆さん、こんにちは。この場で言葉がなかなか多くの言葉が出てきません。ですが、私の心から出てくる言葉は、まずは皆さんに対する感謝の気持ちです。選手、スタッフ一同を代表し、皆さんに感謝いたします。皆さんには1年間通して、熱く、エネルギッシュに我々をサポートしてくれまして本当に感謝しています。

その次に私の心から出てくる言葉としては、皆さんに対して歯がゆい気持ちです。申し訳ないと思っています。このホーム最終戦という場で、皆さんを幸せな気分にさせてあげられなかったことを非常に悔しく思っています。我々はここで諦めません。まだ歯を食いしばって、ハードワークを続けていきます。このリーグ最終戦、必ず結果をものにして望みをつなぎたいと思っています。

この試合は終わりましたが、次の週もしっかりと我々のハードワークを見てください。必ず札幌戦で勝利します。ありがとうございます。

田 修一選手

今日は勝って挨拶をする気だったので、今この状況で何を話せば良いのか分からないというのが本心です。昨年僕が入ってから、アイスタにお越しいただいているたくさんのオレンジ色のサポーターの方々には、悔しい思いしかさせていないなと。それが申し訳ないという言葉で片付けて良いのか分からないくらい、本当に心苦しいです。街で皆さんに会うと「頑張ってください。応援しています」と、僕だけではなく、選手はみんなそのように声をかけてもらっていると思います。

昨日、エスパルスのサポーターの方が7名、今シーズン入場禁止という処分を受けたというニュースを見ました。それを見たときに、他人事だと全く思いませんでした。なぜその方たちが処分されたかというと僕らが結果を出せないから。僕らのために、もう1つ何かをしようという思いが、現在禁止されている違反行為に走ってしまったのか。だとしたら、それは勝てない僕らの責任です。

こんな頼りないキャプテンのもと、ここにいる選手たちは頑張ってくれました。僕自身2年間キャプテンという立場を通じて、自分の物足りなさ、自分の力のなさを痛感しています。ただ、僕ができることは前を向いて戦うことしかできません。あと1試合、エスパルスのキャプテンとして、あと1週間このメンバーを引っ張って、札幌戦で、今の状況を考えたら難しいミッションかもしれませんが、まずは全員が信じてやらないと絶対に前向きな結果にならないと思っています。札幌に応援に来ていただける方、家でDAZNで応援していただける方、色々な方がいると思いますが、ぜひ僕らに力を送ってください。

皆さんの拍手というのは、僕らを励まし、前向きにさせてくれます。今日はブーイングかなと思っていました。それくらい、僕らは責任を持ってやっています。それを信じて、あと1週間、ぜひ僕らを後押ししてください。そのままストレートで残りたいですが、プレーオフで帰ってくる可能性も十分あると思っています。そうなった時は、ここアイスタで、最後皆さんに勝って残留する姿を見せられるように。そうなった場合はあと2週間ですが、みんなで頑張るので、応援よろしくお願いします。

最後になりますが、このコロナ禍で、皆さんまだマスクをされていて、いろいろな制限がある中、多くの方がルールを守って、今日も1万6千人以上、前回のダービーも1万8千人くらいの、たくさんの方がスタジアムに足を運んでくれたことを感謝しています。

今年、エスパルスのスタッフの佐々木さんという方が、スタジアムを満員にするプロジェクトで僕らと一緒に、どうやったらスタジアムで皆さんに楽しんでもらえるかを考えてくれていました。その佐々木さんが先日亡くなってしまいました。来年のユニフォームは、その佐々木さんが最後にやった仕事です。ぜひ来年のユニフォームを楽しみに、そして僕らはJ1で着れるようにあと1試合、札幌で戦ってくるので、応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。1年間ありがとうございました。

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Saturday, October 29, 2022

〈まいにちレシピ〉焼き野菜のサラダ | さんにちEye 山梨日日新聞電子版 - 山梨日日新聞

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【旅サラダ】新たな旅情報の Web サービス『旅サラダ PLUS』が 10/29(土)スタート! - CNET Japan

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長寿番組「朝だ!生です 旅サラダ」がまもなく 30 周年!
新たな Web サービス『旅サラダ PLUS』10/29(土)スタート!

毎週土曜あさ 8 時から全国ネット(ABC テレビ・テレビ朝日系 24 局+RKC,YBS,FBC)で放送中の
地上波番組「朝だ!生です 旅サラダ」は、2023 年で番組放送開始から 30周年を迎えます!

約 30 年間積み上げてきた旅番組としてのパワーを生かして、
そしてこれからの 30 年を見据えて。

地上波番組だけに留まらない、
「旅」を軸にした新しい Webサービス『旅サラダ PLUS』をスタートします!

番組で紹介する情報はもちろん、
『旅サラダ PLUS』だけでしか見られない特別な動画やオリジナルの旅関連記事を発信!
テレビの視聴者だけでなく、「旅行」「グルメ」「レジャー」など
様々な角度から「旅」に興味を持ったユーザーの皆様に楽しんでもらえる、
総合的な〝旅関連情報サービス〟を提供していきます。

■ 『旅サラダ PLUS』サイト情報
リンク

10/29(土)よりスタート!
番組で紹介する情報だけでなく、オリジナルの旅情報も発信!
WEB サイトがオープンする 10/29(土)には、
「朝だ!生です旅サラダ」の番組内で新コーナー「ロコレコ!」がスタート。

毎月1回放送するこのコーナーでは、 旅人となる出演者が各地を巡り、
ロコ(=地元の人)を訪ね、町の魅力をレコメンド(=オススメ)を聞き出します。

“ロコ”だからこそ知る地元のスポットや文化、グルメを紹介。

記念すべき第1回は、女優の大友花恋さんが和歌山県湯浅町で3人の“ロコレコさん”
にオススメを教えてもらいます。漁師の奥さんがオススメするのは、町の名産で今が旬の「しらす」。
しらすを使った珍しい料理とは?そのほか、湯浅町に生まれ育った青年に愛される「たこ焼き屋さん」や、6年前に移住した女性がオススメする、移住するきっかけになった「湯浅湾のサンセット」を紹介します。

また、この放送の未公開映像やオリジナルの旅情報を、
WEB サイト『旅サラダ Plus』内で公開!
番組と WEB サイトがコラボした、より「旅」を深く掘り下げる新サービスに是非ご期待ください。
(次回の地上波放送は 11/26(土)、女優の伊原六花さんが岐阜県養老町を訪れる予定)

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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Friday, October 28, 2022

冬が旬の野菜を使用「旬を味わうサラダ紅芯大根やケール」期間限定で販売 サラダクラブ - 農業協同組合新聞

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サラダクラブは11月1日~2023年1月25日、冬が旬の紅芯大根 とケールを使った「旬を味わうサラダ紅芯大根やケール」(97g/213円・税込)を期間限定で発売する。

旬を味わうサラダ 紅芯大根やケール・アレンジレシピ「雪降るリースサラダ」旬を味わうサラダ 紅芯大根やケール・アレンジレシピ「雪降るリースサラダ」

「旬を味わうサラダ紅芯大根やケール」は、旬の野菜を使った2~3人前の「旬を味わうサラダシリーズ」の冬季限定商品。グリーンリーフレタスなどのリーフをベースに、冬に旬を迎える国産の紅芯大根とケールを組み合わせた。紅芯大根は鮮やかなピンク色とシャキッとした歯ごたえが特長で、旬の紅芯大根は特に色鮮やかで美しく、みずみずしさが味わえる。ケールは葉のふちが細かく縮れたカーリーケールを使用しており、苦味が少なくサラダで美味しく食べられる。

鍋料理が多くなり、淡色野菜の摂取が多くなりがちな冬の時期に、手軽に緑黄色野菜を取り入れられ、見た目にも華やかなでクリスマスやお正月など特別な食卓にもおすすめ。

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激辛Emyli先生のスパルタ指導に涙...「ボーカル部門」満場一致で1位を獲得したのは!?:Drea... - テレビ東京

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エンタメ

テレ東

2022.10.29 ~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z

dreamerz_20221028_01.jpg【配信終了:2022年11月20日(日)】

Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」(毎週日曜夜9時放送)。10月23日(日)の放送は、LDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」男性部門の第二章、「ボーカル部門」の課題チェックと現時点でのボーカルランキングが発表された。

「ボーカル部門」Emyli先生のスパルタ指導


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敗者復活組の13人に、すでにプロで活躍する者や別のオーディションから選抜された9人が加わり、22人で行う「iCON Z第二章」。候補生が1ヵ月に及ぶ強化合宿の成果を披露し、プロデューサー陣による課題チェックが行われた。パフォーマンスや合宿中の取り組み方・成長率などを加味し、ランキング付けをするだけでなく、結果を参考に新グループが編成されるという。デビューを掴めるか否かは個人ではなくグループ単位ということだ。

課題チェック1ヵ月前、「ボーカル部門」にエントリーした11人に課題曲が発表された。PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEの曲の中から、アンニュイな色気が求められる「Hotline」と、アップテンポな「Choose One」、2曲のうちどちらか好きな方を選択。得意ジャンルで勝負するか、意外性をアピールするか...候補生たちは選曲にも頭を悩ませる。

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ボーカル部門の特別講師として、「iCON Z」ガールズグループ部門で厳しい指導を見せてきた日本有数のボーカルトレーナーEmyli先生が登場。泣く子も黙るスパルタ指導で有名なEmyli先生の「私は本気だから。本気で君たちを育てたいと思ってる。君たちもぶつかってこないと。ガチで」との言葉に、候補生たちの身も引き締まる。

Emyli先生による個人レッスンがスタート。トップバッターは敗者復活組の中でも実力者の遠藤翼空(18歳)。課題曲が発表されたのがレッスン前日ということもあり、歌詞を見ながら歌う翼空に、Emyli先生は「1コーラスどうして暗記できなかった?アーティストって時間ないんだよね。昨日もらったならフルコーラス覚えるくらいの勢いじゃないと、生き残っていけないと思うよ、この業界」とアーティストの世界の厳しさを突き付ける。その後もマーク エイロン、山本光汰ら歌詞を覚えてきれていない候補生が続出...ついにEmyli先生に火がついた。


Emyli先生は、沓野広翔(20歳)に「アーティストとして、どういう風に自分を見てもらいたいのかというレベルにいってない。どうすればいいか私はわからない」と厳しいダメ出し。予定時間の半分にも満たないうちにレッスンが終了してしまう。沓野は「歌を3年近くやってきたのに、ここまで自分ができてないことが悔しい」と涙。夫松健介やギレルメ マサユケ トマジ 西村が駆け寄り、なぐさめる場面も。

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中にはパフォーマンス指導にまで進めた候補生も。夫松健介(19歳)のパフォーマンスを見て「いいじゃん」とEmyli先生。「歌だけじゃなくどういう風に見せるかが大事。"そんな俺が好きなんでしょ?"って、こういうところでウインクとかすると、ハッ♡ってなるわけよ、女は」と一歩進んだ指導を。

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続いて、プロとして活動するコーラスグループ「DEEP SQUAD」メンバー3人。杉山亮司(26歳)は認められ指導を受けたものの、宇原雄飛(うはら ゆうひ/21歳)と比嘉涼樹(ひが すずき/27歳)は歌詞を覚えきれておらず、Emyli先生も「ダメだね、これ」とバッサリ。EXILE ATSUSHI主宰のオーディションでグランプリを獲得した佐々木陸(22歳)も同様で、Emyli先生は「期待してた自分がバカだったかも」と肩を落とす。

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数日後に行われた2度目のレッスンでは、敗者復活組が見違えるようなパフォーマンスを披露。中でも急成長したのが、前回涙を飲んだ沓野広翔。Emyli先生も「めっちゃいい声してるじゃん。すごく声出るし、前回見た時と別人じゃん。最高じゃん!」と絶賛。

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しかし、DEEP SQUADの3人は、「普通だね。見ててつまんない」「とりあえず歌ってますって感じ」「このオーディションに受からなくても、DEEP SQUADというホームがある。だから100%を出し切ってる感じがしない」と辛辣な言葉が飛ぶ。

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Emyli先生は、急成長した沓野にみんなの前でパフォーマンスを披露させる。それを見た杉山亮司は、言葉も出ずその場を立ち去る。DEEP SQUADの3人に問われたのは、このオーディションへの本気度。想像以上に厳しいEmyli先生の評価に、プロとしてのプライドが崩れ去ってゆく。

ボーカル部門課題チェック1位は?


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そして迎えたボーカル部門課題チェック。佐々木陸が欠席のため、10名が全力でパフォーマンスを披露。プロデューサー陣や講師陣、スタッフたちも加わり、ランキングを決定。5位は該当者なしのため、上位4名が発表された。満場一致で1位を獲得したのは!? 10名のパフォーマンスと結果は、期間限定無料配信中の「ネットもテレ東」で!

次回はダンス部門の課題チェックと個人ランキングを発表!

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Wednesday, October 26, 2022

「すぐやる」の代償で詰まないための“あとまわし戦略” 子育て中エンジニアが語る、残業なしで成果を出すタスク管理 - ログミーTech

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小堀氏の自己紹介

小堀輝氏:タイトルは「残業なしで成果を出すための“あとまわし”戦略」としました。まず簡単に自己紹介などをさせてください。もともとはIT業界ではない仕事から始めて、途中からIT業界にキャリアチェンジしました。

5年ほど仕事をして、結婚、子どもが生まれる経験をして、子どもが生まれた後にコドモンに転職をしました。コドモンではちょうど1年ほど働いて、これから2年目に突入しようとしています。

コドモン入社前後の働き方

本題に入る前に、自分のキャリアの変遷みたいなものを簡単に紹介できればと思います。まずコドモンに入るまでどんなふうに働いていたかというと、もう「とにかく仕事がすべて」という働き方をしていました。

なので、時間は無限にある、制約はないと思っていて、とにかくたくさんの業務がありました。それをたくさんの仲間と一緒にやって、終電まで仕事をして、気がついたら終電が終わっていて、帰れないみんなと一緒に飲み会して、歩いて家に帰って、また翌日仕事場に行くような感じでした。労働時間としてはとんでもなかったんですけれども、それも楽しい時間だったなと思います。

しかし、子どもが生まれてからは当然そういう働き方はできず、定時で退社する働き方に変えました。変えたのですが、そこでのギャップがあまりにも大きく、子育てと仕事の両立ができる環境を探して、転職活動などを始めていきました。

そういったライフステージに合った働き方を探した時に、コドモンを見つけてそこに入ったのですが、そこからどう変わったかも簡単に紹介させてください。

コドモンで一番驚いているのは、2年目にしてまだ驚いていますが、とにかく残業がないことにびっくりしています。

今は8時に子どもを送って8時半から仕事をして、17時半に仕事を終えて18時に子どもを迎えに行って、それからご飯を作ってお風呂に入れて寝かしつけてみたいなことをやっていて、とてもスムーズに働けています。

また、子育てしているエンジニアがとても多いと思っています。子どもが病気で休む時にも「あ、それ大変だね」みたいに、けっこうすんなり理解してもらえるのがありがたいなと思っています。

また、残業がないのと一緒ですが、子どもがいるから働く時間が短いとか、いないから働く時間が長いということもなく、特に何も変わらないので、「子どもがいるからこのキャリアを諦める」みたいなことは1ミリも考えずに済んでいるのが、とてもありがたいと思っています。

そんな感じで、コドモンは自分の場合はメチャクチャ適した会社だったので、興味があればぜひカジュアル面談などを受けに来てくださいという簡単な宣伝でした。

セッションのテーマは“あとまわし”

ここから今日話したいことに移ろうと思います。今日ここに来ている方々は、絶対に何かしら時間的な制約を受けながら仕事をしているんじゃないかと思います。

これは子どもがいようがいまいが、結婚していようがしていまいが、1年目だろうが10年目だろうが、だいたいみんな同じだと思います。やりたいだけ時間をかけて何かをすることは難しい状況ですよね。

そんな中で「じゃあどうやって成果を出していくか」ということで、自分が考えていることを紹介できればなと思います。

具体的には時間を管理する、例えば、無駄な時間をカットしようとか、あるいは1個1個の仕事をスピードアップしようとか、そういう話ではなく、「どんなタスクをやっていくか」というタスク管理術に関して語ってみたいと思います。

テーマは“あとまわし”という言葉です。

“あとまわし”という言葉を聞くと、「あとまわしは基本的に良くない。すぐやるほうがやはりいいよね」となります。“すぐやる”ということは、けっこうポジティブな言葉として捉えられていることが多いかと思います。

もうすごく古いですが、市役所にも「すぐやる課」というものが一時期あったりもしました(笑)。そんな感じで、“すぐやる”のはいい意味に捉えられがちですが、このプレゼンの中ではすぐやることのデメリットも紹介したいと思います。

“すぐやる”のデメリット

具体例を見ていこうと思います。例えば「仕事中にSlackが飛んできたのですぐにそれに返答してあげた」とか、あるいは「同僚から実装の相談を受けたからその場で一緒に相談に乗って解消できた」とか。「実装中に直すべき箇所を見つけ、早く直しておかないといけないなと、忘れてしまう前に修正した」ということはよくやるんじゃないかなと思います。

これらは決してどれもやってはいけないことではありません。むしろその場では賞賛されること、「ありがとう」と感謝されたり、「その行動力は素晴らしいね」と褒めてもらう機会もたくさんあるんじゃないかと思います。

(スライドを示して)ただ、観点を変えて見てみると、こういうふうに見えるのではないでしょうか。すぐやったり、その場でやったり、サクッとやったりした結果、もともとやりたかったこと、もともとやろうと思っていたことが、どんどんあとまわしになっているということです。

つまり、“すぐやる”ということは無限にできるわけじゃなくて、必ず代償があって、すぐやった結果、何かがあとまわしになっているということです。

もともと計画していたことは、計画していたんだから、きっと大事なことだったんです。でも、“すぐやる”ことによって進まないかもしれない。これが積み上がっていくと、「なんかメッチャ忙しかったんだけど結局今週何やったんだっけ?」みたいなことになりがちだということです。

特に自分のように子育てをしているエンジニアからすると、残業という選択肢がないので、“すぐやる”ことをやってしまって詰む確率みたいなものが特に上がってしまいます。

“あとまわし”の使いどころ

では“あとまわし”をどこで使うべきなのかということです。先ほど紹介したように「“すぐやる”ことによって何かがあとまわしになってしまった」「計画していたことがあとまわしになってしまった」というのではなく、“あとまわし”はこういうふうに使うといいんじゃないかというのを紹介します。

(スライドを示して)それは今日中にやらないという工夫です。どういうことかというと、突発的な仕事のほとんどはすぐやる必要もないし、「なんならこれは今日やらなくてもいいんじゃない?」ということです。ほとんどの突発的な仕事はそうじゃないですか? という発想があります。

なので突発的なタスクが入ってきても、「本当にすぐやらないといけないのか」「その場でやらないといけないのか」を、一呼吸おいて考えることが重要だという発想です。

先ほどの事例に照らし合わせてみましょう。「仕事中にSlackが飛んできたからすぐ返すのではなく、翌朝に再通知される設定だけして計画的な仕事を続けた」とか、あるいは「実装の相談を受けたけれど、その場ですぐOKよと相談に乗るのではなく、カレンダーを見直して、登録して、後日一緒に解決する」とか。「リファクタリングすべき箇所を発見しても、すぐ直したい気持ちをいったん堪えて、イシューを起票するまでにして次にまたやる」といった感じです。

こんなふうにしてしゃべるとメチャクチャ簡単なように聞こえますが、実際はなかなか難しいと思います。やってしまいたくなる気持ちが強いからです。「どうしてもすぐやりたい」と考える人もたくさんいるんじゃないかなと思います。

私も「あとまわしの使い方」をこうやって紹介していますが、実際はすぐやる魅力というか、魔力によく惹きつけられてしまいます。

「突発的にきたそのタスクは明日でもいいんじゃないか?」

最後に、軽く結論をまとめさせてください。今紹介した“あとまわし”というキーワードですが、これを上手に使うために、次の点を意識しましょうというのが結論です。

(スライドを示して)それは、突発的なタスクをすぐやるために計画されていたタスクをあとまわしにするのではなく、計画しているタスクに取り組むために、突発的なタスクをあとまわしにするということです。

具体的には、「その突発的にきたものは明日でもいいんじゃないか?」と考えてみることです。時間に追われている方は、ぜひ“あとまわし”を少し活用してみてはいかがでしょうかというプレゼンでした。

ご清聴どうもありがとうございました。以上です。

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Tuesday, October 25, 2022

日本代表・流大が見たテストマッチ前哨戦 「勝つチームと勝たないチームの違い」とは。 - RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)

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 復帰して初めて先発した試合を、白星で飾った。

 ラグビー日本代表の流大は、10月14日、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで「JAPAN XV」名義でぶつかったオーストラリアAとの3連戦3試合目に背番号9をつけて68分間、出場した。

 共同主将を務める予定だった今夏の代表ツアーは病欠も、秋の候補合宿から再出発していた。今度のシリーズ最終戦では、序盤から用意されたサインプレーを首尾よく運用。前半29分までに28-7とリードを広げた。

 接点に駆け寄ってパスをさばくのがSHの役目とされるが、この日は流が接点から球をもらうシーンもあった。本人は「どこにスペースがあるか、ブレイクダウン(接点)がどうなっているか、レフリーの特徴を見ながらやっている感じです」と振り返った。

 戦術理解度と統率力が真骨頂。かねて自ら話していた。

「僕のよさって、本当に周りに伝わりにくいと思うんですよ。僕自身もそれを望んでいるというか…。他のチームやファンの方に伝わらなくても、『僕が〇〇をやっているからチームが動いている』ということを自チーム内のスタッフや選手がわかっていればそれでいい」

 果たして52-48でシリーズ初白星。チーム選定の優秀選手となった。しかし、流自身は控えめだった。

「プレーには満足できていなくて。ただ、SHは勝たせるポジション。勝てたことだけが僕の評価かなと」

 チームは後半13分までに45-24と勝負を決定づけながら、終盤にはエラーや反則で自らの首を絞めていた。対するオーストラリアAの持つ推進力を引き出してしまい、失点を重ねた。

 流が途中出場していた過去2戦でも、試合終了間際に失点した。いずれも惜敗している。

 3連戦の収穫と課題は。グラウンド内外でリーダーシップを発揮する30歳は、試合直後の取材エリアで述べた。

「勝つチームと勝たないチームの違い(がわかった)。勝つチームというのは、スコア、時間帯、レフリー、どんな状況で何が起きているかを理解できているチーム。1、2戦目では僕らがそれを理解していなくて、自分らで勝利を手離した。そこを学べたのが収穫です。課題は——きょう(14日)のビデオを見ていないので一概には言えないですが——僕たちがリードして試合的に勝つ雰囲気になった時に、(いかに)相手のモメンタム(勢い)を止めるか、かなと」

 一般論として、試合でリードしている時は手堅く戦うことが求められる。

 レフリーがそれまでどんな反則に厳しいかを把握したうえで、規律を保つ。こぼれたボールを確実に抑え、確実に陣地を取る…。

 このような作法は、各国代表クラスの選手であればほぼ理解しているだろう。ただ、圧力のかかる国際試合でそれを遂行しきれるかには個人差が生じる。特に、キャリアの浅い選手が余裕を失うケースは少なくないような。

 2019年のワールドカップ日本大会で初めて8強入りした日本代表は、来秋の同フランス大会へ選手層を広げている。いまは積極的に新戦力を登用しており、今度のメンバー23名中15名がワールドカップ未経験者だ。

「それ(失敗や試行錯誤)は、経験するしかないので」と流は続ける。

「若い選手がいっぱい経験できて、いいシリーズだったと思います。この3連戦だけにフォーカスするのではなく、今後も見据えないといけない。すぐに結果が出ないことを、僕らは理解しています。ただ、この1勝2敗という結果には満足していないので。まずこの学びを活かすのは次のオールブラックス戦。次、次と、仕事が来るので、そこに向かって…という感じです」

 10月29日、東京・国立競技場で「オールブラックス」ことニュージーランド代表とぶつかる。成長の跡を示したい。

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誰よりもチームに寄り添う男から見た『天皇杯日本一への軌跡』。ヴァンフォーレ甲府・小野博信広報インタビュー | footballista - footballista

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“超劇的”な展開で天皇杯の決勝戦を制し、日本一に輝いたヴァンフォーレ甲府。J2では苦しいシーズンを過ごしていたチームが、J1の強豪を次々になぎ倒して掴んだクラブ初のタイトルは、多くのサッカーファンの感動を呼んだ。この奇跡とも形容したくなる栄冠には、どのような流れとそれを取り巻く人々の想いがあったのか。2013年からヴァンフォーレにフロントスタッフとして在籍し、現在は広報を務める小野博信に、誰よりも近くで見た『日本一への軌跡』を語ってもらった。

「『この映像はクラブの財産として絶対に残さなくてはいけない』と思っていた」


――天皇杯の優勝、率直にいかがでしたか?

 「オミさん(山本英臣)がPKの5番目でゴールに歩いて行った瞬間に、『あ、これが決まったら優勝じゃん』というところでいちばん実感したというか、それまでは不思議と決勝まで勝ち上がっていることさえも実感がそこまでなくて、結構冷静に見られていたんですけど、その瞬間から『ああ、本当に日本一を獲っちゃうんだ』って。それでPKが決まった瞬間に、自分の感情が爆発しましたね。『チームが凄いことをやったんだ』と気付かされました」


――そこまではあまり現実味がなかったんですね。

 「今までヴァンフォーレの歴史上、ベスト8で何度も弾き返されていたんです。僕も甲府で働くようになって、ルヴァンカップと天皇杯でベスト8は経験した中で、5回目の経験で初めて勝ったんです。アウェイの福岡で勝って、その時はメチャメチャ嬉しかったんですけど、『まあ、そうは言っても次は鹿島かぁ……』というぐらいの感じで粛々と時間は経って行きました。でも、準決勝は鹿島に『え?本当に勝っちゃった!甲府凄いじゃん!』って」


――それが素直な感想でしょうね。

 「はい。そこから決勝に向けて準備しなくてはいけない仕事がたくさんあって、当然取材を受けたり、選手の家族も含めたチケットの手配とか、そういうことをやりながら遅くまで仕事することが増えていったんです。どちらかと言うと、『決勝に向けての準備を完璧にしなくては』というところで時間が経っていって、試合当日も会場に朝イチで行って、『セレモニーの段取りはこういう感じですよ』と説明を受けて、『ああ、決勝ってこういう感じか』と。気付いたらもう選手は来ますし、キックオフの笛が鳴って、選手がプレーし始めて、『ああ、本当に決勝なんだ』と思っていたらサンペーくん(三平和司)が点を獲って、『え?先制してる!』って(笑)。でも、そこから延長に入って、PK戦に入って、オミさんが5人目のキッカーで歩いている時に『ヤバい。涙止まんない』って。『本当に日本一を獲るんだ』って。それが準決勝を突破してから優勝までの率直な感覚です」


――優勝が決まった瞬間に、小野さんが一番最初に考えたことってどういうことでした?

 「僕はまず、『これを映像で残したい』と思ったんです。だから、もう携帯を片手にみんなの近くに行って、喜びが爆発している瞬間を何とか押さえなくてはと。僕も最初は泣きながらでしたけどね(笑)。そこはちゃんと仕事をしようと思いました。本当はルール上、撮ってはいけないはずなんですけど、『この映像はクラブの財産として絶対に残さなくてはいけない』と思っていたので、ホイッスルが鳴った瞬間にピッチに入ってしまって……。もう映像に収めることに必死でした。何かに使わなくても、クラブの歴史として絶対残しておくべきだと。何十年も先にこのクラブで働く人たちが、ヴァンフォーレ甲府にはこういう歴史があったということを知るための資料として、残さなくてはという想いでした」

甲府が公式YouTubeチャンネルで公開している映像記録「天皇杯決勝完全レポート」

集まるメディアからの注目。高まるチームの雰囲気


――小野さん、メチャメチャテレビ映ってましたからね(笑)。決勝に向かうまでのチームのことを聞かせてください。試合の1週間前ぐらいの雰囲気はいかがでしたか?

 「まず準決勝に向かう週ぐらいから、チームの練習での緊張感が高まった気がしました。準決勝までの1週間と、決勝までの1週間は凄く雰囲気が似ていて、選手たちの充実感が伝わってきました。『ちょっといつもと違うな』って」


――具体的にはいつもとどう違ったんですか?

 「シンプルに達磨さん(吉田達磨監督)の選手に要求する声が格段に増えましたね。達磨さんの今シーズンを見てきた自分からすると、それまではちょっと抑えている感じがあったんです。でも、達磨さんも本気で天皇杯を獲りに行っていて、自分の持っているものを選手にすべて伝えて、選手も高い集中力でプレーしていましたし、『オレたちやったりますよ!』って感じで、そこはいつものリーグ戦以上に感じましたね」


――試合の2、3日ぐらい前の雰囲気はいかがでしたか?

 「やっぱり僕らがJ2で決勝に行くということで、ありがたいことにメディアの皆さんの注目度も上がって、各社各紙の取材依頼が多かったので、決勝の週のオフ明けの日に、練習終わりで対面とオンラインの記者会見をやったんです。現地にもかなりの数のメディアの方に来ていただいて、それで選手たちも『おっ!こんなに注目されてるんだ』って思ったんじゃないかなって。メディアの皆さんのおかげもあって、緊張感が出たと思いますね。ただ、僕たちは1年中良い雰囲気の練習をしていたので、これは嘘でも何でもなくて、7連敗していても雰囲気は悪くなかったですけど、そこにプラスで充実感がみなぎっていました。選手たちも『オレらいい感じだな。J1も倒せるんじゃない?』っていう感じを、僕は練習から受けていました」


――広報という立場で決勝へ向けて考えていたことはありましたか?

 「あれだけ露出してもらえましたからね。会見も実際は対面だけでという話もあったんですけど、その日がたまたま水曜日で横浜F・マリノスの優勝が懸かった試合があったんですよ。それがあって『今回は行けません……』というメディアの方たちもいらっしゃったので、ウチはまだ決勝までに時間がありましたし、鷹野(智裕)広報部長も『オンラインもやった方が親切だよね』という素晴らしい提案をしてくれて(笑)、オンライン会見も開いたことでいろいろな記事も書いて戴けました」

インタビューに応えてくれた小野広報(右)と、鷹野広報部長(Photo: Ventforet Kofu)


――それは素晴らしいですね。

 「でも、僕自身は選手に対してもいつもと変わらない接し方を心掛けていました。『準決勝だぞ!』『次は決勝だぞ!』『絶対勝つぞ!』みたいに焚きつけることはしないようにしましたね。選手たちをあまり緊張させないように『スゲーなあ』ばっかり言っていた気がします(笑)。『みんな、スゲーなあ』って」


――普段の環境を保つということですよね。

 「はい。そこだけは自分の中でちょっと気を付けていたかなと。特別なんですけど、特別だと思わせないようにというか、彼らには彼らで大事にしている雰囲気があるので、そこは考えていました。メディア対応はやってもらいましたけど、波ができないようにとは心掛けていました」


――小野さんご自身が決勝までの1週間で特別にやったことって何かありましたか?

 「1つ思ったのは『願掛けは絶対やらないようにしよう』って。もちろん勝ちたいですけど、こういう時だけ神様にお願いしてもなあと。チームがなかなか勝てない時に『お墓参りとかやった方がいいんですかね』とメディアの人と話していたら、記者の方が『国見の小嶺先生は「オマエらは勝ちたい時だけ神様にお願いしに行くのか。むしろ負けた時に行くんだ」って言ってたぞ』って。それが自分の中に凄く刺さったので、『オレも平然としていよう』と。ただ、実際に決勝まではとにかく仕事が多くて、どう準備するかで精一杯になっていたというか、その忙しさが余計なことを考える暇を与えてくれなかったかなとも感じますね。でも、家に帰ってベッドに入ったら『いやいや、天皇杯の決勝だぞ』って思ってしまって(笑)、正直ドキドキはしていたんですよ。この先もサッカー界で生きていたとしても、もしかしたらもうこんな経験はないかもしれないなって。スパイクを履いて、ピッチに立つわけではないですけど、こういう立場であの舞台に立てることはとにかく光栄ですし、選手や監督に与えてもらったこの機会を大事に、そして感謝しようと思っていました」

頼もしさを感じたスタンドのヴァンフォーレサポーター


――決勝当日の小野さんはどういうスタートだったんですか?

 「朝5時半に甲府を出て……」


――朝の5時半!(笑)

 「はい(笑)。運営担当の植松(史敏)さんと前村(幸樹)さんとグッズ担当の鷹野(祐菜)さんは“コレオ”の作成とグッズ売店の準備があって、僕は8時45分から表彰式のミーティングがあったので、それに間に合うように会社から4人で車に乗り合わせて、5時半に甲府を出発して現地に入りました」


――そうすると選手たちと合流したのはチームがスタジアムに入ってきた時ですか?

 「そうですね。チームはキックオフ2時間前に会場に入ってきたので、そこでその様子を動画で撮りながら、ハイタッチして迎え入れた感じです」


――その時の選手たちの雰囲気はいかがでしたか?

 「それがもっとガチガチで来るかなと思っていたら、意外にいつも通りだったんです。『あれ?』って。なかなか経験したことのないような状況が揃った会場なのに、みんな普通に入ってきたので、『メンタル凄いなあ』って。ウチは若い選手が多いので、良い意味での鈍感力なんですかね。いつもと何ら変わらなくて、『おお、いい感じ!』と思って見つめていました」


――頼もしい選手たちですね。

 「頼もしいですよ。それこそ(長谷川)元希とかマサ(関口正大)、須貝(英大)たちは大学時代に日本一を獲っているので、勝者のメンタリティを兼ね備えていたり、そういう舞台にも慣れているのかなとも思いました。実際に選手と振り返ったりはしていないので、緊張していたかもしれないですけど(笑)。マサや須貝など、甲府の若手選手は素直ですし、自分にベクトルを向け続けられるので、立派でしっかりしています」


――試合直前のミーティングの雰囲気はいかがでしたか?

 「僕もロッカールームに入っていたんですけど、みんなメチャメチャ気合が入っていました。達磨さんも『この舞台、この雰囲気、全部楽しんで!やってこいよ!』って」


――メンタル的な部分の声掛けですね。

 「今年の達磨さんはあまり戦術的なことを言わない日もありますし、普段のミーティングも最初に戦術的なことを『ポイントはこの3つだ』みたいにスパッと話して、『じゃあ行こう!』という感じなので、結構時間が短いんですよ。シンガポール時代の経験を踏まえて、あえて伝え方をシンプルにしているのだと思うんですけどね。だから、ウチはロッカーアウトが意外に早いんです(笑)。決勝の日も戦術的な話を少しして『ラスボス広島!思い切って倒しにいこうぜ!』というメンタル的な話をしていましたね」


――スタンドのヴァンフォーレサポーターもヤバかったですね。

 「ヤバかったです。衝撃的でした。2階席までメチャメチャ人がいましたね」


――あれは選手もそうですけど、クラブスタッフの方々もメチャメチャ嬉しかったんじゃないかなって。

 「メチャメチャ嬉しかったです。たとえばJ1の頃に味スタや埼スタ、日産でやると『今日はウチのサポーターが2000人も来てくれました』ということはありましたけど、それでも『たくさん来てくれたな。嬉しいな』と思っていたんです。でも、それを遥かに超えてきましたね。『アウェイの浦和レッズサポーターか?』って(笑)。それぐらい衝撃的でした。『こんなに来てくれるんだ』って。本当に感動しました」


――2万人ぐらいの方がいらっしゃったんですよね。とんでもない数字です。

 「試合の2日前ぐらいにチケットの販売状況が知らされて、『甲府側のスタンドはこれぐらい出ていますよ』というデータが出ていたんですけど、その数字がとてつもなかったんです。『これはエラいことになるんじゃない?』と話してはいたんです。それで実際にお客さんが入ってきて、ピッチ内アップでスタンドを見た時に『これはヤバい』と。『こんなに来てくれたんだ』って。メチャメチャ頼もしかったですよ。『これで選手たちが奮い立たないわけがないな』って思いました」

「オミさんのハンドで取られたPKで負けてもしょうがないじゃん」


――試合は三平選手が先制ゴールを決めて、リードした状況で前半を終えました。ハーフタイムのロッカールームはどんな様子でしたか?

 「印象に残っているのは、選手たちが興奮していたんです。選手間で話がずっと続いていて、みんな燃えたぎっていたというか。そこにいた達磨さんはちょっと様子を見ていました。もちろん勝っていますし、それぞれお互いに問題点を話し合っていて、ちょっとしたら達磨さんが『ちょっと落ち着け』と。『いいぞ。今オマエらがロッカーの中で話していることを、後半のピッチでお互いに良い要求として続けていこう。マジでタイトル獲るぞ!走り切れ!』とシンプルに送り出しました。選手間の熱気は凄かったですね」


――そして延長からとうとう山本選手が登場したにもかかわらず、信じられないハンドがあったわけじゃないですか。小野さんはあのシーンをどう見ていましたか?
……

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土屋 雅史

1979年8月18日生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社。学生時代からヘビーな視聴者だった「Foot!」ではAD、ディレクター、プロデューサーとすべてを経験。2021年からフリーランスとして活動中。昔は現場、TV中継含めて年間1000試合ぐらい見ていたこともありました。サッカー大好き!

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泣き疲れた2歳娘、パパの背中はヨダレと涙のシミだらけ→それを見た母は…… 日常の尊さを教えてくれる“奇跡の一枚”に涙(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ

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 大切な子どもとの生活は、一瞬一瞬が宝物。幸せな日常は奇跡の連続だと実感する写真がTwitterに投稿され、記事執筆時点で4万9000件以上の「いいね」が集まるなど話題になっています。

奇跡のシミ 子どもがつけた背中のシミを見た母は……

「奇跡やなぁ。この子がおらんかったらこんなシミも出来へんのよ」

泣き疲れたいーちゃんが旦那さんの背中に作ったヨダレと涙の跡が面白かったので実母に見せたら「奇跡やなぁ。この子がおらんかったらこんなシミも出来へんのよ」と言われて涙腺がうるっと来た秋の午後。しんみり。

(くらりすさんのツイートより)

 投稿者は、2020年6月に娘のいーちゃんを出産した、くらりす(@klarith313)さんです。

 話題の写真は、パパに抱かれながら大粒の涙をこぼすいーちゃんをくらりすさんが撮影したもの。いーちゃんが青いシャツを着たパパの肩に顔を置いたまま大泣きしたため、広い背中には青いよだれと涙のシミが太い線になっています。

 くっきりと付いたシミに笑ってしまったくらりすさんは、写真に撮って実母に見せました。すると母から、こんな言葉が返って来たのです。

 「奇跡やなぁ。この子がおらんかったらこんなシミも出来へんのよ」。

 この日常のほほえましい一コマは、いーちゃんがいなかったら存在しなかった――。母からの思いがけない言葉に、くらりすさんは涙腺がゆるんだといいます。

 投稿を見た人からは、「泣き疲れたいーちゃんも、抱っこし続けたパパも、愛おしい様子を写真に残したママも、その写真に温かい言葉をかけたお母さまも、みんな愛に溢れていてステキ」「全文読んで泣きそうになった」「本当に命は奇跡ですね」と、感動の声が次々に寄せられました。

 子どもと暮らす当たり前の日々には、奇跡があふれています。しかし、その尊さはなかなか気付きにくいもの。くらりすさんの写真と母の温かい言葉は、日常のどんな瞬間も宝物になることを教えてくれるようですね。

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Monday, October 24, 2022

ついに50%超えも 紀の善閉店までのキャッシュレス4年弱の取り組み - Impress Watch

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ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、筆者の家族が経営する店「紀の善」は、2022年9月末をもって閉店いたしました。店主にかわりまして、これまで店に足をお運びいただいた全てのお客様に感謝いたします。長い間、ありがとうございました。

この連載は、筆者が手伝って店にmPOSレジやキャッシュレス決済を導入したのがきっかけで始まりました。それから4年弱、店は閉店してしまいましたが、その間に店にどのような変化があったのか、まとめてみたいと思います。

キャッシュレス導入は、消費増税と軽減税率対応がきっかけ

そもそも紀の善でmPOSやキャッシュレス決済を導入するきっかけとなったのは、連載の初回で説明したとおり、2019年10月1日から実施された消費税の増税や軽減税率制度への対応、増税に合わせて実施されたポイント還元策「キャッシュレス・消費者還元事業」などに対応するためでした。

2018年秋頃から、使い勝手やコスト、キャッシュレス対応などについて検討し、最終的に「Airレジ」と「Airペイ」の組み合わせに落ち着きました。

紀の善では、消費増税と軽減税率制度への対応のため、mPOS「Airレジ」の導入を決定
キャッシュレス・消費者還元事業への対応も見据えて、キャッシュレス決済「Airペイ」の導入も決定

その後、2019年2月よりAirレジを、同年3月よりAirペイの運用を開始。そして、'19年4月上旬にはAirペイQRの運用も開始して、本格的なキャッシュレス運用が実現したのでした。

AirレジやAirペイ導入直後は、それまでのレジから、タブレットを使ったmPOSへの変更ということで、特にタブレットなどの操作に不慣れな比較的高齢の店員が戸惑わないか、という点が心配でした。

しかし、実際にはどの店員も数日で慣れ、それまでのレジと変わらないスピードで対応できるようになりました。

Airレジ、Airペイ導入後のレジの様子

その後、消費増税と軽減税率制度が導入される2019年10月が到来。

とはいえ、Airレジには軽減税率制度に対応する機能があらかじめ用意されていました。連載第6回で紹介しているように、イートインメニューとテイクアウトメニューそれぞれに、あらかじめ10月1日以降の消費税率と価格を設定しておけば、10月1日に自動的に切り替わるようになっていましたので、当日も混乱することなく移行できました。

その後は、AirペイQRへのPayPay追加や、クレジットカードのタッチ決済対応などの変化がありました。その間に細かなトラブルはありましたが、概ね大きな問題が発生することなく閉店まで運用できました。

Airレジには軽減税率制度に対応する機能が用意され、あらかじめ商品ごとに消費税率と価格を設定しておけば、10月1日から自動的に切り替わるようになっていたので便利だった

キャッシュレス比率は右肩上がり。9月は50%以上に

このようにAirレジ、Airペイ導入後は、比較的大きな問題なく運用でき、キャッシュレス比率も順調に伸びていきました。連載第8回で紹介しているように、Airペイ導入から1年が経過した2020年2月には、キャッシュレス比率が36%に達しました。

その当時政府は、「2025年(令和7年)6月末までにキャッシュレス決済比率を倍増し4割程度とすることを目指し、キャッシュレス化推進を図る」としていました。しかし紀の善では、それを待たずして2020年初頭には4割近くにまでキャッシュレス比率が高まったのでした。

その後も、多少の上下はありましたが、基本的にはキャッシュレス比率は伸び続けました。2020年6月には40%をはじめて突破、2021年に入ると安定して40%を上回るようになり、2021年8月には45%を超え、2022年1月にはじめて50%を突破しました。そして、営業最終月となった2022年9月には52.9%と過去最大となったのでした。

Airペイ導入からのキャッシュレス比率の推移。スタート時の2019年3月は14.9%だったが、ほぼ右肩上がりで利用率が伸び、営業最終月の2022年9月は52.9%にまで高まった

途中、何度か比率が大きく高まっている部分があるのは、新宿区によるキャッシュレス決済還元が行なわれたことが大きく影響してのものでした。とはいえ、ここまで安定してキャッシュレス決済が伸び、短期間でキャッシュレス比率がここまで高まるとは、当初想定していませんでした。経済産業省による2021年の国内キャッシュレス比率は32.5%となっていますので、そちらと比べても圧倒的に高くなっています。

なぜ紀の善でここまでキャッシュレス比率が高まったのか、その理由は今でもよくわかりません。店頭でキャッシュレス決済をそこまで強く押してはいませんでしたし、キャッシュレス利用による特定のポイント還元やクーポン発行なども行なっていませんでした。

また、Airペイは楽天Edyやnanaco、WAONなどの流通系電子マネーに対応していませんでした。店舗の立地的が東京の都心ということや、お客様の平均年齢がやや高いということが影響していたのかもしれません。それにしても、国内の平均と比べてここまで上回っている説明にはならないでしょう。

とはいえ、少なくとも筆者が手伝ってキャッシュレス決済を導入したことを考えると、これだけ多くのお客様に使っていただけたのは、非常にありがたいと思っています。

レジの回転率が大きく高まった点が店員からも好評

では、AirレジとAirペイを導入したことで、店にどういった影響があったのでしょうか。このあたりを店員に聞いてみたところ、とにかくレジの回転率を大きく高められたのが良かった、という声が非常に大きかったのが印象的でした。

お店にお越しいただいた方ならおわかりかもしれませんが、紀の善ではイートインだけでなく、店頭でテイクアウトの商品も扱っていました。そのため、レジではイートインのお客様とテイクアウトのお客様の決済を行なう必要があります。ただ、Airレジとキャッシュレス決済を導入する以前は、通常のレジ1台のみの現金決済でしたので、どうしても決済でお客様をお待たせすることが多かったのです。

そこで、AirレジとAirペイを導入すると決めた時から、2台体勢での運用を考えていました。そして、店員がある程度AirレジとAirペイの操作に慣れた段階で2台目のセットを導入しました。このあたりは連載第4回で詳しく紹介しています。

その思惑はうまくはまり、通常はメインの端末で決済を行ないつつ、お客様が多くなりレジ待ちが長くなりそうになったらサブ端末も活用し、レジの回転率を大きく高めることができたのです。もちろんこれは、お客様をお待たたせする時間が減ることになりますので、この点でも非常に効果があったと感じています。

AirレジとAirペイが1台体制での導入だとしたら、それ以前と比べてレジの回転率が高まることはほとんどなかったでしょう。このあたりは、AirレジやAiペイが基本無料で利用できる(Airペイは2台目以降の契約は決済端末の料金がかかります)ということや、汎用のタブレットであるiPadを利用するため導入コストも安価にすむ、という点も後押しになりました。そういった意味でも、AirレジとAirペイを選んで正解だったと思っています。

経営側の視点では、やはり毎日の売上計算や現金の扱いが楽になった、という点が大きい部分でした。以前のレジでは、レシートに当日の全売上を印字して保存したり、それを見ながら帳簿を付け、現金を数えて照らし合わせる、といった作業を毎日行なう必要がありましたので、それが大きな負担となっていました。

しかしAirレジでは会計ソフトと連携でき、クラウドから売上データを取り込むだけですむようになりましたので、その部分で大幅な省力化が実現できました。現金の扱いも、現金決済の割合が減ったことで、釣銭の用意に銀行へ両替に行く頻度が大幅に減って、かなり楽になったとのことでした。

サブとなるAirレジとAirペイのセットを追加してレジ2台体勢を実現したことで、混雑時でもレジの回転率を大きく高めることができた

やはりコロナの影響は大きかった

AirレジとAirペイを導入して以降の最大のトピックは、やはり新型コロナの感染拡大でしょう。2020年に入って徐々に事態が深刻となっていき、2020年4月に緊急事態宣言が発令されるまでになりました。紀の善でも、2020年4月は2階のイートインスペースを閉鎖したり、営業時間を短縮するなどして対応したことで、売上は前年比約65%減と大幅な売上減となりました。その後緊急事態宣言が解除され、徐々にお客様も戻ってきていただきましたので、その後はコロナ前に近い賑わいを取り戻すことができました。

新型コロナの感染拡大で2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことを受け、2階のイートインスペースを閉鎖したり営業時間を短縮するなどの対策を行なった

そして、Go To トラベルやGo To Eatなどの施策を活用して、多くのお客様が訪れてくださったのも非常にありがたかったです。Go Toの施策には現在でも賛否両論あると思いますが、店にとってはありがたい施策だったことは間違いありません。

Go To トラベルやGo To Eatなどの施策は賛否両論あったが、店にとってはありがたい施策だった

次回、キャッシュレスの動向をふり返る

今回は、紀の善でAirレジとAirペイを導入して以降の変化をまとめてみました。個人的には、AirレジやAirペイに細かなトラブルはありましたが、おおむね問題なく運用できましたし、店員の評判も悪くなかったのは、今ふり返っても良かったと思っています。

本来なら、この記事で連載のまとめにしようと思っていましたが、書いているうちに、連載の趣旨であるキャッシュレスについて、もう少し細かくふり返ってみたくなりました。

そこで、次回Airペイ導入から閉店までのキャッシュレスの動向をふり返り、最終回にしようと思います。

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Sunday, October 23, 2022

【GANG PARADE 短期集中連載 Vol.7】キラ・メイ編「遊び場を大きくしていきたい」 - StoryWriter

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「みんなの遊び場」をコンセプトに活動するWACK所属の13人組アイドル・グループGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の1人1人のパーソナルに迫る短期集中連載がスタート。毎回1人ずつ、どんなファッションを好み、どんな音楽や漫画やゲームなどに影響を受けてきたのか、ギャンパレでの歌詞や振り付けについてなど、これまでの単独インタビューとは違った切り口からメンバーに迫る。

第7回は、2020年3月に開催された「WACK合宿オーディション2020」にWAggのメンバーとして参加しGANG PARADEに昇格したものの、活動をはじめる直前にグループが分裂しPARADISESのメンバーとしての活動をスタートさせた、キラ・メイ。大人びたところもありつつも、明るく笑顔の可愛らしいキラ・メイのパーソナルな部分に迫った。

取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ


あたかも自分で選びましたよみたいな顔して服を買います(笑)

──髪の毛の色、明るくなりましたね。

染めちゃいました。

──どうして染めようと思ったんですか?

13人になって、髪型が近いメンバーも多くなったので、なんとなくイメージを変えようかみたいぐらいで、特に大きな理由はないんです。PARADISESのときは人数も少なくて、個々人も見えるし、黒髪の方がなんとなくイメージに合っているかなと思って黒にしていたんですけど、13人いたらカラフルな頭がいてもいいかなと思って(笑)。

──だいぶ雰囲気が変わりましたね。

結構茶色の方がいいよってメンバーには言われますね。あと、ASPのマチルダー・ツインズかと思った、って言われます(笑)。

──確かに色合いはちょっと似てますね(笑)。StoryWriterでは私服で撮影させてもらっているので、どんなものが好きかも教えていただけますか。

結構シンプル目な服が好きです。柄物とかを着こなせないっていうか、あまりセンスがないんですよね。だから洋服屋さんに行ったらマネキンのコーディネートを見るんですけど、マネキン買いって恥ずかしいじゃないですか……? あの人センスないからマネキン買いしているんだなって思われるのが恥ずかしくて。なのでマネキンの真似をして買います。

──マネキンが着ている服をそのまま買うわけじゃなく?

例えば、あるマネキンのワンピースとかスカートがかわいいなと思ったら、スカートはそれを買うけど、上に着ている服はちょっと違う似ている服をあたかも自分で選びましたよみたいな顔して買います(笑)。

──あははは。メイさんが好きになる服にはどんな傾向がありますか?

清楚系のかわいい系が多いかもしれないです。結構ワンピースを着ることが多いんですけど、1枚着て完成するので、コーディネートを考えなくていいからいっぱい着ちゃって。でも、ここ最近デニムとか買って履くようになって。そっちの方が足が長く見えるからいいよってよく言われます。

──ちなみに今日の服装は、マネキンを参考にしているんですか?

中に着ているブラウスは全然違う服なんですけど、元々お店でマネキンがチェックのワンピースの中にニットを着ていたので色違いのニットを買いました。あたかも「こっちの方がいいと思って選びましたけど」みたいな顔して(笑)。

──意外と気にしいなんですね(笑)。

そうなんですよね。人目を気にしちゃうんで。どうせそんなこと気にしてないのにとは思うんですけど、バレたら馬鹿にされる気がして(笑)。

漫画家の方と対談してみたい

──ギャンパレの活動が忙しいと思うんですけど、どれだけ忙しくてもチェックすることや欠かさずやっている趣味などあれば教えてもらえますか。

漫画がすごく好きで、忙しくても読みます。ここ最近はFCのブログでも毎回漫画を紹介するようにしていて。本当に忙しいときは漫画のサイトを全部チェックできないときもあるんですけど、『別冊マーガレット』っていう月間誌だけは毎月絶対買って読んでます。

──『別冊マーガレット』には特に思い入れのある作品があるんですか?

本当にちっちゃいとき漫画にハマったきっかけが『虹色デイズ』っていう作品で。その漫画家の水野美波先生が今も『別冊マーガレット』で書かれているのと、他にもたくさん好きな漫画があるので欠かさず読んでいます。

──『虹色デイズ』は、どういう作品なんでしょう。

本当に王道青春恋愛漫画って感じなんですけど、主人公が男の子なんですよ。女の子が主人公の少女漫画は多いと思うんですけど、男の子の友達が3人ぐらいいて、大体その4人を軸に話が進んでくんです。4人それぞれに想い人がいたり、その恋が絡み合ったり、小学生中学生ぐらいに買ってたんですけど、めっちゃハマってました。アニメも見てましたね。

──ほかにはどんな漫画を読んでいたか覚えていますか。

お兄ちゃんが『コロコロコミック』や『ジャンプ』を買っていたのと、お姉ちゃんが『ちゃお』を買っていたりして。家族みんな漫画が好きで、その影響で自分で漫画を買い始める前に家族の持っている漫画を読んだり、本に触れる機会が多かったんです。

──せっかくなので、メイさんのオススメ漫画も教えてください。

自分の中で少女漫画といえばこれって作品が『虹色デイズ』なので、読んでみてほしいなって思うのと、今、水野美波先生が『別冊マーガレット』で連載されている「柊先輩とおふたりさま」もおすすめです。親の転勤で転校を繰り返してきた主人公の女の子が、パパの上司の娘さんとの同居を条件に実家に残ることになる話で。女の子だと思ってたら、同じ学校の男の先輩だったって話なんですけど、同居ラブって感じでいいですね。

──それはおもしろそうですね。

あとFCブログにも書いたんですけど、ジャンプで連載中のギャグ漫画の『僕とロボコ』っていうマンガが、ギャグマンガなのですが、パロディネタが豊富で、ジャンプ作品が好きな方にはよりオススメです。ギャグなのになぜかシリアスなバトルシーンもあるし、登場人物ひとりひとりにちゃんとストーリーがあって、読めば読むほどキャラクターみんなのこと好きになっちゃうんですよね。ギャグマンガを普段読まれない方にとっても、テンポが良くてめちゃくちゃ読みやすいと思うのでぜひ読んで欲しいです。

あとは、ジャンプ+で連載してる『正反対な君と僕』っていう漫画もおすすめです。主人公がギャルなんですけど、隣の席のつんとしてる男の子が好きで。ただ斜に構えてる系男子じゃなくて、まっすぐ芯があって他の物に動じないっていうところに、その女の子は惹かれるんです。その漫画を描いている阿賀沢紅茶先生の前の作品『氷の城壁』にも共通しているところで、登場人物の心理描写がすごい細かくてリアルなんです。キャラクターが生きてるのを感じられて、全員間違いなくいい子っていうか。悪い人が出てこないので安心して読めるし、共感もめちゃくちゃできるマンガです。

──この先、漫画のお仕事とかもできるといいですね。

できたら嬉しいですね。漫画家の方と対談とかしてみたいです。普段どんな事を考えていたら、内容を思いつくんだろうって。本当に尊敬していて。

──漫画以外に好きなものはありますか?

ゲームも好きでした。家族が多いのもあって大体誰かが付き合ってくれるのでパーティーゲームとかもやってたし、毎日学校帰りに太鼓の達人をやっていたりもしました(笑)。

表現することへの憧れはずっとあったんだろうなと思います

──小さい頃の夢とかはありましたか?

小学3、4年生のときにパティシエになりたくて。作文にも将来の夢でパティシエになりたいですって書いていたし、本当になりたかったのでパティシエになるための方法もめちゃめちゃ調べて。でも、なんとなく現実が見えてきたというか。男の人の方が多いっていうのを知って、お菓子作りは趣味でもいいかもなと思って。ご飯に関わる仕事がしたかったので、アイドルになる直前までは栄養士を目指してました。

──だいぶ早くから将来のことを考えていたんですね。

多分、ちっちゃいときから食への執着が強くて。食べるのが大好きだったので、パティシエだったり栄養士だったり、好きなことに関わる仕事がしたかったんです。

──パティシエを目指したいと思うきっかけになった、好きなお菓子はあった?

実物のお菓子というより、小学生の時に図書館にあった本を読んだのがきっかけで。タイトルは忘れちゃったんですけどお菓子を作っている女の子の話で、挿絵がいっぱい入っている小説だったんですけど、それを見て私もお菓子を作りたいって思ったんです。

──現実で食べて感動したというより本の世界からお菓子に興味を持ったと。

そうですね。昔から図書館に行っていっぱい本を読んでいたので、そういうのがきっかけでした。

──食へのこだわりが強いと言っていましたが、小学生ぐらいのときって、どちらかというと好き嫌いの多い子が多い気がするんですけど、そこはどうでした?

私、ちっちゃいときから嫌いなものがなくて。納豆とチーズとか本当に何個かだけあったんですけど、小学校の給食は絶対残しちゃ駄目で。嫌いなものが多い子は大変だったと思うんですけど、好きなものがほとんどだったおかげで、めっちゃ食べるのは早いし、お残しとかもほとんど食べるしで(笑)。小学校のときからめちゃめちゃ食べてました。

──特に好きな食べ物は?

給食だと豚肉の餡絡めっていうのがあって。それでご飯をめっちゃ食べるのが好きでした。ふふふ。ご飯ちょっと増やして食べてました。豚肉のから揚げみたいなのにそのタレがかかってて、めちゃめちゃ美味しいんですよ!

──いい表情で語ってくれますね(笑)。家で料理もしていたんですか?

お母さんがキッチンにこだわりの強い人だったので、家で料理は手伝わせてもらえなかったんです。でも、お菓子は私がこれ作りたいなって言ったら、材料とか用意してくれて一緒に作ってくれてました。

──どんなお菓子を作ったんでしょう。

ケーキが好きだったので、チーズケーキを何回か作った気がします。あとお母さんのプリンがめっちゃ好きだったので、かぼちゃプリンとかも作りました。

──お母さんが料理好きなんですね。

お母さんは料理が得意で。こだわりが強いので、キッチンには入ってくるなみたいな。お手伝いしてねって言われる家庭も多いと思うんですけど、私の場合は危ないから近寄ってくるな!って感じでした(笑)。

──好きな音楽はありましたか?

これは黒歴史なんですけど、ちっちゃいときに3DSってゲーム機に「うごくメモ帳」っていうアプリがあったんですよ。イラストとかを動画にして投稿できるんですけど、その動画に自分の歌を足して投稿できる機能があって投稿してました。他の人がいいねをコインで押すことができるんですけど、私の投稿につくコインはせいぜい10でしたね。

──まったく知らない人がコインを押してくれるのはすごいことですよ。

友達を除いたら多分2とか3だと思います。今、思い出しました(笑)。

──自分でも創作活動や表現をすることに興味があった?

今思うと、そういう憧れはずっとあったんだろうなって思います。でも田舎だったので、周りにそういうことしてる人がいなくて。自分もどうせ無理だろうと思っていたところはあって。だから誰かに言うわけでもなかったし、憧れのまま普通に就職して普通に生活していくのかなと思ってたんですけど、突然爆発して。ちっちゃいときは同世代の子がテレビの向こう側で活動してることが少なかったんですけど、自分が大きくなってくるとだんだんと同世代の子がいろんな分野で活動してるのが見えてきて。うらやましいっていう気持ちが爆発して、気づいたらWACKオーディションに応募していました(笑)。

地元にいる友達のことを考えながら書いた「少し大人になって」

──ギャンパレの「少し大人になって」の歌詞はキャ・ノンさん、チャンベイビーさんとの共作ですが、メイさんの歌詞が採用されています。どんなことを思って書いたんでしょう。

今までGANG PARADE全員での共作名義で歌詞のワンフレーズが採用されるとかはあったんですけど。ガッツリ歌詞が採用されたのはこの曲が初めてで、これまでの歌詞は自分の土台にいろんなことを混ぜこぜに書いていて。それだと筋がちょっと曲がっちゃうというか、筋を通すためにどういう歌詞を書こうってだんだんなっていってしまっていたんです。「少し大人になって」は地元にいる友達のことを考えながら書きました。だからありのままの気持ちで最初から最後まで書くことができましたね。

──この曲に関しては、どうして素直な気持ちで書くことができたんでしょう。

イントロを聞いたときに、友達と一緒に帰った帰り道を思い出して。ちょうど作詞期間中、私が誕生日を迎えた頃で。誕生日って節目じゃないですか? 上京してから2年ちょっとぐらい経ってて、私も変わったし友達もいっぱい変わっちゃったところがあるなっていうのを感じていたタイミングでもあったので、それをそのまま書きました。

──ちなみにそのモデルの友達はどんな子?

本当に大事な子で。近所の子で小中学校ずっと一緒で、高校は離れたんですけど、その後も月1、2回は遊ぶし、電話もめちゃくちゃしていて。上京してからも地元に帰るときには連絡しています。同時に、高校に入って新しい友達ができたり輪が広がってくにつれて、それぞれの優先順位が一番じゃなくなっていくというのも感じていて。自分も仕事が一番になってるのを感じてたし、それが変わってく寂しさもありつつ、ずっと繋がってたいなって気持ちもあって。本当に大事な友達ですね。今でも連絡取ってくれる子って本当に片手で数えられるぐらいしかいないので、これからもずっと友達でいたいです。

──メイさんは、ギャンパレで活動するなかで、どんなことをグループとして表現していきたいなと思っていますか。

人数が13人に増えたことでよりパレード感が増したねってお客さんから言ってもらえることも増えていて。ギャンパレとして今まで「遊び場」っていうコンセプトをずっと大切にしてきたので、人数が増えたことで、よりそれが大きくなるような感じにできたらいいなと思っています。あと、13人いると全員にずっとスポットが当たってるわけじゃないので、一瞬のタイミングを逃がさないようにしたい。その一瞬一瞬でちゃんと爪痕を残せるようにしたいなってすごい思います。


GANG PARADE 短期集中連載 一覧

Vol.1 ヤママチミキ編「1人ぐらいは自分のことを必要としてくれる人がいるんだよ、って伝えたい」
Vol.2 ユメノユア編「自分を救ってくれた、支えてくれたのは音楽だった」
Vol.3 キャン・GP・マイカ編「常に憧れられる存在でありたい」
Vol.4 テラシマユウカ編「不安定だからこそ面白い」
Vol.5 ココ・パーティン・ココ編「私の職業はアイドル、って言えてるのが本当に幸せ」
Vol.6 月ノウサギ編「自分を通してキャンパレを好きになってもらえたら嬉しい」


■リリース情報

GANG PARADEメジャー4thシングル『Priority』
2022年11月16日(水)リリース
価格:1,100円(tax in)
品番:WPCL-13427
収録内容:
1. Priority
2. MELT

購入リンク:https://GANGPARADE.lnk.to/4thSG

メジャー4thシングル「Priority」
9月19日(月)各配信サイトにて配信開始
https://gangparade.lnk.to/Priority

■ツアー情報

〈EVERYTHING MUST GO TOUR〉

2022年11月2日(水)@宮城 Rensa
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:G/I/P https://ift.tt/NZEj4aG

2022年11月10日(木)@東京 Zepp Haneda
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999

■イベント詳細

〈Even without BiSH, this is WACK〉
2022年11月23日(水祝)@千葉 幕張メッセイベントホール
時間:Open/Start 13:30/14:30
出演:ASP/BiS/ExWHYZ/GANG PARADE/豆柴の大群
[問] KM MUSIC 045-201-9999

料金:【通常チケット】全席指定 7,000円(税込)(入場時にドリンク代別途必要)

WACK 公式WEBサイト:https://www.wack.jp/

オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/

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