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Wednesday, September 1, 2021

“池袋暴走”あす判決 遺族が異例の呼びかけ - テレビ朝日

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 東京・池袋で車が暴走して母子が死亡した事故で、2日に判決が言い渡されます。被告に対して「異例の呼び掛け」を行う遺族男性の思いとは。

 池袋暴走事故の遺族・松永拓也さん(35)の自宅です。リビングやキッチンには家族3人で暮らしていた痕跡がありありと見えます。

 妻と娘を事故で亡くした松永拓也さん:「ここが莉子のお絵描きスペース。真菜がキッチンで料理をしている間にここで1人でおとなしく絵を描いて…」

 妻の真菜さん(事故当時31歳)と一人娘の莉子ちゃん(事故当時3歳)。2人の時間は、あの日の事故で止められてしまいました。

 暴走した車を運転していた飯塚幸三被告(90)と法廷で向き合ってきた松永さん。

 妻と娘を事故で亡くした松永拓也さん:「自分は、確かになくなってしまった大切な命と日常が。だからこそ他の方の日常は守られるべきだと思うんですよね。池袋暴走事故の遺族として、生きていかねばならない…ですけど、逆にそれを見てもらって、そういう社会、交通事故をなくそうという社会につながっていくのであれば、私は全然、それがむしろ生きる力になる」

 当時の通産省工業技術院の院長を経て天下り先などで要職を歴任したことから、「上級国民」と呼ばれた被告に今月2日、判決が言い渡されます。

 検察側は禁固7年を求刑。松永さんは今も無罪を主張する被告にブログでこう呼び掛けました。

 松永さんのブログから:「あなたの法律上の無罪を主張する権利は尊重しています。正直、私たちは、それにずっと苦しめられてきましたが、罪と罰から逃れようとする事も一定の理解はします。一審の判決が出たら、もう辞めにしませんか。こんな何も生み出さない無益な争い、もう辞めませんか」

 妻と娘を事故で亡くした松永拓也さん:「彼に罪を償ってほしい。当然って思っているので、9月2日はその視点でいきます。交通事故の裁判は事故が起きたから発生している。交通事故が起きなければ加害者も被害者も遺族も生まれていないし、悲しみも苦しみも生まれていない。だから、やっぱり、裁判の現実を知ってもらって、交通事故そのものがなくならないといけないよねと多くの人に思ってほしい」

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