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Tuesday, May 19, 2020

韓国は「防疫の模範」が裏目でクラスター、それでも「世界を先導」という自己暗示(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

第2波がソウルに到来

――韓国で新型肺炎の感染者がまた出ています。 鈴置:5月19日午前0時現在の感染者数は前日と比べ13人増えました。1日当たりの新規感染者数は5月4日以降、1桁(けた)に落ちていましたが、5月8日に2桁に載せた後はそれが続いています。  ソウルの梨泰院(イテウォン)という歓楽街の複数のクラブを舞台に、集団感染が発生したのが主な原因です。  新規感染者数は2月末から3月上旬にかけては1000人に迫る勢いでした。第4の都市、大邱(テグ)と、その周辺の慶尚北道(キョンサンプクド)で感染爆発がおきたのです。  ただ、4月以降は韓国の防疫当局の死に物狂いの努力で、感染者は急速に減っていました。4月2日以降は100人を割り、8日からは50人以下、4月18日以降は20人以下に……といった具合です。  感染が収束局面に入ったと判断した韓国政府は「社会的距離をとれ」との指示を5月6日から解除しました。ところが同じ日に集団感染を疑われるケースが発生したのです。

第2の大邱に? 

――「第2の大邱」になるのでしょうか。 鈴置:まだ、分かりません。今回の舞台は首都圏――ソウル特別市と仁川(インチョン)広域市、京畿道(キョンギド)です。  首都圏の累計感染者数をグラフにすると、5月9日に突然、跳ね上がったのがよく分かります。もっともその後の伸びは直線的。指数的ではなく、感染爆発と呼ぶ状況には至っていません。  感染を抑え込んだと安心していたら、また「ぶり返す」のは世界でしばしば見られる現象です。例えばドイツ、身近なところでは北海道です。ただ、韓国の防疫当局は冷や水を浴びせられました。「韓国型防疫」と誇ってきた手法が裏目に出たからです。  韓国の政府・地方自治体は感染者を発見すると、その人がいつ、どこにいたか――動線をネット上で公開します。国民はそれを見て、感染者に濃厚接触した可能性を自分でチェックできます。  濃厚接触を危ぶんだ国民が自発的に検査を受ける。防疫当局はその中から新たに感染者を発見、隔離して感染拡大を食い止める――作戦です。  患者の名前は公開されず、感染者に振られる番号で呼ばれます。とはいえ、住んでいる自治体、年齢、性別は明らかになるので、感染者は周辺から「何番とはあの人だな」と、かなりの確率で見抜かれると言います。  結局、感染者は「あんな場所に行っていたのか」と個人生活まで世間に知られかねない。人権侵害だ、との批判もありました。  ただ「恐ろしい感染症を防ぐためだ」との名分が勝って、反対は大きな声にはなっていません。それをいいことに政府は「ITを駆使した先端的な防疫法」と世界に喧伝しています。「IT」とは動線を確認する際に、携帯電話の位置情報なども活用するからです。

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