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Saturday, May 23, 2020

麒麟川島の“哀愁”あふれる笑いが満載! SNSを席巻中の「ハッシュタグ大喜利」が1冊の本に <インタビュー・前編>(ザテレビジョン) - Yahoo!ニュース

麒麟・川島明がInstagramで展開中の「ハッシュタグ大喜利」が待望のムック化。「#麒麟川島のタグ大喜利」のタイトルで5月25日(月)に発売される。

【写真を見る】麒麟・川島に爆笑のハッシュタグを付けられた千鳥・ノブ。ほとんど悪口(?)だが、最後の「嘆きの刀で戦う野武士」がやけに感動的

「ハッシュタグ大喜利」とは、芸人仲間の“味わい深い顔写真”を、「#二世議員のブログのヘッダー画像」「#ボーカルだけスカウトで引き抜かれて残されたドラム」など、いかにもそれらしく見えるハッシュタグの一文を添えて、Instagramにアップするというもの。川島が始めたこの“一人大喜利”はたちまち評判を呼び、現在、川島のInstagramアカウントはフォロワー数48万人を誇る人気ぶりだ。

今回のムックには、千鳥のノブ、大悟をはじめ、ブラックマヨネーズ・小杉竜一、南海キャンディーズ・しずちゃんといった吉本芸人だけでなく、バイきんぐ・小峠英二、アンガールズ・田中卓志ら他事務所の芸人も合わせ、総勢59人が登場。またムック化にあたり、ハッシュタグを付けられた芸人からの「REPLY」として、感想コメントも併せて掲載している。さらには、絵画や彫刻などの美術作品に、川島が渾身のハッシュタグを付けていくオリジナル企画「#画像で一言」もオール新ネタで収録。芸人ファン&大喜利ファン垂涎の一冊となっている。

このたびザテレビジョンでは、ハッシュタグ大喜利の創始者である川島に、リモート取材を実施。ロングインタビューを2回に分けて掲載する。前編では、ムック化に至る経緯、ハッシュタグ大喜利の“作り方の極意”などについて話を聞いた。

■ 「始めたときから、ハッシュタグを考えてる時間が楽しいってことに変わりはないです」

――本書の中でも書かれていますが、川島さんが「ハッシュタグ大喜利」を始めたのは、掃除中のエアコンの写真と、差し歯が抜けた千鳥のノブさんの写真に、それぞれハッシュタグを付けたのがきっかけだそうですね。

川島明:そうなんです。歯が抜けたまま笑ってるノブの横に「#ドキュメントの最後のカット」って付けて。

――(笑)。それ以前、川島さんのInstagramのフォロワー数はどのくらいだったんですか?

川島:3万とか4万まで行って、そこから全然増えなかったんですよ。でも、ハッシュタグ大喜利がだんだん形になっていくにつれて、1カ月に1万人くらいずつ増えていく感じになって。

――そして今や、フォロワー数は48万人(※2020年5月23日現在)。川島さんご自身、手応えを感じた瞬間はあったんですか?

川島:やっぱり、歯の抜けたノブを載せたときと(笑)、その後、(千鳥・)大悟とか、(コロコロチキチキペッパーズ・)ナダル、ダイアンの二人(ユースケ、津田篤宏)を載せたあたりで、ひとつ形が出来上がったっていう瞬間はあったかな。

…あ、でも、手応え的にバーンと来たのは、やっぱり(ブラックマヨネーズ・)小杉(竜一)さんですね。小杉さんのときは、テレビで取り上げてもらったり、後輩の芸人がラジオで言ってくれたりして。ただ、始めたときから、ハッシュタグを考えてる時間が楽しいっていうことに変わりはないんですけど(笑)。

――今回、芸人さんが掲載されている順番は、Instagramで投稿した順番とは違いますよね。

川島:はい、ガラッと変えました。今回、ハッシュタグ大喜利のパートは全体を4ブロックに分けてるんです。

最初の第1章は、「ハッシュタグ大喜利とは、こういうものです」っていうのが一目でわかるようなネタを並べました。野球で言えば、150キロのストレートで入る、みたいなことですね。で、霜降り明星(粗品、せいや)とか、EXITのりんたろー。くんとか、ポップな若手を集めた第2章をはさんで、第3章は、重厚感のあるネタのブロック。小杉さんから始まるんですけど(笑)、重厚というか、渋い演歌みたいな感じですかね。好きな人はたまらん、みたいな。で、最後の第4章は、バイきんぐの小峠(英二)さんから始まる、破天荒ブロック(笑)。他のどのジャンルにも属さないような、爆発力のあるネタで固めました。

■ 「ハッシュタグ大喜利って、お笑いの修行みたいなものなんですよ」

――ハッシュタグ大喜利を始めた当初から、一冊の本にまとめたいという構想はあったんですか?

川島明:いえ、まったくなかったですね。ハッシュタグ大喜利って、言うたら、自主練でスクワットしてるみたいなもので。要は、お笑いの修行みたいなものなんですよ。それを見たいって思ってくれる人がいるんやったらうれしいな、くらいの気持ちでやってることなんで、本にしたいとかいう大それた気持ちは全然なかったです。

――では、今回のムック化は、川島さん発の企画ではなく…?

川島:はい。まず、読売テレビさんが「ハッシュタグ大喜利を番組にしませんか」って声を掛けてくれて、これまで4回特番をやらせてもらってるんですね(※「麒麟・川島の#ハッシュタグバトルツアー」2018年9月、2019年6月、12月、2020年3月放送)。

で、いろんな人から面白いって言っていただいた中で、2回目の特番の後ぐらいかな、宝島社さんから「一冊の本にしたい」というお話をいただいて。そこで初めて、「ヤバいヤバい、本になるんやから、ちゃんとせなあかん」って意識しだしたんです(笑)。インスタに上げてた文章をきれいに直したり…。

――ムック化にあたって加筆修正されているわけですね。

川島:はい。特に初期は、まだルールが決まってなくて、ダラダラ長い文章だったり、実際にあった出来事をネタにしたり、ハッシュタグに統一性がなかったんで、それを今のルールにのっとって書き直しました。だから、写真はそのままですけど、ほぼ新ネタといって差し支えないと思います。

■ 「“哀愁”っていうのが、自分の笑いのひとつの礎になってるのかなと」

――また、大喜利の対象となった芸人さんから、川島さんへの「REPLY」が寄せられていますが、これもムック化に際して新たに書いてもらったものでしょうか。

川島明:そうです。SNSをやっていない芸人さんもいますし、そもそも僕のインスタを知らなかった人もいたんで(笑)、一回全部のタグを見てもらって、答えてもらいました。どんな返信が来るかわからないので、めっちゃ楽しかったですね。

――印象に残っているREPLYはありますか?

川島:かまいたちの山内(健司)くんが、「“小籠包”とか“ぷよぷよ”とか、丸い物に例えられてるのが気がかり」って書いてて、確かにその通りやなって(笑)。僕としては完全に無意識やったんで、逆に気付かされましたね。ちなみに山内くんは、ほんまにショックやったみたいで、最近6万円の美顔器を買ったらしいです。「せめて、もうちょっと清潔感のある小さい丸になりたい」って言うてました。

――(笑)。今回、ハッシュタグ大喜利を一冊にまとめてみて、何か新たな発見はありましたか?

川島:一回、仮の構成で組んでまとめて見てみたときに、自分は“哀愁”のある笑いが好きなんやなと思いましたね。「#電車乗った瞬間に腹痛に見舞われた学生」とか「#駅前で今幸せですかと聞いてくる人」とか、“哀愁”っていうのが、自分の笑いのひとつの礎になってるのかなと。

――アンガールズ・田中卓志さんの「#遠藤憲一さんが売れるために捨てたネガティヴな部分」や、永野さんの「#小雪さんが売れるために捨てた闇の部分」など、「◯◯さんが売れるために捨てた××」のシリーズには爆笑してしまいましたが、考えてみれば、あのシリーズもある種、哀愁が漂っていますよね。

川島:そうかもしれませんね。「売れるために捨てた」って、遠藤さんとか小雪さんにも失礼な話なんですけどね(笑)。でも、例えばスペースシャトルやったら、“宇宙に捨てられるブースター”とか(笑)、そういう悲しいもんのほうに目が行くタイプなんやと思います。

■ 「ノンスタ井上くんへの誉め言葉は、自分で書き足してください…という塗り絵システムです(笑)」

――本書に登場する59人の中で、一番ハッシュタグを付けやすかった人は?

川島明:ジャルジャルの後藤(淳平)くんです。唯一、タグが多くなりすぎてカットしたのが後藤くんなんですよ。後藤くんって、1000本近いコントを持ってるんですけど、それだけどんなキャラクターにもなれる。どんな表情にも見えるんです。だから、言うたら白米みたいなもんで、どういう味付けにしても、絶対に料理にはなるんですよね。

――なるほど。喜怒哀楽どの感情を当てはめても成立する、という。

川島:そう。僕は写真を撮るとき、「できるだけ無表情に」、もしくは「できるだけカッコつけて」ってお願いするんですね。そうすると、喜怒哀楽の“怒”もいけるんですよ、「静かに怒ってる人」とか。それが笑顔の写真だったりすると、“喜”しかできなくなるんです。

――では逆に、最もタグを付けるのに苦労した芸人さんは?

川島:EXITのりんたろー。くんは難しかったですね。キャラクターが確立されてるから。すでに調理されたものを、もう一回違う料理に作り替えるようなものですからね。たとえ無表情でも、「EXIT」というタグさえ付ける隙間がないくらいのキャラクターなんで。

だから、僕が尊敬するロバートの秋山(竜次)くんが今回登場しないのも、つまりはそういうことなんですよ。

――秋山さんの「クリエイターズ・ファイル」は、いわば“セルフハッシュタグ大喜利”ですからね(笑)。

川島:そうです、そうです。「#モテてると勘違いしているラジコン研究所の人」みたいなハッシュタグを付けたところで、すでにもう、それコントでやってるやん、っていう話ですから(笑)。

――また、最後のハッシュタグが必ず褒め言葉になっているのもポイントですよね。

川島:ムチばっかりじゃなく、アメも必要かなと思って(笑)。でも、ウソは書いてないです。それだけに一番時間が掛かったりするんですけど。まぁ、誉め言葉を最後にポンと置くことで、ええ感じにバランスが取れてるのかなとは思ってるんですけどね。

――ちなみに、NON STYLEの井上裕介さんだけ、最後の一行が「#」だけで、その後に何も書かれていないんですが、これは…。

川島:あ、誤植じゃないです。これが僕からのメッセージです。彼とは20年くらいの付き合いになりますけど、どうしても筆が進まなくて(笑)。ですから、井上くんのファンで、彼に対する誉め言葉を知っているという人は、自分で油性ペンで書き足してください…という塗り絵システムになってます(笑)。

《インタビュー後編へつづく》(ザテレビジョン)

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May 23, 2020 at 04:00PM
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