農村型社会が基盤になっているところでは、お互いに驚き合う、感動し合うことで、コミュニケーションをとって一体感を維持することが大切なんです。
都会的になればなるほど、そういう現象が影を潜めていきます。
――「いや」が円滑なコミュニケーションになっているんですね。
たとえば、相手の言っていることに対して「いやーそうなんですか」と「いや」を使って感動してみるんですね。
「いや」だけではなくて、「いやいやいや」と重ねたり、「いやぁ」と伸ばしてみたり。
私自身は新潟出身なのですが、仙台の大学に来たら友人が「いやいやいや」とよく言うので、なんだか年寄りっぽいなぁと思っていたら、そういう理由でした(笑)
――なるほど(笑)。「いや」と話す側は、感動を伝えようとしているんですね。
それが、日常生活の具体例を調査すると、相手への受け答えとして出るだけではなく、語りかけるときに「いや」が出ることもあるんですよ。
荷物が重くて持ってもらいたいと頼むとき、「いやぁ重たくて重たくて。手伝ってもらえねぇべか」と自分の大変な状況をアピールするんです。
相手は「いや大変だべ」と答えたりします。「いやー重たくて、まいねじゃ(だめだ)」と会話が重なることもありますね。
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