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Thursday, August 11, 2022

緑茶をサラダやロールケーキに 栄養満点「お茶の食べ方」レシピ - 毎日新聞 - 毎日新聞

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「お茶を食べて健康になる取り組みを広めたい」と話す著者の梁川正さん(右)と、レシピ考案者の大西千代恵さん=京都府宇治市役所で2022年8月1日午前10時57分、鈴木健太郎撮影 拡大
「お茶を食べて健康になる取り組みを広めたい」と話す著者の梁川正さん(右)と、レシピ考案者の大西千代恵さん=京都府宇治市役所で2022年8月1日午前10時57分、鈴木健太郎撮影

 緑茶を「栄養食材」という観点で分析し、栄養や料理法を紹介する本「緑茶葉パワーで健康に!食べるお茶のススメ」(クリエイツかもがわ刊)を、京都教育大名誉教授(栽培学)の梁川正さん(72)=京都市伏見区=が出版した。漬物やデザートなど、茶葉を使った料理のレシピ73点が、カラー写真と共に紹介されている。

 梁川さんは同大学教授時代から、緑茶を食べる方法と、食べることによる健康への効果を約20年間研究してきた。研究には、家族を介護した経験から、高齢者でも食べられる栄養価の高い料理としてお茶を活用していた、美容師の大西千代恵さん(84)=京都府宇治市宇治米坂=が協力。緑茶葉を材料に使うことで、色や味が引き立ち、栄養価も高まるというレシピを考案した。

 本は4部構成で、第1部は中国にルーツを持つ茶の歴史や種類、カテキン、カフェイン、各種ビタミンなどの成分と機能について解説。2部では実際にお茶を食べる文化として、日本や東南アジアでの、茶葉を野菜と共に料理に使った例を紹介している。

 3、4部では実際のレシピと、健康に期待できる効果を紹介する。登場する料理はサラダ、おひたし、炊き込みご飯、ジャム、ロールケーキなど、和洋の冷菜からデザートまで多彩。特に漬物は、19種類にわたる。

 大西さんは「栄養はもちろん、おいしさと彩りにも自信がある。多くの人に試してほしい」と期待する。梁川さんは「お茶が体に良いことは、歴史的に多くの人が経験している事実。京都・宇治が全国に誇るお茶を料理として食べ、健康を目指す取り組みを広げたい」と話している。

 B5判、104ページ。1650円。問い合わせはクリエイツかもがわ(075・661・5741)。【鈴木健太郎】

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