上手な役者さんって、どうやって演技を“練習”しているんだろう――。ずっと気になっていた質問をするのに、この人が最適に違いない。今年デビュー10周年を迎え、輝きをぐんぐん増している俳優・小芝風花さん(25)。「NG」のことや恋愛論の一端も、併せて明かしてくれた。(読売中高生新聞)
――最近の小芝さんの作品を見て、「くるくる変わる表情がどれも魅力的」という感想を抱く人が多いようです。喜怒哀楽の表現はもちろん、困ったり、驚いたり、頑張ったり、ボケたり、ツッコんだり。自由自在な表現力が魅力です。
「うわー、うれしい! いや~ありがとうございます」
――そこで、演技中に思い通りの表情を出す
「え!? あはははは(笑)。鏡を見て練習……というわけじゃないんですけど、“妄想”というか、『こういうシチュエーションなら、どういう感情や表情になるかな』と、ふとした時によく思い浮かべています。
それと、例えば、母に怒られて大泣きしている時に、ふと、『こういう感情がわき上がってきて涙が出るんだ』と“観察”してしまったり、『今どんな顔してるんだろう』とパッと鏡を見ちゃったり。鏡を見て、『怒られた演技の時に使えるかも』と思ってしまいます。
本当に、ふと、なんですけど。これ、ちょっと言うの恥ずかしいですね(笑)」
――イメージトレーニングと、自らの感情と表情の観察。中学・高校の演劇部の読者もいるので、すごくためになると思います。
「なるほど。他には、人のお芝居を見て、すごくすてきな表情だなと思うと、それを自分の“引き出し”、頭の中のレパートリーに入れさせてもらうこともあります」
――鏡を見て自主トレ……というのは、なしと。
「漫画が原作のドラマで、『この表情をしたい』という時に鏡をじっくり見て練習したことはありました。
その時、自分の眉毛、右はよく動くけど左は動かないな……とかいろいろ発見があって、自分の体、顔の動きの限界を感じて、もっと練習したいなと思いました」
――漫画が原作のドラマというのは、「トクサツガガガ」(NHK、2019年1~3月)ですか?
「そうです!『この表情が特徴的だな』『この場面は大事だな』と思ったシーンで練習しました。
それまでは特撮番組を見たことがなかったんですけど、『トクサツガガガ』の撮影を通じて私も好きになって。大人も楽しめるんだなって」
――そのドラマが、原作ファンからも人気だった理由がよくわかりました。このたび映画になった「妖怪シェアハウス」シリーズでは、白目になって妖怪たちとテレパシーを送り合い、さらに、びっくりしたのが、いわゆる「ハゲヅラ」をかぶった(ドラマ第2期・1話の)シーンです。
からの記事と詳細 ( ハゲヅラにお歯黒もウェルカム、ほぼ「NGなし!」の小芝風花…「バッタを食べるのは無理」 - 読売新聞オンライン )
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