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Wednesday, June 8, 2022

しゃべりで座布団1枚!! 本業評価「一番うれしい」 彩の国落語大賞 桂宮治さん - 東京新聞

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出演者は事前に観客投票を告知されていなかったといい、「知らないうちに激戦を制したぞ!」と笑わせる桂宮治さん=彩の国さいたま芸術劇場で

出演者は事前に観客投票を告知されていなかったといい、「知らないうちに激戦を制したぞ!」と笑わせる桂宮治さん=彩の国さいたま芸術劇場で

 彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)が主催する二〇二〇・二一年度の「彩の国落語大賞」に桂宮治さん(45)が選ばれ、八日の授賞式で賞状と賞金が贈られた。宮治さんは今年から長寿テレビ番組「笑点」の大喜利メンバーに選ばれるなど旬の落語家の一人。賞は番組出演が発表される前に、劇場の観客投票で選出されたもので「落語家は高座で落語をしゃべるのが本業。それを見て純粋に選ばれたのは一番うれしい」と喜びを語った。

 賞は同劇場で年四回開く落語会に出演した若手落語家を対象に、観客投票で決める。二〇年度はコロナ禍で二回中止になり大賞が選ばれていなかったため、開催された二回を含めた計六回の出演者二十二人が競う「狭き門」だった。

 宮治さんは二一年七月の演目「四段目」で受賞。芝居好きの丁稚(でっち)が奉公先で騒動を巻き起こす芝居噺(ばなし)で、歌舞伎のせりふや所作がふんだんに盛り込まれたにぎやかな作品だ。宮治さんは最寄り駅から劇場までの光景や、故蜷川幸雄芸術監督の話など同劇場の「芝居」を巧みに枕に織り込んだ。

 一九九八年度の第一回の大賞受賞者は同じ笑点のメンバーで、秩父市出身の林家たい平さん。メンバーの中で年齢が近く、相談に乗ってもらうなど最も親しいといい、宮治さんは「たい平師匠も喜んでごはんに連れて行ってくれると思う。楽しみ」と笑顔を見せた。(前田朋子)

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