『ウルトラマントリガー エピソードZ』座談会に参加した（左から）平野宏周、寺坂頼我、中村優一 （C）ORICON NewS inc.
テレビ東京系『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』の完結編にあたるオリジナル映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』が3月18日から「TSUBURAYA IMAGINATION」で独占配信され、全国劇場で同時公開される。ORICON NEWSでは、『ウルトラマントリガー』マナカ ケンゴ／ウルトラマントリガー役の寺坂頼我（22）、『ウルトラマンZ』ナツカワ ハルキ／ウルトラマンゼット役の平野宏周（22）、『エピソードZ』に新たに登場するトキオカ新隊長役の中村優一（34）にインタビューを実施。『エピソードZ』の魅力などを語ってくれた。
■『ウルトラマントリガー』終わり寺坂頼我が心境「本当に、本当に幸せでした」
――『ウルトラマントリガー』お疲れさまでした。笑顔があふれる最終回となりました。
【寺坂】皆様のおかげで無事に終わることができました。多くの方に『ウルトラマントリガー』というヒーローを認めていただく日々でした。回を重ねるごとに、みんなが『トリガー』をヒーローと言ってくださった。そんな日々は本当に、本当に幸せでした。感謝でした！
――カルミラとの因縁にも決着がつきました。
【寺坂】ただ、ケンゴ的には思いっきり“スマイル スマイル”にカルミラをできずに結果的には倒したような形で消えていった。そこは心残りではあるなと見て、思いました。でも、ケンゴなりの「誰かのために動く」という精神は貫けたのかな、と思います。
――そんなところから物語は始まります。『ウルトラマントリガー エピソードZ』は、どんな物語になりますか？
【平野】言っちゃっていいですよ、全部！ これを見れば3分でわかるぐらいに（笑）。
【寺坂】どんな物語か言いましょうか！（笑）
【中村】これ、映画を見ていただくためのインタビューだから（笑）。
【寺坂】（笑）。1つのテーマとしては闇の巨人ではなく、新たな敵が出てきます。イーヴィルトリガー。その最大の敵とのバトルが今回の物語の目玉なのかなと思います。
【平野】ハルキは、トリガー、GUTS-SELECTのみんなを助けに駆けつけたんじゃないかと思います！
【中村】あれ？ 出てたよね（笑）。「じゃないかな」とか（笑）。
【平野】撮影が、ちょっと前だったので（笑）。あと、いろいろ言っちゃいそうで怖いので。ゼットさんとハルキは、みんなが想像しているのと違う出方をすると思うので、それを楽しみにしていただけたら。
【寺坂】また会えたのはうれしかったです。テレビシリーズの7話、8話に出てくださったので。
【中村】この劇場版で新隊長として加わりました。今までのGUTS-SELECTのタツミ隊長とは、ちょっと違ったキャラクターでやらせていただきました。監督から「フランクにみんなとしゃべるような隊長がいいな」と言われました。ただ、戦闘シーンや戦う描写は隊長らしくやりました。
【寺坂】僕、ケンゴは封印されてから戻ってきました。タツミ隊長は優しさもあるんですけど、ルールに厳しい隊長。発言も気にするような感覚です。でも、トキオカ新隊長は優しくて、お兄ちゃんのような感覚。それがにじみ出ていました。ケンゴとして、2人でお芝居するシーンも距離を縮めやすかったな、と思います。
【中村】「ケンゴみたいな笑顔が出る人がいい」と言われて、現場で寺坂くんの笑顔を勉強しました。
【寺坂】え～！ そうだったんだ！
【中村】爽やかで「こんなにピュアに笑えない」って思ったよ（笑）。
【寺坂】何があったんですか（笑）。
■『Z』撮影現場は平野宏周がビシバシ？ 寺坂頼我がツッコミ「絶対にウソ（笑）」
――『トリガー』と『Z』で撮影現場の違いを感じたところはありましたか？
【平野】スタッフさんも、ほぼ一緒なので。違いは服ぐらいですかね（笑）。でも、『トリガー』はケンゴくんが主人公。ケンゴくんを中心とした雰囲気になっているので優しい現場だった気がします。
【中村】『Z』の時は、どうだったの？
【平野】『Z』の時は、もう僕がビシバシと…。「俺が座長だぞ！」と（笑）。ピリピリした現場でしたね（笑）。
【寺坂】絶対にウソ（笑）。
――中村さんは、ウルトラマンはお好きでしたか？
【中村】小さいころにウルトラマンを見て育ちました。しかも隊長役。隊長って年齢が上だったりするので、『トリガー』だからこそ、この年齢で参加させていただいた。歴史ある作品に出させていただいて、とてもうれしかったです。見ていたのは『コスモス』や『ティガ』。なので、『トリガー』に出させていただいたのは縁を感じました。変身ポーズとかはしてなかったと思いますが、大人になったら、大きくなりたいなと思ってました（笑）。大きくなるレベルが違いましたけどね（笑）。
――寺坂さん、平野さんの変身シーンはご覧になりましたか？
【中村】お2人は僕にとってウルトラマンの先輩。現場で、いろいろなことを勉強させていただきました！
【寺坂＆平野】やめてください！（笑）
【中村】でも、ホントに思ったんです。アクションの前に、まず走り方のフォームがカッコいい！ 先輩方は違いました！
――一方、特撮作品という大きなジャンルだと、中村さんは先輩になります・
【平野】やっぱり走り方が違います（笑）。あとは、ベルトが見えました！
【中村】この作品でベルト見えちゃダメだろ（笑）。
【寺坂】かなり強いです！
――『ウルトラマン』と『仮面ライダー』では撮影の雰囲気は違いましたか？
【中村】全然、違うなと思いました。『仮面ライダー』の場合は、このサイズで戦う。特撮部分の撮影は全然、違うなと感じました。あとは、自分が隊員服を着ているので舞い上がりました。チームで戦うのも、より熱くなります。「どうやって撃つんですか？」っていう巨大な武器も使いましたし（笑）。ああいうのも初めてでした。スゴく新鮮でしたね。
■先輩ヒーロー中村優一が心得を伝授「永遠にヒーロー」
――そんな“ヒーローの先輩”である中村さんから、寺坂さんと平野さんにこれからの生活においてアドバイスがあれば？
【中村】『ウルトラマン』の主役。これからの歴史に残るんです。こういう作品って、どんどん新しい作品が生まれたとしてもさかのぼって見るんです。10年後、20年後の未来の子どもたちも見る。今、見ている子たちが育ったとしても、寺坂くんや平野くんのヒーロー像は消えない。永遠にヒーローだと思う。自分の作品を大切に、これからの人生を送っていただけたら。
【平野】うれしいです。歴史に名を残すんだ、って！
【中村】ありがたみがなにもなかったよ（笑）。
【平野】でも、作品は大切にしたいなと改めて思いました。ナツカワ ハルキという役も大切にしていきたいなと思いました。
【寺坂】ケンゴとしても「スマイル スマイル」な言葉を、ありがとうございますという感じです！
【中村】この笑顔ができないんですよ！
【平野】この「スマイル スマイル」を、ピュアな感じでいつまでやるかですよね…。
【寺坂】一生！ （現在82歳の）初代ウルトラマンの黒部進さんぐらいになっても「スマイル スマイル」を言い続けますよ！ でも、本当に生涯ウルトラマンというのは、まさにそう思っていた。ヒーローの先輩の言葉を聞いて、より確かだなと思いました。
――最後に『エピソードZ』の見どころを教えてください。
【中村】この劇場版にゲスト出演させていただく新隊長として、どういう形でGUTS-SELECTのメンバーや、ハルキくんと絡むのかを楽しみにしていただけたらと思います。
【平野】ゼットさんとハルキが大スクリーンに初めて出ます。大きなスクリーンでゼットさん、ハルキの毛穴までチェックしていただければ（笑）。
【中村】ゼットさんの毛穴あるのか？（笑）
【平野】GUTS-SELECTのみんなもふくめて熱いシーンがある。それを見て心を熱くしてもらえればと思います。
【寺坂】『エピソードZ』は各登場人物の熱量もそうですし、特撮シーンもめちゃくちゃカッコいいものに仕上がっています。見た時に「笑顔って大切だな」とか「ウルトラマンっていいな」と改めて再確認できる物語になっています。ぜひ、みなさん観て「スマイル スマイル」になってください！
※そのほか動画では、初対面の印象や、ウルトラマンへの変身ポーズなども披露している。
■『ウルトラマントリガーエピソードZ』あらすじ
最終決戦から2年後の地球。平和を取り戻したはずの地球に、再び怪獣が頻出する。
時を同じくして世界各地で相次ぐ、超古代遺跡への侵入事件。トキオカ新隊長（中村）を迎えたエキスパートチーム「GUTS-SELECT」は、「ライラー」と名乗るその一味を確保して調査を進めていた。
それはこの宇宙の運命を握る壮絶な戦いの序章だった。
立ち向かう「GUTS-SELECT」、さっそうと駆け付ける「ウルトラマンゼット」、そしてその中心で奮闘する主人公マナカ ケンゴ（寺坂）こと「ウルトラマントリガー」の前に、影を継ぐ最悪の巨人「イーヴィルトリガー」がその禍々しい姿を現す！
みんなの笑顔を守るため、ウルトラマントリガーが、ハルキ（平野）＝ウルトラマンゼットやイグニス（細貝圭）＝トリガーダークが、新生「GUTS-SELECT」のメンバーたちとともに、光と影の大決戦へと挑んで行く。
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