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Monday, December 20, 2021

「ビニール傘、ハンガー、試供品…」片付けられない人が必ず溜め込む不用品ワースト10 - SankeiBiz

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どうすれば住まいをすっきりと片付けられるのか。「断捨離」の提唱者のやましたひでこさんは「多くの人が必要だと思っているけど、実は捨てられるモノはたくさんある。今回は、私の基準で10種類の不用品をお伝えしたい」という--。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Edwin Tan
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Edwin Tan

※本稿は、やましたひでこ『1日5分からの断捨離 モノが減ると時間が増える』(大和書房)の一部を再編集したものです。

■一番重症な人は「ヘドロ沼」に浸かっている人

あなたの住まいの状態はどうなっていますか。

「断捨離できない」という悩みを持つお宅の状態は、3つのレベルに分けることができます。

「ヘドロ沼」に浸かって身動きがとれない人

「どぶ池」に浸かっている人

「ため池」に浸かっている人

一番重症な人は「ヘドロ沼」に浸かっている人です。

「モノであふれている」「散らかっている」というレベルではありません。ヘドロのようにモノがじっとそこにあり、その上にまたモノが重なり、動かしようのない状態のこと。あきらめの度合いが一番高いといえるかもしれません。

「どうして断捨離できないんだろう」と自分を責める

住まいがヘドロ沼になっていると、人生もヘドロに沈んだまま、もがく力さえ失ってしまっている場合があります。断捨離すると、少しもがきだす。そのもがきの最中が一番苦しいのです。

本人はヘドロに浸かっているという意識がないため、「どうして私は断捨離できないんだろう」と自分を責めます。この段階の人は、もはや「病」と見なければいけない重篤(じゅうとく)なレベルにあるといえます。

次の段階は「どぶ池」のような住まいです。モノであふれ、散らかり、動きに不自由を感じる状態です。そこに住みながら、生きづらさと自己否定にどっぷりはまっている人もいます。

住まいが「ため池」になると、だいぶモノは減ってきます。レベルとしては比較的軽症ですが、クリアな視界が得られないまま、漠とした不全感を抱えています。スッキリとした開放感とはほど遠い状態です。

この3つの空間の状態は、これにとどまっている期間、時間も無視できません。

「ヘドロ沼」であっても、その期間が短い人は足首まで浸かっているくらいだといえます。一方、「ため池」であっても、そこに何十年と浸かっている住人はやはり弱っています。

このように一人ひとりレベルも状態もちがうのです。それを本人が正しく認識することは容易ではありません。

■不用品に埋もれていると感覚が鈍化する

ある取材で訪れたお宅は、まさに「ヘドロ沼」の状態といえました。

夫婦ふたり暮らし、築20年の住宅です。外観こそキレイですが、室内に入ると不穏な空気が漂います。リビングとそこに接する和室を仕切るふすまは、ぴしゃりと閉められたまま。開けてもらうと、畳はモノで埋まって見えず、雨戸が閉まったままで真っ暗です。

「いつから閉まっているんですか?」とたずねると、なんと10年前。2階の寝室も夫の私物であふれ、寝るスペースはありません。ふたりがどこで寝ているかといえば、リビングです。

10年前に何かがあったのでしょう。何があったかはわかりませんが、自分たちにとって都合のよくないことがあり、それを見ないようにしている。感覚がすっかり鈍化し、いや麻痺し、いや不感症といってもいいでしょう。

ここから抜け出すためには、「この空間をよく見て!」としっかりお声がけする必要がありました。

そんな「ヘドロ」に足をとられながら、「どぶ池」に腰まで浸かりながら、平然と生活している人は多くいます。平然としているように見えて、その実、「いじめ空間」に身を置いているようなもの。

そんな中で夢を思い描き、夢を叶えようとしても、それはムリな話。その中で見ている夢など、現実から逃げるための幻想、つまり現実逃避でしかないのです。

■「要・適・快」を意識してモノを選抜

現状認識していくことで解決策は見えてきます。それが行動につながっていきます。現状認識とは、よく見ること。よく見て、自分がどう感じているかを認識すること。

そのうえで断捨離では「要・適・快」を意識して、モノを捨て、モノを選び抜いていきます。「要・適・快」とは、

要 要るのか、要らないのか

 さわしいのか、ふさわしくないか

 心地よいのか、心地よくないのか

を自分の心に問いかけること。

私はあきらめていません。空間の有様を変えれば、人は必ず変わるということを知っているからです。捨てればすべて解決するのに……ともどかしい思いをすることもありますが、断捨離で人生が変わっていく人たちを今日も目の当たりにしているからです。

そこで、多くの人が必要だと思っているけど、実は捨てられるモノを紹介していきます。ただし、これはあくまで私の基準、提案なので、読んでみて、皆さんがご自身で考えてみてください。

さあ、一緒に断捨離で変わりましょう。

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