家族の「あるある」を描いたつもりだったのに…予期せぬ反響が!
── そもそもご家族のことを漫画で描くようになったきっかけを教えてください。 並庭さん: 『プリンセスお母さん』を描く前からすでに漫画家としてデビューはしていましたが、連載のネームに行き詰まっていた時期があって…。 ちょうどその頃、Twitterで実録漫画が流行っていました。それを見て、私も「息抜きがてら描いてみよう」と、家族のことを漫画にしてTwitterで発信したのがきっかけです。 ですが、その当時描いていたのは母ではなく姉のことだったんです。実は母と同じくらい姉も天然な人で。一時期、姉とふたりで暮らしていたことがあって、そのときのエピソードを漫画にしました。 例えば、うっかりシャンプーを洗い落とさずお風呂から出てきたり、ゴーヤチャンプルーにゴーヤを入れ忘れたりする話など…(笑)。姉はとてもしっかり者で、私よりはるかに頼れる性格なのですが、オフのときに気が緩むみたいでギャップがとても印象深かったです。 このツッコミどころの多い姉のエピソードにTwitterで予想以上の反響があり、その流れで母のことも描くようになりました。 ── お姉さんも天然な方なのですね(笑)! 並庭さん: そうなんです。でも実は、私の中では「私の家族ヘンでしょ?」と主張したくて家族の漫画を投稿していたわけじゃなくて。むしろ、家族の“あるあるネタ”として共感してもらえるかな、くらいの気持ちで発信していたんです。 なので、「個性的」とか「面白い」と大きな反響があったときはありがたくも意外な気持ちでした。それからようやく「私の家族って思ったより個性的なのかな」と考えるようになりましたね。 ── 「冷蔵庫に洗濯機入れておいて」の話もまるでギャグですよね…!思わず声を出して笑ってしまいました(笑)。並庭さんの漫画はエピソードもさることながら、劇画テイストの作画にもニヤッとしてしまいます。 並庭さん: 作風は好きだった漫画に影響を受けているとは思います。たとえば、私の世代より少し前の漫画ですが、『ベルサイユのばら』や『聖闘士星矢』は再放送を見て好きになりました。 ちょっと昔の濃いタッチのイラストが好きで、それを彷彿とさせるタッチで描いたりもしています。 『ベルサイユのばら』は10代の頃憧れて、ふざけて貴族を自称したり母のことを「ママンレーヌ」と呼んだりしていた時期があるので、母がやってる「貴族ごっこ」をバカにできないんですよね…(笑)。 もちろんギャグ漫画も大好きです。『ルナティック雑技団』や『魔法陣グルグル』などの作品に影響を受けているのかなと思います。
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