福井市の自宅で高校2年の孫娘を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された無職冨沢進容疑者(86)が、福井県警の調べに「孫にきつく当たられて腹が立った」などと話していることが捜査関係者への取材でわかった。
県警は12日、冨沢容疑者を福井地検に送検、動機を詳しく調べる。
発表では、冨沢容疑者は9日夜、自宅で同居する冨沢友美さん(16)の上半身を刃物で刺して殺害した疑い。司法解剖の結果、友美さんの死因は出血性ショックだった。就寝中に襲われたとみられ、傷はほぼ体の前面に集中していた。
捜査関係者によると、友美さんは福井市内の別の家で両親や妹と生活していたが、1〜2か月ほど前に冨沢容疑者宅に移り住み、2人暮らしを始めた。7月下旬に冨沢容疑者と会ったという近所の男性は「『孫が両親とうまくいかず、こっちに来た』と話していた」と振り返った。同居を喜んでいた様子だったという。
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