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Saturday, August 15, 2020

眼は空洞で頬は黒く焼け…「被爆マリア像」が表す原爆の凄惨 被爆した信徒男性が続ける祈り【長崎発】(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

浦上教会信徒男性が読み上げた「平和への誓い」

8月9日、長崎市の平和公園で開かれた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典。 深堀繁美さん: まちには亡くなった人を焼くにおいが、しばらく立ち込めていました。何のけがもない人が次々に亡くなっていく現実を目の当たりにすると、次は自分が死んでしまうのではないかという恐怖感が、なかなか振り払えなかったことを覚えています。このような思いは、もう二度とどこの誰にもしてほしくないと思います 【画像】「被爆マリア像」に残る原爆の凄惨さ… 2020年の「平和への誓い」を読み上げたのは、爆心地に近い浦上教会の信徒でもある89歳の被爆者の男性だった。

東洋一とも言われた浦上天主堂が一瞬で…

深堀繁美さん: 信仰は、平和。信仰自体は平和のための祈りなんです。全世界が平和になるようにと祈っている 深堀繁美さん(89)。 早朝の教会で、祈りを捧げる。 深堀繁美さん: 子どもの時から、祈りで始まって祈りで終わる。習慣的なことをしてきたから。自分が教会に朝早くでも行ったりすることで、子どもはそれを見て育っているから何も言わないでもくるようになる。それが『信仰』じゃないか 深堀さんの先祖は、キリスト教が禁じられていた時代に迫害を受けながらも、250年間信仰を守り続けてきた「潜伏キリシタン」。 禁教が解かれた後に建てられた浦上天主堂は、かつて東洋一とも言われ、浦上の信徒たちにとっては尊い存在だった。 その「天主堂」が、一瞬にして崩れ落ちた。

原子爆弾が投下…広がる凄惨な光景

1945年8月9日、午前11時2分、1発の原子爆弾が炸裂した。 深堀さんは当時14歳で、親元を離れ、大浦天主堂のそばにあった神学校に通っていた。 授業は受けられず、爆心地から約3.4kmの三菱長崎造船所飽ノ浦工場に学徒動員で駆り出され、魚雷発射管をつくる毎日だった。 深堀繁美さん: 工場内で大きな音と火花がすぐ近くにおこり、爆弾が落ちたと思って、訓練されたとおり目と耳をふさいで床にふせました。空を見上げたとき黒煙を見ました。それが原子雲だったとあとで知りました 「浦上がやられた」と聞いた深堀さんは、翌日 教会のすぐ裏にあった自宅に向かった。 深堀繁美さん: 翌10日の昼には、浦上の実家へ戻ることを許されたので、歩いて帰ることにしました。途中には、車輪だけとなった電車や白骨が転がっており、川には真っ黒になった人が折り重なっていました。生きているのか死んでいるのかもわかりません 深堀繁美さん: 時々、「水…、水…」という声が聞こえますが、助けることはできません。浦上天主堂は大きく崩れ、その裏手にあった実家も爆風で壊れていました。父は防空壕の中の兵器工場で働いていたので助かりましたが、姉2人と弟と妹は亡くなっていました 自宅は爆風で吹き飛び、姉2人と弟、妹の家族4人を亡くした。 爆心地から500メートルの距離にあった天主堂は跡形もなく崩れ、1万2,000人ほどいた浦上の信徒のうち、約8,500人が犠牲になった。 深堀繁美さん: まさか教会が、浦上が壊れるとは思わなかった。原爆って知らないから、絶対壊れんって思ってた。普通の爆弾なら大丈夫って。悲しさは通り越してしまった。みんな亡くなってしまっているし、生きている人が少ないから、悲しさというのは全然なかった

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August 15, 2020 at 09:31AM
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