禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR“「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。 TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」6月29日（月）のお客様は、ワハハ本舗主宰の喰始さんとお笑いユニット髭男爵の山田ルイ53世さん。ワハハ本舗のお笑いライブのオーディションに出ていた髭男爵の当時の話や、一発屋ならではの苦悩など、ここだけでしか語られない話とは……!?
◆ネタだけではテレビで生き残れない!?
喰：オーディションを受けに行っている人たちから聞くと、大体がネタをやって「合否は後日お知らせします」で、おしまいになるんだよね。ところが僕（ワハハ本舗のオーディション）の場合は、「こうしたほうがいい、ああしたほうがいい」とかけっこうしつこくやるんですよ。 山田：やった！ 僕らも（喰さんに）言われましたし、ほかの芸人がそれを振られてるところも見ましたわ。「今、こういうアイデアが浮かんだから、これでちょっと1回やってみて」みたいな、演出をつけてっていうネタ見せでしたね。 喰：今だったらテレビで突然振ってくるじゃないですか。僕は当時テレビ（番組の放送作家）もやっていたから当たり前のことなんだよね。そのハードな状況に慣れていかないと、結局今売れてるとか生き残っているお笑い芸人さんって“ネタじゃない”じゃないですか。
◆猫ひろし、オリンピック出場への道をアドバイスした人とは？
喰：僕のオーディションライブに来た猫ひろし。彼は当時フリーだったので、「じゃあうち（ワハハ本舗）でやってみない？」となって。 で、猫ちゃんがいろんな番組で呼ばれてネタをやるんじゃなくて、“体験”というか……香港かどこかの取材で振られるわけですよ。「そこから何が見える!?」って。そしたら「何が見えますかね!?」ってオウム返しの答えしかしないの。 「あ、こいつは消えるな」と思ったら（笑）、案の定仕事はなくなっていくわけですよ。で、よくしたもので、そのあとに例のマラソンが……。あれを仕掛けたのは実は誰かと言うと、ホリエモン（堀江貴文さん）なんですよ。 山田：あ、そうなんですか！ 喰：あれはもちろんTBSの番組企画で、素人として走っていて、それを見ていたホリエモンが「だったらオリンピック出たら面白いんじゃない」って。「無理に決まってる」って言うと、だったら「日本じゃないところから出れるんじゃないの？」っていう流れから動いてきた話なんですよ。 山田：カンボジアですよね。いろいろ縁があるんですね。 喰：で、そのときに僕は猫ちゃんに「それはぜひやりなさい」と。そうすればアスリートとして、仕事や講演会とかで呼ばれることになるから。そうじゃないと、芸人だけでは（この先）厳しいっていう感覚があったので。 山田：やさしいのか、きついのかわかりませんけど（笑）、「喰さんの門下生は生命力が強い」っていうイメージがすごくありますもんね。で、ことがどんどん大きくなって、今の猫ひろしさんになって動いていくということですよね。 （TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」6月29日（月）放送より）
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July 05, 2020 at 09:50AM
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猫ひろしの五輪出場を仕掛けたのはホリエモン!? ワハハ本舗主宰・喰始「芸人だけでは厳しい感覚があった」（TOKYO FM＋） - Yahoo!ニュース
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