家庭に常備されていることも多い「乾燥カットわかめ」だが、主菜、副菜、作り置きおかずなど、どんな料理にも活用できる万能食材。実は料理で起こるあのイライラを解消できる方法もあるという。『ふえるわかめちゃん』などを製造販売する理研ビタミンの大場加奈子さんに聞いた「乾燥カットわかめ」にまつわるライフハックを紹介する。
【画像】面倒な水切り不要? 放ったらかしで出来上がり「白和え」レシピ
■吸収性を生かし、野菜炒めのベチャっと感を解消
野菜炒めを作った時に、野菜から出た水分でベチャベチャになってしまった経験はないだろうか。それが「乾燥カットわかめ」で解消されると大場さんは言う。
「乾燥カットわかめは、水分を吸収しながら戻るので、その仕組みをうまく利用して、水分が多めの野菜や豆腐などの食材と一緒に使えば、料理がベチャっとしたり、水っぽくなるのを防いでくれます」
作り方は簡単。フライパンにサラダ油を入れ熱し、もやし、キャベツ、にんじん、乾燥カットわかめを入れ、強火で2分炒める。3分間おけば出来上がりだ。
「炒めた野菜から出た水分で、ベチャっとなってしまいがちな炒め物に乾燥カットわかめを振りかけて一緒に炒めると、その水分をわかめが吸って水っぽくならなくなります」
乾燥カットわかめを入れることで、野菜の栄養素プラス、ミネラルや食物繊維も加わり、栄養も満点に。
豆腐や白ごま、白味噌など「白い食材」で作られる和え物「白和え」。ほうれん草やにんじん、こんにゃくなどの食材を混ぜ合わせて作るが、水切りが面倒なイメージはないだろうか。大場さんによると、その面倒な白和えが放ったらかしで作れるという。
「白和えは豆腐の水切りを何度もしなければならないので、作るのに手間と時間がかかります。しかし乾燥カットわかめを使えば、豆腐から出る水分を吸収してくれるので、『水切り不要』で簡単に作ることができます」
「放ったらかし白和え」の材料と作り方は以下の通り。
【材料】
・ほうれん草 50g
・にんじん 20g
・木綿豆腐 300g
・乾燥カットわかめ 大さじ2
・めんつゆ 大さじ1
【作り方】
(1)ほうれん草は1分程ゆで、冷水に取って水気を軽く絞り、4cm幅に切る。にんじんはせん切りにして2分程ゆで、ザルにあげて水気を切る。
(2)保存袋に豆腐、乾燥カットわかめを入れて、木綿豆腐を潰す。3分ほど放置すると、わかめが豆腐の水分をしっかり吸収した状態に。
(3) (2)に(1)を加え、めんつゆを入れて、混ぜ合わせる。
〇監修者/大場加奈子
日本わかめ協会事務局。 理研ビタミン(株)所属:技術士(水産部門)。
三陸、鳴門、韓国など産地別のわかめの特徴などから乾燥わかめのベストな戻し方法など、わかめについて探求している。また、わかめの便利な活用法などにも詳しい。
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