◆ソフトバンク春季キャンプ(4日、宮崎)
ソフトバンクの井上朋也内野手(21)が4日、レギュラー奪取を誓った。4日のフリー打撃では34スイング中、連発を含む柵越えが4本。フェンス直撃の強い当たりも見せるなど、オフに米国で行った自主トレの効果を披露した。
昨年から一回り大きくなった姿が宮崎にあった。特大の当たりをフリー打撃で披露すると、午後の自由練習では特打に取り組んだ。猛アピールを続けているが、井上は「力は付いたけど、まだ(感覚が)ずれている感じはある。全然です」と慎重だった。
1月。栗原が行っている米・アリゾナ州での自主トレーニングに同行した。メジャーリーガーもいる施設で、ウエートトレーニングと打撃に取り組んだ。朝食と昼食はサラダと鶏肉中心の生活ながら、昨年2月の体重86キロから5キロ増の91キロに増量。ウエートトレーニングでもベスト重量を更新するなど筋量もアップした。目に見える形で〝アメリカ効果〟が体に表れ、帰国の途に就いていた。
同時に危機感も抱いた。栗原とは三塁のポジションを争うライバルでもある。井上は「追い越さないといけない立場だけど、まだ圧倒的な差がある」と自らの立ち位置を冷静に分析する。特に感じたのは練習姿勢だ。黙々と練習メニューをこなす栗原を間近で見た。「そこをどうにかしないと差はこれ以上埋まっていかないと思った」
ともにA組(1軍)スタートで、熾烈(しれつ)な競争が待ち受ける。井上は「(栗原に)打撃で勝っている部分もあると思った」と自信を見せる。その上ではっきり将来の道筋も描いた。「まずは今年、1軍に定着して信頼を勝ち取って。来年レギュラーを取るというのがプラン。もちろんレギュラーは今年も目指す。(栗原を)追い越したいですね」。21歳の若武者の成長が著しい。(鬼塚淳乃介)
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