久しぶりに晴れ間が見えた正月、家で八重山の伝統凧（たこ）八角とピキダーを揚げていたら着陸準備に入った飛行機が高度を下げ凧の上を通過して行った▼それを見ていた知人が、この辺は凧あげ禁止区域ではないのかと不安がった。「大丈夫です。見た目には凧と飛行機の大接近に見えますがだいぶ離れています。危ないと思ったら操縦士もそんなには下降してきません」▼「大浜も宮良も白保も凧あげ制限区域外です。もしこのエリアで飛行機が凧にぶつかってくるなら操縦士と航空会社の方が悪いと思います。新空港開港に当たって地域との話し合いで緊急時でない限り集落上空は低空飛行しないことになっているはずです」▼「夜間や天候不良時に順守している竹富、真栄里、大浜を左側に宮良を右側に見て宮良湾を降下する着陸コースを普段から実践していれば問題なし、学校の上を飛ばないでという騒音問題も同時解消です」▼その意味でも本欄の繰り言になるが誰が見ても安全で安心な地に各種イベントや凧あげもできる広い国際交流広場の夢実現は観光振興の視点からも急務▼本日の新春凧あげ大会は会場が探せず不本意なまま運動公園陸上競技場で開催される。来場の親子に「舞い上がれ凧」と凧からの「お菓子」をプレゼントし夢実現を託したい。（仲間清隆）
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