はたして、第5世代になっても、レンジローバーはレンジローバーでしかありえない、そんな出来映えだ。
さきのデザイン面でいえば「ほかのなににも似ていないこと」を考え、「そのため、クリーンで、よけいなものをすべて削ぎ落としたようなボディを作りました」と、デザインを率いるチーフクリエイティブオフィサーのジェリー・マガバン氏は語った。
「ロレックスやエルメスはプロダクトとブランドが密接に結びついているのが特徴です。バッジを外してもそれとわかります。新型レンジローバーも、おなじところにいると自負しています。“デザイン”と私が言うとき、それはたんに外側を飾るスタイリングを意味していません。求められる要件を高いレベルで達成することなのです」
それまで写真でしか見ていなかったので、そのときは、あまりにつるんとしたサーフェスの処理に、私は「ちょっとやりすぎでは?」と感想を持っていた。ところが、サンフランシスコで、太陽光線を反射した車体を見て、たしかに美しさを強く感じた。新しい、でも、どこから見てもレンジローバーなのだ。
ほかにマネ出来ない“らしさ”
操縦した印象も、デザインとすこし似ている。いいところを残して、かつ良くするべきところにしっかり手が入っているのだ。とくにサスペンションシステム。先代のふわりふわりとした“足さばき”が保たれているのは、私がとても気に入った点だ。
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