牛久市のブランド農産物「うしく河童(かっぱ)大根」の出荷が始まっている。JA水郷つくばの牛久営農経済センターで十一日に行われた「目揃(めぞろ)え会」では、生産者らが洗いたての真っ白なダイコンを前に、形や色つやなどが規格通りかどうかをじっくりと見定めた。
市内のダイコン栽培は一九八六年に始まり、九二年から「うしく河童大根」の愛称に。JA水郷つくばの大根生産部会(会員三十四人)は、春ダイコン約二十ヘクタール、秋冬ダイコン約四十ヘクタールを作付けしている。
色つやが良く、みずみずしいのが特徴で、春ダイコンはサラダにぴったりという。二〇〇五年にダイコンでは県内で初めて、県の銘柄推進産地の指定を受けた。
増原進一部会長(63)は「春先の低温や雪で収穫が遅れたが、気温が上がれば出荷量が増えてくる」と話す。今シーズンは十万ケース(一ケース十キロ入り)を目標にしているという。
大根生産部会では今年二月、新規就農者を含めた二十〜四十代の若手生産者十六人による青年部が発足。川崎将(ひとし)部長(40)は「販促やPRにインスタグラムを使い、安全なうしく河童大根を手に取ってもらえるよう、全国に発信していく」と意欲を見せた。(林容史)
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