BSN新潟放送
新潟県にある東京電力・柏崎刈羽原発の稲垣所長らが１３日、自民党新潟県議団に対し、一連の不祥事に関する改善計画を説明しました。「生まれ変わった姿を示したい」と話す東電に、県議からは厳しい声が上がりました。 自民党県議団に説明したのは、１０月に新たに就任した柏崎刈羽原発の稲垣武之所長です。 【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】 「生まれ変わった姿を行動と実績でお示しすることで、地域の皆さまにご安心ご信頼いただけるようやり遂げてまいりたい」 柏崎刈羽原発では侵入検知設備の故障など核物質防護に関する問題が相次いでいて、東京電力は９月、原子力規制委員会に改善措置報告書を提出していました。この報告書について直接、説明を受けた県議からは厳しい言葉があがりました。 【石井修県議】 「人間味がない、人間性がない。最低限守らなければいけないからやっている、それさえ守れていない。言い訳が効くからいい、こんなことでは駄目なんですよ」 【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】 「リーダーとしての決意が見えないと受け止めた。社長の小早川、私、そして会長の小林、連携してリーダーがその覚悟をもってやっていくと考えておりますので、それを見てご評価いただきたい」 稲垣所長は加えて「これが最後だという覚悟を持って臨んでいく」と述べました。 【自民党 小野峯生県議】 「万が一、何かあれば撤退だということにも相なろうかと思っているので、注視してまいりたい」 東電は自民党の他に、公明党、未来にいがたにも説明に回り、今後は共産党などすべての政党、会派に説明を行うとしています。
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