現場と行政をつなぐのが政治家の役割
――三浦さんは若手研究者への支援ですごく評価されています。なぜそこに関心を持たれたんですか。 僕自身が若手研究者という時代があって、若手の研究者を守っていくことは日本の将来のために極めて重要だと思っていました。あるときツイッターで、日本学術振興会がやっている国の制度を利用して特別研究員をしている方が、新型コロナの影響で研究が止まってしまい、今後が不安なので解消してほしいと声をあげていたんです。年度途中で制度が終わると研究費がなくなって研究が続けられなくなり、博士論文が書けなくなってしまいます。 それを見てこれはと思って制度の内容を勉強して、文部科学省の方と議論を始めたところ、すぐに動いてくれました。制度の期間を延ばして研究費がなくならないようにしました。 ところが反省点があります。 ――反省点とは何ですか。 研究費をもらって資格の期間を延ばしたとしても、その人たちはアルバイトなど他の仕事を掛け持ちできないという約束になってました。国が研究奨励金という生活費を支援していたんです。生活費がなくなると困るので、その部分も面倒見てほしいという声もいただきました。そこで財務省に掛け合って予算化されました。 ――すごいですね。国会議員は課題を見つけると、それをどう実現していくのか。そのプロセスが見えることはほとんどないのでイメージが湧きませんでした。本当に予算がつくんですね。 そこが政治家の役割です。制度を運用している機関や団体に課題を伝えても、そういうところは予算で動いています。一方で私たちは予算をつけて、どんどん進めていくことをやっているので、現場と行政をつなぐのが政治家の役割だと思います。
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