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Wednesday, June 30, 2021

ジャルジャル「雑談はしない、ネタ作りは自然現象」毎日公開するコント制作の裏側と2人の独特な関係性とは? - フジテレビュー!!

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2年ぶりとなる単独ライブツアー「JARUJARU TOWER 2021―ジャルってんじゃねえよ―」を6月1日(火)の東京公演を皮切りに、福岡、大阪と3都市で行うお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介。

コンビ結成18年、2020年9月に開催された『キングオブコント2020』(TBS系)では優勝を果たし名実ともにコント界の頂点に上り詰めた。

2014年に開設したYouTubeチャンネル「JARUJARU TOWER」では、ネタを毎日更新し続けるという他の追随を許さないスタイルを極め、登録者数は今や117万人(2021年6月22日現在)を突破した。

2人の独特なやり取りで構成されるジャルジャルのネタはいかにして生み出されているのか、「仲は良くない、悪くはないだけ」「芸人の中で一番普通の存在」と自分たちを評する2人にフジテレビュー!!がインタビューした。

“おちょけた2人”から「こいつらマジでコントが好きなんだな」への周囲の目線の変化

<ジャルジャル インタビュー>

ギャラリーリンク 左から)ジャルジャル・後藤淳平、福徳秀介
左から)ジャルジャル・後藤淳平、福徳秀介

――観客を入れてのライブは久しぶりですが、ここまでの手応えは?

後藤:いい感じに仕上がっていると思います。不思議なもので、日によって観客の反応は違っていて。アンケートも読ませていただいていますが、良い反応をいただいていると思います。

内容に関しては、新ネタのコントライブということくらいしか言えないです(笑)。2人で2時間、新しいコントをしています。会場ごとに配信もあるので、「行くほどではないな」という人にぜひ配信を見てほしいです。それで「次は行ってみたいな」と思ってもらいたいですね。

――YouTubeチャンネルも芸人の中では早い段階で開設し、圧倒的な人気を誇っています。毎日ネタを公開し続けていますが、すごいことをしているという実感はありますか?

福徳:誰でも何かしらを毎日続けていると思いますし、その感覚でやっているので、そんなにすごいことをやっているとは全然思わないですね。10年以上前のネタを今上げているだけなので。

後藤:こんなに見てもらえるとは思わないで始めたので、非常にありがたい、大満足ですね。ネタについては、タイトルだけを書いたメモがあって、それを見て思い出していくんです。YouTubeでは「8000本上げるまで続けます」といって始めたので、最低でもそこまではいかないといけないなと思っています。タイトルのメモを保管しているのは僕の方なので、その書類がなくなると過去のネタが分からなくなっちゃうんで、すごく大事にしています。

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――会議や雑談の中でネタが生まれるということではなく、タイトルを見たら、2人とも同じコントの画が浮かぶということなのでしょうか?

後藤:雑談はしないです。即興でやるという感じですね。

福徳:僕ら仲がいいと勘違いされているんですけれど、長年一緒にやっているスタッフさんも途中から「あれ?こいつら全然しゃべらへんな」って気づいてきます。僕らは、仲がいいわけではなくて、まったく仲が悪くないってだけです。信頼するしないという以前の問題で、空気を吸うみたいな感覚の“存在”です。

後藤:意見の食い違いもないというか、意見がないですね。お互いに「これちゃうやろ」というのはない、全部オッケーですネタに関しては。

――お互いに好きなところ、直してほしいところは?

後藤:……もはや、ないんですよね(笑)。

福徳:本当に何もないですね(笑)。これは共通認識でしょうけれど、「頼むから長生きしようぜ」ということくらいですね。本当にそれくらいしかないんですよ。

――YouTubeチャンネルを始めたのは2012年、そして昨年は『キングオブコント』でも優勝しました。周囲からの評価は変わりましたか?

後藤:僕らが20代くらいのときは、世間一般的には“おちょけた2人”と思われていたと思うんですが、毎日動画投稿を始めてからは周りが「あれ?こいつらマジでコントが好きなんだな」という風に見てくれるようになった。そこからちょっと見方が優しくなったなと言う感じがします。

YouTubeチャンネルをやっていなかったら『キングオブコント』で優勝できていなかったかもしれないし、まあそれは分からないですけれど。でもやっていて、確実に自分たちのプラスにはなっていますね。

「芸人の中で一番普通」と語る2人の5年後は?

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――1日のどのくらいの時間をジャルジャルに費やしていますか?

後藤:単独ライブ前とかは、ネタ作りのために会ってネタを作って、作家さんと一緒に構成を考えてということをやりますが、そんな毎日毎日ではないです。普段は、ほぼネタ以外のことを考えています(笑)。

福徳:僕らは、芸人の中で誰よりも一番普通の存在ですよ。

後藤:ベランダに草木を植えているんですけれど、それが育つとうれしいですね。

福徳:僕はカフェのテラス席でホットコーヒーを飲みながら、飛行機雲を見るのが好きです。「今日は3本見るまでは帰らん」とか。冗談ではなく、本当に好きなんです。

――ところで、ジャルジャルといえば仲の良さそうな宣材写真が思い浮かぶのですが、ずっと「肩を組んでいる写真」を使い続けるのは学生時代にラグビーをやっていて“スクラムを組む”的な理由があるのでしょうか?

ギャラリーリンク ジャルジャルといえば思い浮かぶ「肩を組んだ」宣材写真の理由は?
ジャルジャルといえば思い浮かぶ「肩を組んだ」宣材写真の理由は?

福徳:一番最初の宣材写真は、芸人になって3年目くらいにプロのカメラマンさんに撮ってもらったものです。100枚くらい撮ってもらった中で1回だけ肩を組んだら、当時の劇場の支配人さんがその写真をチョイスしたんです。僕らではなくて社員さんが宣材写真を選ぶので。そこからはなぜか写真が変わっても肩を組んだままですね(笑)。

福徳:1/100の確率だっただけです。確かにいい写真でしたので。

――福徳さんは作家活動(2020年に小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を発表)、後藤さんは俳優活動(2020年に映画「ロックンロール・ストリップ」で初の単独主演)と、活動の幅を広げています。今後挑戦してみたいことは?

後藤:僕はスケジュールに問題がなければ、面白そうだなと思うことはやらせていただきたいなという感じです。俳優業は、お笑い芸人が出てきてヘラヘラやるわけにはいかないので、しっかりやらないとな、という緊張感はあります。

福徳:僕も面白そうだなと思ったらやれることはやりたいですね。

――5年後「こうなっていたい」という展望は?

後藤:40代で、どんな単独ライブをやっているだろうなというのはあります。単独ライブはやっていたいし、変わらずYouTubeにもネタを毎日アップしていたい。何か新しいネタの見せ方みたいなものを発見できていたらいいと思いますね。

福徳:僕は年々ガリガリになっていっているので、40歳になったときにはしっかりとした体になっておきたいなという気持ちがありますね。年々、頬骨もゴツゴツしてきて、体脂肪もどんどん減ってきているので、「なんでやろ?」と自分でも不思議なんですけれど。ずっとランニングばかりしていたので、最近はやっと筋トレを始めてみたんです。プロテインなんかも飲み始めて、ちょっと変化が出ればなという感じですね。ほどよい体になりたいです。

後藤:5年後のボディが楽しみですね。

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――最後に、単独ライブを見に来てくれる方、配信ライブを見てくれる方にメッセージをお願いします。

後藤:1回見てもらえたら次も行きたいなと思ってもらえる自信はあるので、見たことがない人には是非見てもらえたらなと思います。

福徳:YouTubeのチャンネル登録者数が100万人を超えているので、めちゃめちゃ浅はかな考えだと、100万人は配信を見てくれるはずなんです。でもそんなわけには当然いかない。YouTubeには思い付きで何も考えていない状態のネタをあげていますが、ライブではしっかり考え込んだ本気のネタになっています。是非見てください!

<ジャルジャルがサイコロトークに挑戦!>

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「JARUJARU TOWER 2021ージャルってんじゃねえよー」

【大阪公演】
7月26日(月)~8月1日(日) ※8月1日は配信あり
会場: COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

詳細は公式サイトまで。

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