【写真】平和でしかない世界線…お手製モルカ―取り囲むシルバニアの赤ちゃんたち もふ猫ショットも
■「こんなにも可愛いものを世に送り出したクリエイターさんや企業の方々には感謝しかない」
――モルカーとシルバニアの赤ちゃんたちが手を組んで猫ちゃんに登っている写真には、多くの反響が寄せられましたが、そのことについてはどのように感じていますか?
【シルバニアファミリーのエモいくるみりすの赤ちゃん(以下エモりす)】シルバニアアカウントに突如現れたモルカーのぬいぐるみに、「?」と思われた方もいらしたと思うのですが、「モルカーの可愛さやいじらしさといった魅力が、ひとりでも多くの方に伝われば嬉しいなあ」と思いました。
――モルカーとシルバニアを組み合わせてみようと思ったきっかけは?
【エモりす】シンプルに私が『PUI PUIモルカー』にどハマりしたからです。「シルバニア=可愛い」を司る脳の辺りが刺激される感覚があったので、「シルバニアが好きな人は絶対にモルカーも好きだと思う」と感じました。『PUI PUIモルカー』の放送後は、アニメ内での人間の行いから「人間は愚か」というワードがTwitter上で飛び交うのですが、それを見たときに「運転手が仮にシルバニアだったら、また違ったストーリーが生まれるかも…」とも思いました。
――直感に近かったのですね。
【エモりす】あと、裁縫上手な母に「シロモちゃん(モルカーのキャラクター)のぬいぐるみを作ってほしい」とお願いしたところ、すごいクオリティのシロモちゃんが納車されたので、フォロワーさん達にぬいぐるみを見て頂きたいという気持ちもありました。
――シルバニアとモルカ―の2つが合わさったときの“魅力”や“癒しの力”に関しては、どう感じていますか?
【エモりす】シルバニアの赤ちゃんを撫でては「可愛い…」と呟き、モルカーを見ては「可愛い…」とため息をつく日々です。こんなにも心温まる可愛いものを世に送り出して下さったクリエイターさんや企業の方々には感謝しかありません。私はその可愛いもので気ままに遊んで、その様子を写真に収めているだけなのですが、それがまた誰かの「可愛い…」という感情に繋がるのは、とても嬉しくて幸せなことです。今回はシルバニアの世界とモルカーの世界が合わさることで、倍以上の物語の広がりが生まれたと感じました。
■「寂しさや悲しさの感情を吐き出したい」 そう感じたときに新しいアイデアが思いつく
――今回の写真は2019年に投稿した、寝ている猫ちゃんのお腹にシルバニアの赤ちゃんたちが隠れている写真の続編ということですよね?
【エモりす】そうですね。猫のお腹にシルバニアの赤ちゃん達が顔を埋めている「ばれてない ばれてない」シリーズです。うちのシルバニアの赤ちゃん達は「じぶんたちはぜんぜん猫にバレずにうまくやっているぞ!」と思って生活しているようなのですが、猫側にはバレバレです。たまに連れ去られて齧られたり、すっ転がされたりしています。私が慌ててシルバニアを助けにいくと、何故かいつもコアラの赤ちゃんが襲われていますね。
――ほかにも、「ジェイソンになったシルバニアの赤ちゃん」や「ぼっちで給食を食べているリスの赤ちゃん」など、エモりすさんの投稿には単に可愛いだけではないブラックな作品もありますが、アイデアはどういったときに思いつくのですか?
【エモりす】日々の生活の中で、ふと寂しくなったり悲しくなったり、そんな感情や出来事があったときに、何か外に出したいという気持ちが「あ、こういう写真を撮ろう」という思いに繋がります。ちなみに、ぼっちで給食を食べているくるみりすの赤ちゃんの写真は、私自身の経験からきています。「どうしても給食が食べ切れず、掃除の時間が始まっても食べることを強いられていた幼少期の悲しみ」を表したのがこの1枚です。
――そもそもエモりすさんが、シルバニアにハマった経緯は?
【エモりす】小さい頃に、シルバニアファミリーの『赤い屋根の大きなお家』を買ってもらいました。実はそのときはあまりハマらなかったのですが、社会人になってから仕事があまりにもキツくて、おもちゃ売り場のシルバニアコーナーへ足を運び、その前でぼんやりするという時期がありました。
――癒しを求めていたのですね。
【エモりす】しばらくは何も買わずにほっこりして帰宅していたのですが、Twitterで「シルバニア」と調べたら、シルバニアの赤ちゃんを愛でるアカウントが出てきて心を打たれました。そして、「私もシルバニアの赤ちゃんをお迎えしたいな」と思いながら売り場へ行ったところ、くるみりすの赤ちゃんの箱がこっちを見ていて目が合ったので、購入して一緒に帰ったのが、このアカウントの始まりです。
■「シルバニアを通してさまざまなバックボーンを持った方々と親しくなれたことがうれしい」
――日常生活の中で、シルバニアが占める割合を教えてください。
【エモりす】占める割合は1割に満たないと思います。「少ない」と感じられるかもしれませんが、「シルバニアが生活の全て」という感じではないです。ただ、シルバニアの赤ちゃんを手に取ってじっくり眺めたり、背景や光の具合、その状況に合った表情に見えるように色々と工夫しながら写真を撮ったりする中で、「この子はこういう性格をしていそうだな」と、1体ごとに「個性」を意識するようになりました。
――それはおもしろいですね。
【エモりす】あくまで「私の家にいる子達」の性格ですが、例えば、コアラの赤ちゃん三兄弟は「手癖が悪くてヤンチャ」とか、マシュマロネズミの赤ちゃんは「喧嘩が強いけれど寡黙」、チャコールネコの赤ちゃんとシマネコの赤ちゃんは仲良しで「物腰が上品で植物が好き」といった個性があります。
――そんなに細かい設定だとは…。
【エモりす】本来のシルバニアファミリーが目指す方向性からは明らかに外れていると思うのですが、「そういうシルバニアの赤ちゃんがいてもいいよね」と色んな解釈・設定を考えるようになりました。汚れやホコリがつかないようにおうちの方が気を遣われている子も、たくさん遊んでもらって体や顔の色が変わってしまった子も、「そのおうちの方が可愛がった」シルバニア達で、愛情の形と遊び方は人それぞれだと思っています。
――最後に、エモりすさんにとって、シルバニアとは何ですか?
【エモりす】年齢も性別も、暮らす街も国さえも越えて、知らない人と仲良くなれる愛らしい人形です。実際にアカウントを開設してから、全国津々浦々にシルバニア友達ができました。ときには海外の方からメッセージを頂くこともあります。
――まさに国を越えたお付き合いですね。
【エモりす】「シルバニア」という共通の趣味を通じて、様々なバックボーンを持った方々と親しくなれたことは、私にとって本当に貴重で、何ものにも代え難い経験になっています。その人達に可愛がられているシルバニアと、その人達が暮らす街に思いを馳せる時間も楽しいですね。
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