コロナ禍でも増収のクリスプ・サラダワークス
全店での月間売り上げ約1億円のサラダ専門店、クリスプ・サラダワークスの人気おすすめサラダ。左から時計回りに、「クラシック・チキンシーザー」1084円、「マーベリック」1397円、「スパイシー・バイマイ」1194円、「カル・メックス」1297円(撮影:今井康一)
近年の飲食業界を観察していると、ある傾向が見て取れる。ITの技術やその業界の思想文化などとの融合だ。例えば本誌でご紹介した例で言えば、創作フレンチのsio、クラフトアイスクリームのHiOなどが挙げられる。
前者はウェブ媒体「note」によるメニュー説明で、「食べる」という体験の価値を高めた。また、動画レシピの発信によりファンを爆発的に増やしている。またHiOは、サブスクリプションというIT由来のサービス形態で売り上げを伸ばしているほか、新メニュー開発のためにクラウドファンディングを採用している。
それらの手法は飲食というどちらかと言えば「伝統」が重視される業界において異端なものだったが、まずは若い人や食に敏感な人の耳目を集め、やがて裾野を広げていくことに成功している。
接客システムにAIを導入したサラダ専門店
今回紹介するクリスプ・サラダワークスも、その系列に加わるレストランだ。
麻布十番店の外観(撮影:今井康一)
2014年12月に麻布十番店をオープンし、現在は都内を中心に19店舗を展開している。
同店で提供する料理はただ1つ、カスタムサラダだ。
「チョップドサラダ」と言って、野菜などの具材を細かく切り刻んで混ぜ合わせた、アメリカではポピュラーなサラダ料理で、同店では具材、ドレッシングを自由にカスタマイズできることを1つの売りとしている。
1つひとつ具材を組み合わせてオリジナルのサラダを作ることもできるが、8種類ある「シグナチャーサラダ」(おすすめ)からベースのサラダを選び、具材を足したり引いたりしてカスタマイズするのが簡単だ。
からの記事と詳細 ( 1000円超の「サラダ専門店」に男性も通う理由 - 東洋経済オンライン )
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