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Monday, December 28, 2020

中村晃「川村さんの分も生きたい」言葉の力・激闘編 - 野球の国から - 野球コラム - ニッカンスポーツ

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恒例「言葉の力」を全2回で送ります。迫力、気力、魅力、死力、影響力、神通力…喜怒哀楽を担当記者がピックアップ。コロナ禍に負けず闘った特別なシーズンを振り返ります。第1回はグラウンド上の「激闘編」。

  ◇   ◇   ◇  

レッズ秋山「現役を終えたときに、どれだけのものが残せたかが、選手の価値でもある。それは、自分でつかめるように」(7月18日、メジャー開幕前に新たな挑戦への覚悟を示した=斎藤庸裕)

ツインズ前田「200勝というのが難しくなってきている時代だと思うので、だからこそ達成したい」(9月23日、日米通算150勝を達成。次なる記録へ立ち向かう決意を示した=斎藤庸裕)

エンゼルス大谷「かかるプレッシャーも大きいし、責任も大きいし、純粋に楽しんでいるだけではいられないとはもちろん思ってます」(8月1日、今季2戦目の登板前日に。投手復帰初戦は1回途中5失点。重圧を感じている本音を吐露=斎藤庸裕)

レイズ筒香「ハンマーを振り回しても勝てない。日本刀を扱うような精神が必要。研ぎ澄ました心が必要。心の重さもある。とてつもなく重い。ハンマーを力任せに振り回すのとは違う」(メジャー開幕を前に日本人として戦う覚悟を示した=為田聡史)

阪神岩田「ちょっと恥ずかしいんですけど、消えそうで消えないマジックみたいなのが岩田稔だと思っている」(10月1日、粘り強いベテランらしさを自ら表現=奥田隼人)

阪神藤浪「死ぬほど緊張しました」(9月29日、プロ8年目で初ホールドを記録。誰かの白星を背負う、主戦場とした先発とは違う中継ぎの責任感を味わった=磯綾乃)

広島会沢「カープの野球がどういうものか、僕らがやっていかないといけない。それを見て若い子が勉強していけばいいと思うし、教えていかないといけない」(7月26日、決勝グランドスラムを放ち=古財稜明)

巨人戸郷「新人王は自分も今シーズン意識しながら入って来た。ライバルとなる森下さんは同じように勝っているので、僕も負けじとと言っていますけど、僕の場合は長く投げられず、野手に助けられている」(8月27日、7勝目を挙げ、新人王を争っていた広島森下を意識した=久永壮真)

西武辻監督「望むところじゃないの、ウチとしては。まったく並んだ状態だから、この3試合というところが今年の総決算で、踏ん張りどころ」(11月6日、ロッテと同率2位となり残り3試合に向け力を込めた=栗田成芳)

西武内海「ようやくライオンズの一員になれたと思います」(9月2日、ロッテ戦で移籍後初となる743日ぶり白星を挙げ=栗田成芳)

昌平・黒坂洋介監督「昌平の歴史を変えよう」(8月22日、埼玉独自大会準決勝前に。チーム初の決勝進出に向けて、選手を鼓舞した=湯本勝大)

東海大菅生・本田峻也投手「意識してスタンドを見たりしている。みっともない試合はできない」(11月15日、秋季東京大会優勝後に。観客の後押しでモチベーションを上げる。=湯本勝大)

亜大・生田勉監督「今年は自粛期間中には家にも帰られず寮に閉じこもり、自主トレの毎日。ガマンしてガマンして、本当によく頑張った。えらかったな。コロナの年に俺たちは優勝した。胸を張っていいぞ」(東都大学秋季リーグ戦優勝で選手たちへ=保坂淑子)

日本ハム西川「むちゃくちゃむかつく出来事。僕の中での大きな事件ですかね。きっかけがあったので、こうやって自分の地位を確立できた」(6月20日西武戦後、5年前に2軍降格を告げられたメットライフドームで通算1000安打を達成したことについて問われ=木下大輔)

日本ハム上沢「正直、ケガをする前より、まだ体力が足りないな…と。7-1で完投して、喜んでも…ね」(9月1日、左膝骨折を乗り越えてつかんだ2年ぶりの完投勝利について=木下大輔)

日本ハム中田「昔みたいに、バカみたいにバットを振らなくても打球が勝手に飛んでいってくれる。モノが違うというか、レベチというかね」(2月25日、春季キャンプを終えて手応えを問われ=木下大輔)

阪神藤浪「死ぬほど緊張しました」(9月29日、プロ8年目で初ホールドを記録。誰かの白星を背負う、主戦場とした先発とは違う中継ぎの責任感を味わった=磯綾乃)

広島会沢「カープの野球がどういうものか、僕らがやっていかないといけない。それを見て若い子が勉強していけばいいと思うし、教えていかないといけない」(7月26日、決勝グランドスラムを放ち=古財稜明)

カブス・ダルビッシュ「数字を見れば、どの投手ともある程度は張り合えるくらいの数字はあったと思います。トップレベルが見える、その位置の近くに来られたとは思ってます」(10月2日、ポストシーズンで敗退。日本人初の最多勝を獲得した1年を振り返って=四竈衛)

レイズ筒香「いつもと違うような、初めて経験するような感じでした」(7月24日、デビュー戦初本塁打も無観客の中、ダイヤモンドを1周して=四竈衛)

西武高橋光「マウンドで『2アウトまでいけよ~』って冗談に和んで、切り替えることができました」(9月8日、オリックス戦9回先頭に打たれノーヒットノーランを逃し。02、05年に9回2死から2度逃した西口投手コーチからのひと言で切り替えて完封=栗田成芳)


高崎健康福祉大高崎・戸丸秦吾捕手「次の舞台を目指す上で自覚して欲しい。コンディションの整え方が甘い。エースの自覚が足りない」(8月16日、甲子園交流試合の帯広農戦で4回3失点した下慎之介投手に、強烈なダメ出し。信頼関係ゆえの辛口だった=古川真弥)

ソフトバンク千賀「しっかりと三振を取りに行く球を投げれば凡打になりやすい」(11月4日、プロ通算1000奪三振を達成し=浦田由紀夫)

ロッテ沢村「名前を呼ばれた時の声援は絶対に忘れません」(9月8日、94デシベルの大歓声の中でリリーフ登板し、3者連続三振デビュー=金子真仁)

ロッテ井上「期待に応えられなくて…どうしても応えたくて!」(10月13日、不振の重圧下でのサヨナラ打。お立ち台で男泣き=金子真仁)

ロッテ藤原「いつも1打席目の1球目から、ホームランを打つ準備をして打席に入ってます」(10月16日、プロ1号に続いて2号も先頭打者本塁打=鎌田良美)

巨人菅野「中5日ぐらいでヒーヒー言ってたら、先発は務まらないと思うので大丈夫です」(8月18日の阪神戦で今季初の中5日で完封。エースの矜恃を感じた=久保賢吾)

巨人菅野「160キロとか、すごいボールを投げれば抑える確率は上がると思うんですけど、夢を追うにも限界がある。抑えたピッチャーがえらいし、どんなにいいボールを投げても、打たれたら元も子もないです」(史上初の開幕戦から13連勝。勝てる投手の思考だった=久保賢吾)

巨人坂本「今でも野球がうまくなりたい。どれだけヒットを重ねても、打ちたい気持ちは変わらない」(11月8日ヤクルト戦で2000安打。史上2位の31歳10カ月で達成した裏にあるのは向上心だった=久保賢吾)

広島森下「今日は何が何でも勝つつもりでした。今日に懸けていたという言い方はおかしいかもしれないですけど、とにかく勝つという気持ちでやっていました」(10月24日、完投で9勝目。勝利への執念を感じた=古財稜明)

広島菊池涼「守備はミスをしちゃいけない。100%でないといけないと思っている」。(10月14日、優勝の可能性がなくなった中でも高い集中力を保ち、好守&強肩を連発=前原淳)

広島会沢「カープの野球がどういうものか、僕らがやっていかないといけない。それを見て若い子が勉強していけばいいと思うし、教えていかないといけない」(7月26日、決勝グランドスラム=古財稜明)

中日ビシエド「(スタンドの声援は)聞こえていたよ。バットにボールが飛んでくる感覚だった」(7月10日、有観客初日に劇的10回サヨナラ本塁打=伊東大介)

中日ロドリゲス「キューバにいる両親、婚約者に伝えたい。ウイニングボールは両親に渡したい」(8月15日、育成から昇格2戦目で巨人を7回1失点に抑え初勝利=伊東大介)

中日大島「内野安打で達成して僕らしいかな、と思った」(8月18日、史上127人目の1500安打を遊安で達成=伊東大介)

中日大野雄「今日だけはほめて下さい」(10月22日、球団新の45イニング連続無失点となる9回完封10勝目のお立ち台で絶叫=伊東大介)

中日大野雄「いい投手は先に点を取られへんな」(9月8日、巨人菅野と投げ合い9回2失点完投負け=伊東大介)

中日根尾「チャンスをモノにするだけ。今日で終わらないように打ち続けたい」(8月11日、デビュー17打席目で広島D・ジョンソンから初安打=伊東大介)

中日梅津「(仕事をしながら重病の母のリハビリに付き添う)父のような父にになりたい」(6月21日、8年ぶり開幕カード勝ち越しを決める初勝利=伊東大介)

中日梅津「投げきったことより、勝てなかったことが悔しい」(8月2日、球界33年ぶりの延長10回引き分け無失点完投=伊東大介)

中日石川昂「何でも負けたくない。(今季高卒新人最速デビューも)一番最初というのも(報道で)見ていたのでよかった」(7月12日、昇格当日初スタメン初打席で二塁打=伊東大介)

中日福谷「今日は(プロ初完投が)いけると思っていた。それが折れてしまい悔しかった」(9月3日、プロ3勝目も完投まで残り4人で降板し号泣=伊東大介)


中日A・マルティネス「ミナサンアリガトウ(日本語)。彼女の来ている。育ててくれてドラゴンズに感謝」(7月22日、ビシエド欠場で育成から昇格3週間で初4番を務め本塁打も=伊東大介)

中日A・マルティネス「たくさん活躍して外国人捕手を(さらに)日本に呼んでもらえるようにしたい」(7月4日、20年ぶりに外国人捕手としてマスク。翌日には2リーグ制後では中日初の先発マスクも=伊東大介)

日本ハム宮西「リリーフは裏方に徹する。表舞台に立つのは、先発とか野手でいい」(8月12日、前人未到の350ホールド達成も主役を中田に譲り=中島宙恵)

日本ハム中田「打率は1割でもいいから、打点を増やしたい」(8月6日、打点への強いこだわりを示した=中島宙恵)

阪神近本「打った瞬間は入るとは思わなかったですが、ファンの方の声援が打球を後押ししてくれたと思います」(7月10日DeNA戦、今季初めて観客を入れた試合で先頭打者アーチ。ファンの力を実感=桝井聡)

ENEOS・大久保秀昭監督「選手には『まだ“V”じゃなく、“レ”だ』と言った」(12月14日、古巣復帰1年目で5年ぶり都市対抗出場も2回戦で敗退。目標の「V字回復」は途上と振り返った=古川真弥)

早大・小宮山悟監督「いろいろな試合を見てきましたが、今日の試合が人生で一番感動しました。慶応義塾の素晴らしい選手と相まみえ、感謝します。最高のライバルです」(11月8日、9回に逆転して早慶戦に連勝し、5年ぶりV。目に涙を浮かべた=古川真弥)

東海大菅生・森下晴貴外野手「甲子園、行きたかったです。でも、東京で一番長い夏を過ごせました。運が悪いとは思いません」(8月10日、東西東京頂上決戦で帝京にサヨナラ勝ち。甲子園とは異なる経験に=古川真弥)

巨人阿部2軍監督「おれはいいんだよ。俊太と立岡を褒めてあげてよ」(9月16日、ヘッドコーチ代行として1軍合流初日に、2軍から昇格したばかりの田中俊と立岡が活躍=久永壮真)

巨人サンチェス「野球選手にとって日本シリーズ、ファイナルという舞台で戦えるというのは夢がかなうこと。すばらしい最高のチームメートと一緒に戦えることを誇りにやっていきたい」(11月18日、日本シリーズ前最後の調整登板を終え=久永壮真)

巨人松原「長い野球人生で他の選手より悔しい思いをしている。見返してやろうという部分はあります。いつでもラストチャンス。毎日必死にアピールしようとやっている」(9月3日、プロ初本塁打を放ち=久永壮真)

阪神矢野監督「叫びたいくらいうれしい。(叫びたいとは? と聞かれ)わーっ! って言いたい」(7月16日、不振だったチームは劇的な逆転勝利で最下位脱出。正直な感情が爆発=松井周治)

オリックス吉田正「本日7月7日、七夕の日に第1子の女の子が誕生しました。七夕ということで『オリ姫』が力をくれたんだと思っています」(娘の誕生に奮起し、4打数4安打、1本塁打。父親としての自覚が垣間見えた=真柴健)

オリックス吉田正「家でも(成績を)見ちゃいますね。去年は森君を追っている立場。今年は逆の立場ですごく1日が長く感じる。先が長く感じます。どこかで気にしている自分がいる」(首位打者争いの中で。自身初の打撃タイトルに愚直に進んだ=真柴健)

オリックス山本「とにかく強いボールをストライクゾーンにどんどん投げ込んでいく感じ。あんまり三振を狙っていってるわけではないんですけど…。自分のピッチングスタイルは打たせていくイメージ。そのイメージを間違えないように」(8月25日ソフトバンク戦の1回2死一塁で栗原から空振り三振を奪い、68年阪神・江夏豊らの日本人最長となる23イニング連続奪三振に並んだ=真柴健)

楽天浅村「このチームは自分が打たないと勝てない。自分が打って勝たないといけない」(9月22日、球団通算1000勝を飾る1試合3発。主砲の矜持がこもった=桑原幹久)

楽天涌井「まだのびしろはある。いろいろまだやること、できることがある」(8月5日、ソフトバンク戦でノーヒットノーランをあと2死で逃す。成長を続ける34歳の向上心がにじんだ=桑原幹久)

楽天涌井 「明日から『浅村様』と呼ぼうかな」(9月23日、お立ち台で後輩の主砲をたたえ、翌日タオルグッズ化が決まった=桑原幹久)

ソフトバンク柳田「気持ちだけで打ちました。川瀬には『お前は悪くない、千賀が悪いんで』と言いました」(8月11日、若手の失策をカバーするV弾。ミスから失点のエースもチクリ=山本大地)

ソフトバンク中村晃「みんなで川村さんの分も頑張って生きていきたい。結果が出なかったりすることなんて小さいこと。命あるだけでなんでも可能性は広がっていく」(川村隆史コンディショニング担当の急逝から一夜明けた9月17日、恩人への思いも込めた通算1000安打=山本大地)

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