金曜日の夜、ぼくはワインを呑(の)んでいて、良い感じに出来上がっていた。ちょっと夜ふかししてもいいよというゆったりとした雰囲気の中、長男は絵を描いていた。
それを見ながら「あっ、そうだ。こないだ動物園行ったよね。なにか描いてほしいです」とリクエストしてみた。「いいよ!」と胸を張って、茶色のクレヨンで何かを勢いよく描いて見せてきた。ゴキブリだった。
ぼくらが行った静岡県にある爬虫(はちゅう)類動物園「iZoo」では、2000匹のトルキスタンゴキブリが、覆いのないスペースで間近で見られる。その光景が強烈に印象に残っていたのだろう。
からの記事と詳細 ( このごろ通信:あまたの色を抱えて生きる 齋藤陽道(写真家) - 毎日新聞 )
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