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Tuesday, July 28, 2020

【U22 BOYS & GIRLS #1】俳優でミュージシャン、佐藤緋美のブレない価値観 - ELLE

パワーあるZ世代俳優が集結した映画『#ハンド全力』で「和製ジム・キャリー」と話題に

マーヴィン・ゲイのTシャツを着こなし、ふらりとスタジオに現れた佐藤緋美。映画『#ハンド全力』ではぶっ飛んだハンドボール部の部長役を生き生きと演じ、自分で立ち上げたレーベルでは配信曲の全楽器を担当するなど、マルチすぎる才能の持ち主。俳優でミュージシャンでありながら、それだけに留まらない。誰にも壁を感じさせないニュートラルな異才は一切の仕切りを排除した自由な精神の持ち主だった。

「役者と音楽は、100/0で臨みたいんです。“これはやるぞ!”と決めた役なら、一気に役者を100にして、その間は全力でそっちに集中する。それが大事だと思ってます。50/50にして、どっちも微妙になるくらいなら、両立は考えません。混ぜ混ぜにしたくない。どっちも100でやりたい。それくらいでないと、両立はできないと思います」

出演作が自ずと限られてしまうが、だからこそ1作の力の入りようが違う。『#ハンド全力』では振り切った演技が「和製ジム・キャリー」と早くも評判を呼んでいる。

「まだ100点じゃないけど、振り切れる役を一度はやってみたいと思っていたので、楽しかったです。真っ黒で、熱血で、部長なのに最初は部員も僕一人だけという設定も面白いと思いました。部員になるみんなのことが大好きで、“ハンドボールを一緒にやろうよ”というかわいらしい面もあります。僕が役を演じることによって、役が上がって、周りのキャラもよく見える。僕が出ることで、いい作品になるものに出たいです。いくら周りの人にとって、いい役に見えても、僕が演じることで、“どうなんだろう”と疑問に思えたり、本気でできると思えなかったら、やらないです。僕でなくてもいいかなと思うものは、やりたい人がやればいいと思う。今回は監督の松居大悟さんもすごく面白い方で、ちゃんと話ができるとわかっていたから、ぜひ、やりたいと思ったんです」

 

(C)2020「#ハンド全力」製作委員会

主演の加藤清史郎をはじめ、醍醐虎汰朗、坂東龍汰、鈴木福……共演したハンドボール部員たちも負けず劣らず、個性派揃い。

「年の近い子たちとの現場は初めてだったので、みんなどんな感じかなととても楽しみでした。僕自身、あんまり目立ちたくはないので、最初はよく観察して、周りの様子を見ながら、楽しくしようと思ってました。清史郎くんとは年も一つしか違わなかったし、福くんはすごくいい子で優しい。周りの子たちとも気が合って、仲良くできたから、よかったです。部長役だから、まとめるというより、俺がいるだけで、笑える感じがいいなと思ったので、役柄の面白いキャラを全面に出して、ふざけたりして、過ごしていました。別にライバルとは思わないけど、坂東くんとかは芝居を見て、うまいなあと思うし、普段は普通に面白いのに、現場ではちゃんと俳優をやっていて、しかも楽しんでいる。それを見て、僕もやる気が出たりするので、そういう意味ではライバルなのかもしれません。決して、嫌な意味ではなくて、僕のことも押しあげてくれるので、いい関係だと思います」

 

やることが面白いことなのか。俳優業の今後はまだまだ未知数。

「こういう役をやりたいとか、まだ、はっきりしていなくて、これからだんだんと自分が本当にやりたい役を見つけたいなぁと思っています。もうちょっとやっていったら、そのうち“こういう役はいましかできない”とか“いまだからあえてこういう役をやってやろう”とか思いつくのかもしれません。俳優業はなるべく振り幅を広く、いろんな役にトライしたい。歌は小さい頃から歌ってきてたから、それが活かせるなら俳優でもやってみたいです」

とはいえ、音楽は俳優業よりも長くやっているだけに、趣味が合致するのはハードルが高くなりそう。

「僕にとっての、いいもの、悪いものははっきりしているので、そこだけはぶれたくない。いままでもそうだったように、これからも大事にしたいです」

いいものってなんだろう。聞いてみたら、意外にも好きな映画は「普通にジブリ(笑)」という答えが返ってきた。

「昨日も映画館で、『もののけ姫』を観たんですけど。すごいんですよ。川の音やおかゆを食べる音もちゃんと録っている。流れる音楽も素晴らしい。久石譲さん×ジブリは大好きです。いい音楽が流れている映画は常に気になってしまいます」

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※「HIMI」名義で配信中の1st EP『STEM』

職業は俳優でミュージシャン、20歳だからこそ、発想は自由で、無限大

小さい頃からアーティストの母、俳優の父を見て育ち、学んだことは「自分のやりたいことを大切に。時間を無駄に使わない」。

「俳優って誰だって最初は難しいって思っちゃうと思うんです。誰がどんな役を演じるにしたって、僕よりほかにうまい人はいっぱいいると思ってしまう。“じゃあ、僕がやる意義はなんだろう?”と考える様にしています。もちろん、レベルアップはしていかないといけないと思うんですけど。役者は自分に何ができるのか、これから、わかってくるだろうけど、音楽はずっと昔からやっているので、よくわかって、やっています。共通点も探したりして、自分のテンポでギターを弾いて歌うように、自分のテンポで台詞を言ったり……。全部が同じではないけれど、ハートで共通している部分があると思います。もの心付いた時には周りに楽器があって、ドラムをたたいたのが最初ですね。音楽は仕事というより、好きで始めて。それがだんだん本格的になっていって、気づけば、影響力も増えていた。それがこの1、2年です。俳優から僕を知った人はびっくりするかもしれませんが、どっちが最初でも、僕には構わなくて、興味をもってもらえたら、うれしいです」

いまのところの職業は俳優でミュージシャン。

「小さい頃は寿司屋になりたくて、 ずっと“寿司を握りたい”って言ってました(笑)。なんでだろう。黙々と何か作業をし続けている人をかっこいいと思っていたから、職人になりたかったのかな。とりあえず、いまは俳優、ミュージシャンだけど、今後はまったくわからないです。立ち上げたレーベルはライフスタイル系というか、定期的に音楽だけでなく、グッズや服も作って、WEBで、仲間の情報をライブで提供したりもしていきたい。生きている毎日の感じがいいから、それも撮っておきたいぐらいの気持ちなので、なんていったらいいのか自分でもわかりません」

20歳でこのスケール。いや20歳だからこそ、発想は自由で、無限大。

「20歳になったからといって、何も変わらないです。30歳になっても、何も変わらないと思う。僕の知り合いの気のいいおっさんたち、仲良くしてもらっている人たちも、変わらないって言ってるし、僕もそうありたい。大人にはなるんだろうけど、大事なところはずっと変わらないようにしたい。ここ数年、変わったことと言えば、もじゃもじゃになってきてますね(笑)。2年位前から、もみあげが出てきて、『いいね。ルパンだね』って言われてます。お父さんは銭形警部なんですけどね(笑)。なんか面白いから、お父さんとは共演したいです。ハリウッドも行きたい。これまでオーディションを1、2回、受けたことはありますが、英語の演技は発音から全然違うし、そこに自分を入れるとなるとさらに難しい。せっかく英語を話せるなら、もっと上手になりたいし、頑張りたいと思ってます」


Wakaba Noda
佐藤緋美に聞く、ソーシャルディスタンス時代の過ごしかたQ&A

Q.最近ハマっているおうち時間の過ごし方は?
最近というか、基本、家ではずっとギター弾いてます。後は、映像作ろうと思って、それの構想を練ったり。筋トレとストレッチもよくしてます。

Q.自粛期間中に新たに始めたことはある?
YouTubeのHowTo動画を観ながら料理を始めましたね。いちばん上手にできたのはペペロンチーノ!

Q.自炊派? テイクアウト派?
自炊もよくしてましたけど、ウバって(※Uber Eatsでご飯をオーダーすること)サラダ頼んだりすることもあります。

Q.おすすめのサブスクコンテンツを教えてください!

Netflixでジャンル問わず、色々観てます。最近のおすすめは、ドラマ「セックス・エデュケーション」、映画『アンカット・ダイヤモンド』、アニメ「ラブ、デス&ロボット」。

Q.離れている友だちとはどういった方法でコミュニケーションをとってますか?
普通にLINEですかね。オンライン飲み会は一回だけ誘われて参加したんですけど、結局誰も飲まないっていう。普通に話して終わりました(笑)。

Q.海外旅行に行けるようになったらどこに行ってみたい?
いろいろ行きたい所あるんですけど、いちばんはロンドン。友達も住んでるので音楽繋がりで訪れたい。あとは、ポルトガルとか家族と旅行で行ってみたいです。

Q.ずばり今年の夏に達成したい目標は?
もう実は録ったのもあるんですけど、曲と映像を作ってそれを世に出したいと思ってます。まだ先になってしまうと思うけど、ライブができるようになれば、お客さんの前でまた歌えるようになればいいな。


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映画『#ハンド全力』2020年7月31日全国公開(熊本のみ先行公開中)

熊本地震をきっかけにハンドボールをやめた高校生のマサオは、SNSに投稿したかつての写真が思いがけずバズったことから、「#ハンド全力」というハッシュタグで復興の盛り上げ役となる。真相を伏せたまま全国から受け取る“善意”。SNSは廃部寸前の男子ハンドボール部を助ける救世主になれるのか―!?

監督:松居大悟
脚本:松居大悟 佐藤 大
出演:加藤清史郎、醍醐虎汰朗、蒔田彩珠、芋生 悠、佐藤緋美、坂東龍汰、鈴木 福、甲斐翔真

http://handzenryoku.com/


佐藤緋美/1999年12月19日生まれ、東京都出身。2017年にモデルデビュー。翌年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」で俳優デビュー、2019年2月「グッドワイフ」でドラマ初出演[。「HIMI」名義で1st EP『STEM』をリリースするなど、音楽活動も精力的に行う。
Instagram : @himimojo


Photo: Wakaba Noda(TRON) Styling: Hiromi Toki Hair & Makeup: Katsuyoshi Kojima(TRON) Interview & Text: Aki Takayama

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