◇2020から2021 東京再挑戦
東京五輪マラソン女子代表の鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ=が24日、電話取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習環境の制限などがある中、現在の練習状況や、1年延期が決まった東京五輪までをどう思い描いているか聞いた。
鈴木亜由子はMGC女子2位で東京五輪マラソン代表に内定した |
―現在の練習状況は
鈴木亜由子「こういう状況だからこそやれることをやっている。呼吸の仕方を見直したり、トレーニングにダンスの要素を入れたり。本当に基本的な動きからなんですけど、リズムを取って、体を動かすような」
―どんな狙いがあるか
「いつもと違う体の動かし方をしてみようと思いました。元々動きが硬かったのと、ある一定の力で押していくというのは得意なんですけど、力の抜き方は…。力を抜くことで最大出力が発揮される場もあると思う」
―きっかけは
「チームメートの花ちゃん(関根花観)がダンス上手で、ちょっとした体の動きやしなやかさがピカイチ。それを見ていいな、取り入れたいと思っていた」
―1月下旬の米国合宿中に右太もも裏の肉離れを発症。その後の経過は
「順調に回復している。そろそろランニングマシーンで走れたらいいなと思っています」
―学生時代はけがで走れない時期も長かった。状況は少し違うが、走りたくても走れない学生にアドバイスを
「走れなくても工夫次第で鍛えることもできる。私の場合、大学時代の短距離のコーチに教わった、ゆっくり負荷をかけるスクワットがやってよかったなと感じた。周りにアドバイスを求めるのも大事だし、手を差し伸べてくれると思う。動画配信しているアスリートもいるし、共有してやってっていくのがいいと思います。栄養学やバイオメカニクスを学ぶのもいいと思う」
―トレーニング以外で時間の使い方に変化は
「今まではあまり家族と連絡を取らなかったんですけど、少し取るようになった。昨日は4歳のめいとテレビ電話をして盛り上がった。あとは友達と連絡取ったり。離れてるけど心はつながることはできると思うので」
―五輪の1年延期が決まり、本番までにマラソンを走る可能性も出てきた
「準備期間が延びたのでマラソンを1本、本番までに走りたいという気持ちはあります」
―3月の名古屋ウィメンズマラソンで日本女子歴代4位の2時間20分29秒で優勝、五輪代表入りを決めた一山麻緒(ワコール)のレースは見ていたか
「テレビで見てました。率直に素晴らしいなというのと、練習が積めれば結果がついてくることに勇気をもらいました。私も走りたいなって思いました」
―名古屋でマラソンを走りたい思いは
「いつになるかわからないですけど、絶対走りたいなという気持ちはありますね」
―五輪までの1年間どう過ごしたいか
「もっと土台を大きくしないといけない。しっかり食べて、しっかり寝て、しっかり走る。基本を徹底していくことが大事。今までトラック仕様の体だったと思うので、マラソンに考えや体をシフトさせた上で、しっかりと練習が積めれば、また違うマラソンができるんじゃないかなと考えている」
―最後に読者にメッセージを
「こういう状況になって、当たり前の日常が尊いものだなと感じました。誰しも不安なんですけど、必ず平和で自由に好きなことができる日常が戻ってくると思いますし、それを信じて、日々の何げない幸せとか感じながら、感謝の気持ちを持って、乗り越えていきましょう!」
「もっと土台を大きく」と話す |
▼鈴木亜由子(すずき・あゆこ) 1991(平成3)年10月8日生まれ、愛知県豊橋市出身の28歳。154センチ、38キロ。豊城中、時習館高を経て名大卒。小2で陸上を始め、各世代のトップで活躍。2016年リオデジャネイロ五輪は1万メートルを故障で欠場、5000メートル予選敗退。18年8月、北海道マラソンで初マラソン初優勝(2時間28分32秒)し、東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得。自身2度目のマラソンとなった昨年9月のMGCで2位(2時間29分2秒)に入り、東京五輪出場を決めた。
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April 25, 2020 at 08:58AM
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五輪マラソン代表の鈴木亜由子「本番までにもう一走」同僚に触発されダンストレも【独占インタビュー】 - 中日スポーツ
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