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Tuesday, January 16, 2024

「餃子はサラダ。」がキャッチフレーズ 地元高校の野菜、薄皮で包む:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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 餃子(ギョーザ)はサラダ。そんなキャッチフレーズで国産野菜をたっぷり詰めた薄皮ギョーザが評判を集めている。

 提供しているのは、和歌山県上富田町にあるテイクアウト専門店「玲玲」。店主の岡林大介さん(42)は「あっさりしていて、ビールと一緒に何個でも食べられるように作った」。17日から、あべのハルカス近鉄本店(大阪市)で実演販売をする。

 キャッチフレーズは妻が考えた。口コミなどで広まり人気店になった。冷凍の発送もしていて、地域のイベントなどにも積極的に出店している。

 いま、使用しているハクサイは、県立熊野高校の生徒が栽培したものだ。

 きっかけは、昨年12月に町立上富田中学校で開かれたイベントだった。飲食ブースでたまたま隣になった生徒と話をした。「高校で野菜を作っているのは知っていたが、どこで買えるかと思っていた」と岡林さん。今期は100個を購入することになった。来期はもっと多くを購入する予定という。「近くで収穫するので新鮮」と話す。

 熊野高校によると、総合学科の1年生約160人が野菜づくりに取り組んでいて、ハクサイは9月に栽培を始め11月中旬ごろから、計3千個くらいを収穫するという。同校の小山良広教諭は「自分たちで栽培、収穫した野菜が県外のイベントで使われるのは、生徒にとって励みになる」と話している。

 岡林さんは、大阪市出身。横浜市でギョーザがメインの居酒屋を経営していたが、コロナ禍で休業した。2020年5月に妻の実家がある上富田町に当時1歳だった長女とともに家族で移り住み、同9月に玲玲をオープンさせた。岡林さんは「上富田の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。

 ギョーザの実演販売は「紀州路フェア」で行われる。フェアは、近鉄本店ウイング館地下2階イベントホールで23日まで。玲玲の焼きギョーザ(7個入り、430円)のほか、赤玉(有田川町)のめはり寿司(ずし)、サントピア(和歌山市)の和歌山ビッグしいたけバーガーなどが販売される。(勝部真一)

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