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Tuesday, February 28, 2023

ドコモ井伊社長が語る、「スマホが売れない時代」に目指す海外展開の意義 - ケータイ Watch

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 NTTドコモが「O-RAN」と呼ばれる携帯電話の通信ネットワークで、新たな取り組みを進めている。2021年から始まったもので、O-RANを取り入れようとする海外の通信事業者を支援していく。

MWC23のドコモブース

 O-RANは、複数の通信機器事業者が手掛ける装置を組み合わせて、モバイル通信ネットワークを作り上げようというもの。従来、基地局設備などはノキアやエリクソンなどが大きなシェアを持ち、通信事業者にとっては特定の機器ベンダーに影響を受けることがあり、「ベンダーロックイン」とも呼ばれてきた。O-RANでは、そのベンダーロックインを避け、コスト面などで新たなメリットを生み出そうとしている。

 28日、本誌では、スペイン・バルセロナで開催されている展示会「MWC23」の会場で、NTTドコモ代表取締役社長の井伊基之氏へインタビュー。O-RANでの展開の背景にある考えや、6Gに向けた取り組み、そして足元の5Gの展開状況について聞いた。

通信事業者をとりまく環境の変化

――ドコモとして4年ぶりの出展となる今回のMWC23ですが、各社の出展状況などからどのような印象を抱いたのでしょうか。

井伊氏
 まず「クルマ」がないでしょう。自動車メーカーさん、ソニーさんといたところの出展があります。スマートフォンの次はクルマという話もありますが、MWCでは意外と出ていない。

 一方で、スマートフォンで(これまでにないような)すごい端末がバンバン出てるかっていうと、そうでもないです。

ドコモ井伊社長

 となると、出てくるのはメタバースのような話ですとか、O-RANの話。たとえば、ノキアさんが初日(2月27日)に発表をされて、ロゴの変更をふくめた、さまざまな発表をしました。

 これからの時代、モバイル通信ネットワークがどんどんオープン化するなかで、基地局ベンダーはどうするのか、という視点で、一番最初に発表されたのがノキアさんだったなと。

 一方で、エリクソンさんはまだそこまで触れていない、いつ表明するのか考えていらっしゃるのだなと。

――タイミングを図る理由というのは……。

井伊氏
 それはもう、垂直統合で十分、マーケットシェアを持っているからでしょう。

 世界各地の主要キャリア(携帯電話会社)さんが、オープンRANモデルへ移行するかどうか、見ているのでしょう。

 今回、ドコモでは、ボーダフォンさんや米Dishさんへの支援を発表しましたが、各社が検討していると表明したときに、どう対応していくのか。自分たちのビジネスモデルを変えていくのかどうか、タイミングを見ている。今は、既得権で(シェアを)押さえていますから。

 僕らがやっていることや、楽天シンフォニーさんがやっているようなモデルが、これからだんだんキャリアに受け入れられてくると、考えていくのでしょう。ノキアさんは「自分たちは変わる。恐竜にはならない」と、今言わないといけないと先に発表されて、さすがだなと。

――どちらかといえば、ドコモの取り組みは、基地局ベンダーの取り仕切るマーケットへ殴り込みをかけていくような……。

井伊氏
 いや、そんな野蛮なことを言わないでください(笑)。私たちは、いろんなベンダーさんの持つもので、いろんなサービスを実現できるので、そういう環境に変えたいってだけなので。

 一社のロックインじゃなくて、さまざまなベンダーの、いろいろなサーバーや、ネットワーク技術を取り入れられて5Gのサービスが実現できると。

 今回の展示も5G/6Gで、どんなユースケースがあるかと、訴求しています。6Gの標準化に対して貢献もしたいし、(採用される標準仕様を)我々が研究してるものに持っていきたい気持ちはありますが、いくら技術だけ追求しても「どんなユースケースがあるの」って話がないといけないです。

 コンシューマーと法人市場が、6Gでどう変わるのか。(5Gの次の規格になる)5G Advancedもふくめ、ユースケースのアイデアを示していくのが、我々の仕事かなと。

――なるほど。

井伊氏
 たとえば、昨秋「NTTコノキュー」を設立しました。

 どうしてキャリアがXRをやるのか、と思われるかもしれませんが、我々からすると、5Gやその先の6Gと、XRやメタバース、もっと言うとweb3のようなものは、全部関連していく。

 今回、出展したものとして、離れた場所にいる人が触ったものや感覚、肌触りが自分に伝わるというデモンストレーションを披露しています。たとえば離れた場所にいる猫をなでる感覚がわかる。

離れた場所での触覚を伝えるデモンストレーション

 もちろん、まだフィードバックされる感覚は完成されていません。でもね、現実とメタバースの世界の触覚伝送みたいなものを組み合わせ、さらに6Gによって、リアルタイムで遅延なくつなげると、新しい体験が生まれたり、サービスができたりする。

 研究チームはそれぞれ別ですが、くっつけていくのができるよね。しかも僕らはネットワークキャリアでもある。

 国内なら、すべてデバイス上でなくとも、エッジ(物理的にユーザーの近隣にあるサーバー)で分散して処理して伝えるということもできる。ものすごいハイエンドな機種でなくとも楽しめる可能性があります。

 そうした手法を確立できれば、海外でも実現できる。出展しているメタバースや、O-RAN、リモートの触覚フィードバックは全部つながるんですよ。

――その構想は、なるほど、とても理解できます。一方で、はたしてユーザーや関連分野の企業はついてきてくれるでしょうか。

井伊氏
 今回のショーケースでどう伝わるのか、ケータイ Watchさんの記事次第ですね(笑)。

 ブースにはもちろん商談用の部屋も用意していますが、そこにビジネスの機会があるとなれば、ベンダーさんやソフトウェア業界の方々が一緒にやりたいと言っていただければと。ドコモの技術に、自社の資産をかけ合わせたらなにかできませんか、ということで、MWCはその(新規事業への)入口という感じです。

赤ちゃんの心臓の鼓動を、手にしたデバイスで感じる……という場面

O-RANで世界市場を狙う

――MWCにあわせて、O-RANで、ボーダフォンなど5社への支援や、新ブランド「OREX」も発表されました。さらに広がっていくのでしょうか。

井伊氏
 広げていきます。もちろん、実績がないといけない。

 我々が営業するというよりも、たとえば今回(ドコモが支援する先として発表された)ボーダフォンさんへO-RANが導入されれば、検討中の海外キャリアさんは「実際どうなの?」と聞きに行くわけです。

 そこで、もしも高評価なら「じゃあ、うちも考えようかな」と。なので、まず導入実績がないといけないというのが今のフェーズです。

 ドコモ自身、O-RANを導入して今、通信サービスを提供しています。「ドコモが3G、4G、5Gを保有するなかで、仮想化を導入していっている」というのは、同じような環境のキャリアからすると、非常に心強いわけです。

 どうやって移行するのか、グリーンフィールド(まっさらな何もない場所)で初めて構築するのではなく、ブラウンフィールド(使用中の場所で新たな設備を用意する場所)において、O-RANをどうやって導入するのか、どう規格をアップデートするのか。そこでドコモなら面倒を見てくれると。

 売り切りで提供するというよりも、ずっと面倒を見るというリカーリングモデルで契約していただいて、サポートするところを増やしていきたい。

――すでに通信設備を多く保有している、という意味では、楽天モバイルとの違い、アドバンテージになりますか。

井伊氏
 アドバンテージと見るかどうかわかりませんが、楽天さんと違って私たちは、(過去の資産があるなかで)運用実績を作ってそのノウハウを他キャリアに売るわけです。テストベッドも横須賀(YRP)にあります。

 海外キャリアさんがそのテストベッドに接続すると、O-RANの実験もすぐできます。

 ドコモを信用していただけるのであれば、ドコモがO-RANを使い続けているかぎり、バージョンアップの面倒もずっと見てくれるだろうと他キャリアさんも考えてくださる。

 たとえば支援先のボーダフォンとて、ネットワーク設備の100%をO-RANにするわけではありません。

 まずは一部を変更しつつ、既存の基地局設備も残しつつ、だんだんO-RANの割合を増やしていくならどうするのか――。これってドコモと同じなんですよね。同じ課題を持つ存在がサポートしてくれるというい安心感を売りたいって感じです。

――それって業績としてどれくらいの金額感の目標を……。

井伊氏
 皆さん同じ質問されます(笑)。私自身は、売上が100億円ないとビジネスじゃないと考えています。だから早期に100億円を達成してほしいと担当部署には伝えています。

 楽天さんは、もう500~600億円を達成していると思います。私も詳しいことは知りませんが、どういうビジネスモデルになるのかによるところがあります。

 その後の面倒を見る、リカーリングでずっと続いていくことが大事でしょう。バージョンアップを手伝ったり、お手伝いをしたり……コンサルティングというよりエンジニアリングかもしれません。

 ドコモ社内のネットワーク事業本部の中に、今まで現用ネットワークを手掛けていたスタッフたちのチームを立ち上げました。ネットワークをよくわかっている人間が、これから相手さんの商談のなかでサポートしていかないといけません。

 今はそのチームが東京にいますが、欧州やアジア、北米など対応する拠点、人材をどう配置していくか、というフェーズです。もちろん、お客様がいないと拠点を作ってもしかたがないですが、ある程度近くにエンジニアを配置しないとサポートできませんよね。

 今回、支援先として発表した5社のなかで、きっかけができれば拠点を置いていこうかと。まずは売上というよりも、まずは事業として成立させようという段階です。

――ドコモの実績が、他キャリアにとって信頼につながっていくというわけですね。では、たとえば今後の通信技術の導入タイミングはやはり先頭集団で、ということになりますか。過去、3Gや4G、5Gの導入でドコモは世界的にどうだった、といった話もありましたが、今後は先頭にいることで信頼を得やすくなるというメリットもありそうです。

井伊氏
 はい、その通りです。だから運用実績やサービスの実績を作っていかないと切り開けません。ユースケースを、5Gでも、5G SAでも作っていかないといけない。

 最新のO-RANネットワークを導入していただいたとしても、それを活かせるサービスがないといけない。コンシューマー向けや法人向けのサービスを作りながら、一緒にいれられるか、という。まず基盤をO-RANでやりますが、「なぜマルチベンダー」なのか、その導入する意義を示さないといけないです。

――衛星との通信や、水中での通信などもどんどんいれていくと。

井伊氏
 今、HAPS(高高度を飛ぶ航空機からの通信)も検討しています。あれはいざというときの一時的な運用かもしれません。

 衛星通信は、ドコモとしては、日本だけをカバーするものしかやっていませんが、NTT(持株)がグローバルでの構想を描いていて、IOWN時代に宇宙~海までといったコンセプト。

 でも、ドコモは事業会社なので静止衛星の船舶向けといったサービスを手掛けていて、HAPSを研究しているものの、世界でHAPSを飛ばす力はない。そういうものを賑やかしで言っても……O-RANは確実にグローバルへ輸出できる技術。まず地に足つけて、と言ってはなんですが、衛星も海もまだまだマネタイズできるものではないですよね。

――KDDIがスターリンクと協業した、という点が話題になって、どうしても気になるところではありますが……。

井伊氏
 (衛星との直接通信は)端末も安くないですから、スマートフォンに対応チップを搭載するのかどうかわかりませんが、どうしても高くなります。

 そういうものが、採算取れるサービスとセットでなければ購入していただけない。一部の方は手にされるでしょうが、当たり前の世界にするためには、もっとユースケースをちゃんと作らないとだめかなと思います。

「5Gらしい体験」を広げるには

――足元の話として、5G自身の広がりについてどう見ていますか。ユーザーの反応を見ていると、使い放題の料金はあれど、5Gらしい体験をしていないですとか、端末も高くて買えないといった声があります。

井伊氏
 ドコモでは、いわゆるSub6(6GHz以下の周波数)を使った“本当の5G”を頑張って広げてきました。まだまだエリア拡充は足りていませんが、今後は低い周波数を使った(4Gからの転用周波数で)のエリア拡大を進めていく。

 国内の他キャリアさんはその逆で進めてこられました。5Gらしさよりも“高速なLTE”って感じで来ていた。それを見ていると、5Gらしさを実感できていないのは真実かもしれません。

 もちろんダウンロード速度が速いといったことがあっても、5Gらしいソリューションやユースケースがない。

 たとえばコンテンツを提供・配信する側も、「5Gじゃないとちゃんと楽しめないようなもの」はまだリスキーになるので、揃いきっていない。ネットワークが充足していないというマーケットの判断ですよね。

 田舎にばんばん基地局を展開したからといって、デジタル田園都市構想で5Gを導入したといっても、ユースケースがなければ、「LTEでいいや」になる。

 むしろ、最近は、人がいない場所でつながらないところに基地局を立てて、というリクエストが多い。基地局を立てても、永久に回収できないような……。

 5Gを各地にといっても、日本の津々浦々はまだまだそういうニーズがある。

 カバレッジを広げる話も、何もなしに投資はできないんです。資金がいくらあっても足りないですから。そうなると、都市部や人が集まる場所ばかりにネットワーク設備の拡充が進められる。

 たとえばイベント開催時には、移動基地局で増強しますが、そういうかたち(ニーズを大幅に超える設備増強をせず一時的な対応)で対応しなければ、ネットワーク設備が無駄になります。そうなると電気代もばかになりません。

端末買い替えも減少

――昨夏のインタビューで、井伊さんは端末割引の規制について変更を望むお話をしていました。一方、この春商戦までに制度は変わっていません。

井伊氏
 現実として、今、みんな端末を買い控えしていますよ。iPhone 14も余ってるでしょ? Androidのハイエンドも余っている。

 世界的に買替需要が減っている。スマートフォンの進歩が、皆さんが期待するほどの、ドラスティックな進化になっていないんじゃないか、今のもので十分だ、ということかもしれません。

 僕らも、端末戦略だけでは食っていかれない。日本も人口が増えるわけではない。他キャリアから移行してもらって獲得するといった疲弊するマーケット構造なんですよ。

 そうなると、小学生が初めて使うスマホ、くらいが新規事業。ほとんどの人がもうスマートフォンを持っている。そうなると、今、死亡時の解約がすごいんですよ。

――件数ですか。

井伊氏
 ええ、(日本の人口動態で)死亡数が今多くなっている。死亡による解約は、純粋な新規契約よりも多いんです。

 そうした市場構造でドコモが成長していこうとすると、他キャリアから獲得するしかない。そんなゼロサムゲーム(参加者の得点・失点が差し引きゼロになる状況)

 端末も高くなる一方。ハイエンドは20万円とかするものは、そんな飛ぶようには売れません。

 5Gになると、やっぱり動画視聴には恩恵があります。でも、動画を観ない人はLTEで十分。動画を観るは今の20代や30代といった若い層です。でも、昭和生まれの40代、50代といった層は、光回線があるから自宅で観る。

 もう利用のかたちがぜんぜん違う。5Gとか、無制限とか利用される方は圧倒的に若い層。そうした層に向けたコンテンツを充実させないと伸びません。

 決算会見で、ARPU(ユーザー1人あたりの収益)が4000円台で下げ止まるよって言ったのも、結局は中容量・大容量を若い世代が買ってくれてるからです。おじいさんたちは動画も四六時中、観ないので数GBでいいとなる。

 ARPU向上につながるものは、若年層にヒットするものです、そこが伸びなくなれば、日本(の成長は)もうは多分止まりますよ。

――それは怖くなります。

井伊氏
 ですよね。個人向けのエンタメも大事です。

 その一方で、法人向けのソリューションを作らないといけない。B2B2Cとか、従業員向けとか。もう、コンシューマー向けはそんなに伸びないから。

――コンシューマー向け媒体としてはちょっとつらい時代です。

井伊氏
 だからこそ、海外に売りたい。今回もブースでキャラクターを使ったものにしていますが、それも単なる見栄えではないです。そういうキャラクターは海外に行くとファンがいる。

――国外市場に対応していかないとだめだと。

井伊氏
 なので、MWCでは、グローバルでのプレゼンスを上げたいので、こういう触覚やXR、6Gを全部組み合わせると面白くなりますよ、皆さん一緒にやりませんか? という出展なんです。よろしくお願いします。

――なるほど、ありがとうございました。

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サラダに食感をプラスする使い切りサイズのトッピング 「サラダを楽しむトッピング」シリーズ フードロス削減へ向けて賞味期間を ... - 日本農業新聞

kukuset.blogspot.com 株式会社サラダクラブ
賞味期限表示を「年月日」から「年月」へ変更も

 株式会社サラダクラブ(代表取締役社長:金子俊浩、本社:東京都調布市)は、「サラダを楽しむトッピング」シリーズの「ノンフライクルトン」(7g/84円)「フライドオニオン」(5g/84円)、「カリカリベーコン風味」(3g/84円)、「カリカリチーズ風味」(5g/84円)、「フライドごぼう」(5g/84円)※1の賞味期間を6ヶ月から13ヶ月へ延長し、3月上旬から順次切り替えます。また、賞味期限表示を「年月日」から「年月」へ変更します。 ※1 「フライドごぼう」は2023年7月以降を予定

【「サラダを楽しむトッピング」シリーズ】

「ノンフライクルトン」
「フライドオニオン」
「カリカリベーコン風味」
「カリカリチーズ風味」
「フライドごぼう」

 「サラダを楽しむトッピング」は、手軽により美味しいサラダを楽しめる、100gのサラダにぴったりなトッピングシリーズです。単身世帯や個食需要が年々増加するなか、無駄のない使い切りタイプで、簡単にサラダのアレンジレシピをお楽しみいただくことができ、常温で長期保存が可能な人気のシリーズです。今回、賞味期間の延長と賞味期限の表示を「年月」に変更することで、さらにストックしやすくなるとともに、フードロスの削減へも貢献します。

 当社は、キユーピーグループの経営方針に則り、「社会・地球環境への貢献」というスローガンのもと、サステナビリティに関する取り組みを強化しています。取り組むべき課題のひとつとして「資源の有効活用・循環」を掲げており、工場での製造過程で発生する野菜未利用部を堆肥の材料にして契約産地で活用いただく循環型農業の構築や、パッケージサラダの鮮度保持延長の取り組みなど、さまざまなアプローチを進めています。その中でも「賞味期間の延長」は、サプライチェーン全体にわたるフードロス削減につながる取り組みのひとつです。

 サラダクラブは、今後もお客様が食卓でさまざまなサラダメニューを楽しめるお手伝いをするとともに、フードロス削減へ取り組んでまいります。

【商品概要】

参考小売価格(税込):84円
変更時期 :2023年3月上旬から順次切り替え(「フライドごぼう」は2023年7月以降を予定)
販売地域:全国

【アレンジメニュー】

フライドオニオンのフレッシュポテトサラダ (フライドオニオン使用)
ドライフルーツとチーズのサラダ (ノンフライクルトン使用)

※アレンジメニューは、サラダクラブホームページ内「サクサクした食感が楽しい!サラダを楽しむトッピング」で掲載 https://www.saladclub.jp/special/salad_topping/

■株式会社サラダクラブについて
株式会社サラダクラブは、野菜の鮮度とおいしさにこだわり、洗わずにそのまま食べられる「パッケージサラダ」を製造・販売しています。キユーピー株式会社と三菱商事株式会社の共同出資により1999年に設立しました。利便性と価格が一定という経済性が評価され需要が拡大しているパッケージサラダ市場で、サラダクラブは国内最大のシェア(金額)*を占め、販売店舗数は16,838店(2021年11月現在)となっています。
* マクロミルQPR(サラダメーカー別 2020年12月-2021年11月)

■サステナビリティへの取り組み
当社では、産地からご家庭までのフードロスを低減し、サステナビリティへの取り組みを推進しています。産地との安定的な取引や増量企画を通じた、持続的な生産体制の維持や産地廃棄の削減。工場内で発生した野菜の未利用部を肥料の材料にし、それをもとに作られた肥料を使用して野菜の栽培を行う循環型農業の実現。パッケージサラダの鮮度保持延長の実現により、ご家庭・販売店での消費期限切れに伴う廃棄の低減などの取り組みを行っています*。
* 詳細はサステナビリティページ(https://www.saladclub.jp/company/sustainability/)をご参照ください。
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Monday, February 27, 2023

レシピ動画 新玉ネギ みずみずしく 辛み控えめ【野菜三昧㉔】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 通年で出回る玉ネギのように乾燥処理せず、収穫後すぐ出荷する新玉ネギ。2~3月をピークに限られた期間のみ手に入る。浜松市で生産される「ホワイトオニオン」は新玉ネギの一種。みずみずしく、肉質がやわらかい。玉ネギ独特の辛みが弱いため、生食にも向く。水分とやわらかさを生かした食べ方で、旬の味覚を存分に楽しみたい。

新玉ネギとホウレンソウの温玉サラダ
新玉ネギとホウレンソウの温玉サラダ
新玉ネギのレンジ蒸し
新玉ネギのレンジ蒸し
豆知識・玉ネギの切り方
豆知識・玉ネギの切り方

 栄養分は一般的な玉ネギと同様、食物繊維のほか、体内の塩分排出を助けるカリウム、カルシウムなどが豊富。辛み成分の硫化アリルは血液の凝固を抑制する働きがある。
 レンジ蒸しは丸ごと1個を使い、新玉ネギの水分をソースに生かして味わい尽くす一品。とろとろの食感と甘さがたまらない。
 温玉サラダは子どものころによく食卓に上った母の思い出の味。卵とホウレンソウを合わせることで彩りも良くなる。わが家ではアニメのキャラクターになぞらえて「ポパイサラダ」と呼んだ。新玉ネギの栄養分の多くは水溶性のため、切った後、長く水にさらさない。
 一般的な玉ネギは常温で長期保存が可能だが、新玉ネギは保存が利かない。乾燥しないよう袋に入れて冷蔵保存し、1週間以内に使い切るようにする。
 (本田淑美・料理研究家、静岡市)  

新玉ネギとホウレンソウの温玉サラダ


 <材料=2人分>
 新玉ネギ¼個、ホウレンソウ100グラム、温泉卵(市販)2個、粉チーズ適量、塩
 <作り方>
 ①新玉ネギは縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。ボウルに入れ、塩少々を加えて軽く混ぜる。水で洗い、水気を切る②ホウレンソウは塩を加えたたっぷりの湯で1分半ほどゆでる。いったん水にさらし、水気を絞って3~4センチ幅に切る③❶❷を盛り、温泉卵を落として粉チーズ、塩(あれば岩塩や粗塩など)を振る。

新玉ネギのレンジ蒸しバター醤油仕立て


 <材料=1人分>
 新玉ネギ1個(150~200グラムくらい)、バター5グラム、醤油[しょうゆ]小さじ¼、削り節適量
 <作り方> 
 ①新玉ネギの根を平らに切り落とし、皮をむく②平置きにして、包丁で半分程度の深さまで8等分に切り込みを入れる。こうすることで火が通りやすく、食べやすくなる③耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600ワットの電子レンジで5~6分加熱する④新玉ネギを盛りつけ用の器に移し、耐熱容器に残った蒸し汁にバターを入れて溶かす。バターが溶けなければ、電子レンジで10秒ほど加熱する⑤さらに醤油を加えてよく混ぜ、ソースの完成⑥新玉ネギにソースを回しかけ、削り節をのせる。

 豆知識  サラダはスライスの仕方を工夫したい。新玉ネギはやわらかく辛みが弱いので、繊維に沿って薄切りにするのがお薦め。しゃきしゃきとした食感が楽しめる。頭側から根に向けて通る繊維に包丁を沿わせる。通常の玉ネギは繊維に対して直角に包丁をあて、繊維を断つように切る。辛みが抑えられ、やわらかく食べやすくなる。
 

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Sunday, February 26, 2023

サラダバーがサラダバー30品&デザート15品の計45品に! 八王子店ではモツ煮も! 愛知県発祥ステーキレストラン「あさくま」10店舗でサラダバーが期間限定でボリュームアップ - ネタとぴ

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 1948年創業の愛知県発祥の老舗ステーキレストラン「あさくま」が、2023年2月15日(水)から10店舗限定で期間限定でサラダバーがボリュームアップしています。対象店舗は大泉学園店、長後店、川越店、越谷店、三郷店、八王子店、相模原店、学園都市店、牛久店、松阪店。

 ボリュームアップしたサラダバーは、サラダバー30品、デザートが15品の合計45品です。さらに、八王子店限定で厳選もつ酒場エビス参とのコラボ企画として、「サラダバー」に芝浦直送の朝挽きモツが味わえるモツ煮も登場しています。

 「あさくま」ではメインメニューに「サラダバー」が付いているほか、単品「サラダバー」を1,280円(税込1,408円)で注文することができます。単品「サラダバー」でもサラダのほか、カレー、コーンスープ、デザートもも食べ放題です。

 同社では「まだまだ寒い日が続きますが、サラダバーをたくさん召し上がっていただきお腹を満たしていただければ嬉しいです。皆様のご来店こころよりお待ち申し上げております」としています。

※写真はイメージです。

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「サラダ」や「しゃぶしゃぶ」に 特産『あわじ島レタス』の出荷 兵庫・南あわじ市 | MBSニュース - 毎日放送

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 西日本有数のレタスの産地・兵庫県南あわじ市では、特産のブランド野菜「あわじ島レタス」の出荷が始まっています。

 南あわじ市は特産の「あわじ島レタス」を年間約2万トン出荷する西日本有数のレタスの産地です。朝早くから農家の人たちはみずみずしいレタスを1つ1つ丁寧に切り取っていきます。「あわじ島レタス」はシャキシャキした食感と甘さが特徴で、サラダはもちろん、炒めたり、しゃぶしゃぶにしたりしてもおいしいということです。今年は寒波の影響でやや生育が遅れたものの、品質は上々だということです。

 収穫されたレタスはラップに包まれ、大きさごとに箱詰めされた後、主に京阪神を中心に出荷されます。「あわじ島レタス」の出荷は5月ごろまで続けられるということです。

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読んで頂けると嬉しいです。 #hinadaniblog 岡本姫奈 - 乃木坂46

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愛知県出身19歳の岡本姫奈です!

ブログを開いてくれてありがとうございます。

私の気持ちを書いたので読んで下さると嬉しいです。

5期生のライブ足を運んでくださった皆様本当にありがとうございました。

私はSing Out!でセンターを務めさせて頂きました。

この曲のセンターを務めると聞いた時

嬉しくて涙が止まらなくて、

いろはと泣きながら電話をしました。

私はあの日沢山の人に助けられながら、この曲のセンターに立ちました。

私はこの日初めてセンターを務めて頂き、

初めて先輩方や同期が背負っていた重さに気づきました。

足が震え、涙を堪えるのに必死で鼻が痛くて、イヤモニをしてても心臓の音が聞こえて

飛鳥さんが繋いでくださった大切な曲「Sing Out!」のセンター。どう思われるのだろう。

不安で胸がいっぱいでした。

どうでしたか、??

とにかく全力を出し切れました。

最後泣いちゃったの悔しいな

イントロ、間奏のバレエは

私のバレエの先生と私の考えたオリジナルバリエーションです。

先生、ずっと私を支えてくれていつもありがとうございます。

ライブの途中での披露だったから

バーレッスンも出来ず、不安要素しかない踊りでしたが大丈夫でしょうか??

自分らしさも大切に。飛鳥さんの背中を追い続けたいです。

沢山名前を呼んでくれて、声援を下さって、本当にありがとうございました。

やっぱり私は声出しのライブが好きだな。

これからもずっと聞かせてくださいね。

そして、32ndシングルの選抜発表がありまし

た!

5期生からも!!

五百城、みく、なぎ、さくたん、さっちゃん本当におめでとう!!

5期生全員がこの1年間、それぞれに悩み、もがき、努力してきた事を近くでずっと見てきたから、素直に嬉しいです。

そして私はアンダーメンバーとして活動させて頂きます。

何度もアンダーライブへ観に行かせて頂いたからこそ、先輩達のダンスや歌唱についていけるかどうかとても不安です。

1秒でも先輩に追いつくために必死で頑張りたいと思っています。

私はライブが好きです。

パフォーマンス中の体の隅々まで神経が研ぎ澄まされている感覚、体から音に乗って勝手に動く感覚。

バレエをしていなくてもこの感覚が楽しめるなんて思ってもいませんでした。

体は小さいですが、大きく見せるダンスは13年死にものぐるいで研究してきました。

沢山練習して、良いものをファンの方々に見てもらいたいです。

ファンの皆さんが届けて下さる

「いつかは選抜に」

のありがたい言葉。

心に響いています。

希望をもってくれてありがとう。

それじゃあこの1年を振り返ろうかな。

私このまま活動出来るのかなと何度も考えました。

それでもこの1年、前だけを向いて頑張れることが出来たのは5期のみんな。家族、先輩方、スタッフさん、

そして私を信じて応援してくださったファンの方々が居たからです。

いつもありがとうございます。

2年目ですね。自分の理想とするアイドルになれるその日までぐちゃぐちゃになっても頑張ります。

皆さんの届けてくれる言葉は何よりも力の源になります。

変わらず応援して頂けると嬉しいです。

どこの場所にいても「岡本姫奈は全力」です!

でも、まずは年を覚えなきゃ。

私は19歳。私は19歳。

祝花もありがとうございました!!!!!

嬉しかったな😭私の大切な宝物がまた増えました

最後まで読んで下さって本当にありがとうございました。

また会おうね🫶🏻🤍 ̖́-

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Saturday, February 25, 2023

「サラダ」や「しゃぶしゃぶ」に 特産『あわじ島レタス』の出荷 兵庫・南あわじ市 | MBSニュース - 毎日放送

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 西日本有数のレタスの産地・兵庫県南あわじ市では、特産のブランド野菜「あわじ島レタス」の出荷が始まっています。

 南あわじ市は特産の「あわじ島レタス」を年間約2万トン出荷する西日本有数のレタスの産地です。朝早くから農家の人たちはみずみずしいレタスを1つ1つ丁寧に切り取っていきます。「あわじ島レタス」はシャキシャキした食感と甘さが特徴で、サラダはもちろん、炒めたり、しゃぶしゃぶにしたりしてもおいしいということです。今年は寒波の影響でやや生育が遅れたものの、品質は上々だということです。

 収穫されたレタスはラップに包まれ、大きさごとに箱詰めされた後、主に京阪神を中心に出荷されます。「あわじ島レタス」の出荷は5月ごろまで続けられるということです。

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【ネタバレあり】テックタイタンの夢はギリシアの闇に咲く花火と ... - WIRED.jp

Thursday, February 23, 2023

スノーピーク×バルニバービ代表本音対談 地方こそ日本の救世主 - 日経クロストレンド

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話題の経営者2人が「これからの日本」を緊急提言。キャンプ用品で多くのファンを抱えるスノーピークの会長兼社長である山井太氏と、各地で行列のできる飲食店を生み出すバルニバービを率いる佐藤裕久氏。全く異なる領域でビジネスを展開する両者だが、実はそれぞれ「地方創生」「地域活性化」を軸としたプロジェクトを加速させている。なぜ今、「地方」を目指すのか。2人と共に長きにわたりビジネスだけでなく、“サウナに入りたき火を囲む仲”でもある商業施設・まちづくりのプロ、松本大地氏が切り込む。

プライベートでも親交があり、国内外の商業施設やまちづくり事例を一緒に視察などもする3者が地方創生について激論を交わす。写真左から、スノーピーク会長兼社長の山井太氏、バルニバービ会長の佐藤裕久氏、商い創造研究所代表の松本大地氏

プライベートでも親交があり、国内外の商業施設やまちづくり事例を一緒に視察などもする3者が地方創生について激論を交わす。写真左から、スノーピーク会長兼社長の山井太氏、バルニバービ会長の佐藤裕久氏、商い創造研究所代表の松本大地氏

 アウトドア・キャンプ用品で人気を集めるスノーピーク。ギアだけでなく、アパレルを拡充するなど、「野遊び」をキーワードに領域を広げている。そんな同社が力を入れているのが、全国の自治体と協力しての地方創生、地域活性化だ。2017年2月にスノーピーク地方創生コンサルティングを設立し、キャンプ場開発・再生に加えて、オリジナルの旅行ツアーの企画・運営など、今では50以上もの地域でプロジェクトを進める。もはやアウトドア用品メーカーという枠には収まらない。

スノーピークが地方創生事業を本格スタートするきっかけとなったのが、「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」のリニューアルオープン。大分県日田市からの依頼でコンサルティングを行い、さらに運営管理者として2015年に開業した。運営後5年で、宿泊利用客3.3倍、収入6.5倍に成長

スノーピークが地方創生事業を本格スタートするきっかけとなったのが、「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」のリニューアルオープン。大分県日田市からの依頼でコンサルティングを行い、さらに運営管理者として2015年に開業した。運営後5年で、宿泊利用客3.3倍、収入6.5倍に成長

 一方、飲食店という枠組みを超えて地域、エリアの魅力拡大に乗り出しているのが、関東と関西を中心にピッツェリアやカフェ、レストランなど90店舗以上を展開するバルニバービだ。

 同社は、1995年に大阪・南船場に1軒のカフェレストラン「アマーク・ド・パラディ」を出店したのが今のビジネスの原点。ふらっと人が立ち寄るような場所ではない問屋街であり、飲食店としては“バッドロケーション”ともいえる“場違い”なスポットにもかかわらず、口コミで人々が集まりいつしか繁盛店に。人の流れが変わり、周囲には様々なショップが出店し、まち自体が変わる端緒になった。東京・蔵前でも、大通りから1本入った裏通りのビルをリニューアルし、レストランや自社オフィスを構えた複合ビルを2010年につくり上げるなど、外食の枠を超えてまち自体に影響を与えている。

 そんな同社が今、力を入れるのが、スノーピークと同じく地方創生だ。その象徴ともいえるのが、兵庫県・淡路島のプロジェクト。13年ごろに地元企業と連携してマルシェを実施したのを皮切りに、19年4月には淡路島西海岸沿いにレストラン「GARB COSTA ORANGE」を出店し、瞬く間に行列店となった。21年には、遊歩道を整備し、宿泊施設やラーメン店、カフェ、回転ずし店などを相次いで開業。エリア全体の開発を加速させている。23年春には、次のエリアとして島根・出雲への進出も予定している。

バルニバービは、淡路島西海岸沿いの土地を積極的に取得。レストランだけでなく、多様な施設を展開する。上写真は、19年に出店したレストラン「GARB COSTA ORANGE」。下写真は20年に開業した「KAMOME SLOW HOTEL」

バルニバービは、淡路島西海岸沿いの土地を積極的に取得。レストランだけでなく、多様な施設を展開する。上写真は、19年に出店したレストラン「GARB COSTA ORANGE」。下写真は20年に開業した「KAMOME SLOW HOTEL」

 今回は、スノーピーク会長兼社長の山井太氏とバルニバービ会長の佐藤裕久氏、そしてこの2人と親交の深い、商い創造研究所(東京・千代田)の代表である松本大地氏を交え、地方創生へ力を入れる理由、そして課題、地域で活動することへの思い、これからのビジネスの在り方を議論した。松本氏は、全国各地の商業施設や地域開発のコンセプト立案、コンサルティングを多数手掛け、最近では盛岡市の盛岡バスセンターの再開発にも携わる、商業を軸とした地方創生、地域活性化のプロフェッショナルだ。3人は異なる事業領域を持ちつつも、プライベートでも親交が厚く、たき火を囲んで語り合うこともあるという。本音を聞き出した。

山井太氏

山井 太(やまい とおる)氏
スノーピーク会長兼社長

1959年新潟県三条市生まれ。明治大学卒業後、外資系商社勤務を経て、86年に父が創業したヤマコウに入社。96年の社長就任と同時に、社名をスノーピークに変更した

佐藤裕久氏

佐藤 裕久(さとう ひろひさ)氏
バルニバービ会長

1961年京都市生まれ。91年にバルニバービ総合研究所を設立し、社長に就任。98年に現在の社名に変更し、地域に根差した店舗づくりを展開する傍ら、商業施設のプロデュースなども行う。21年から現職

「僕はかなり焦っています」 そう語る訳

――皆さん3人とも、地方創生に取り組んでおられ、地域に寄り添った活動も目立ちます。多様な地域を見てきた松本さんが感じる、スノーピークとバルニバービの取り組みの共通点や面白さは。

商い創造研究所の松本大地氏(以下、松本) 僕は、まちづくりの仕事と商業施設をつくる仕事の両方を行ってきました。その中で感じたのは、地方には課題はあるけれども、やり方次第でとても大きな伸びしろがあるということです。

 (バルニバービの)佐藤さんにしても(スノーピークの)山井さんにしても、社会課題を価値に転換していく力があります。社会課題を見つけ、それを自分たちの強みを生かして解決していく。それも思わぬ発想で、どんどん実現していく力があると思います。

スノーピークの山井太氏(以下、山井) 僕はキャンパーなので、キャンプが持つ力を信じています。世の中が高度化していく、文明化が進んでいく中で、どうしても人間的に負の部分が見え始めてきていると、キャンパーという立ち位置から感じます。ここが社会課題であると思っていて、社会がブラックボックス化し、リアルな体験も減る中、人間性を回復させることが重要だと思います。

 キャンプで考えると、当然、自然の中に行くわけですから、自然が豊かな地方がフィールドになります。キャンプ場を整備すれば、新たに人が地域へ行くきっかけにもなりますし、経済効果も生まれます。結果として、地方創生につながるという認識です。

バルニバービの佐藤裕久氏(以下、佐藤) 山井さんがどう答えるのか、気になっていました。でも、一言ではっきりしました。「僕はキャンパーなので」という一言で。社会課題と向き合うために事業をやっているというわけではない。結果として、社会課題の解決につながるという自然な流れですね。山井さんらしいと思いました。

 実は僕の場合は少しだけ違っていて、もう少し焦っているんです。日本における生活がこれからどうなっていくんだろう、という課題感を持っています。国が成立する、人が生きていくために最低限必要なものは主に3つ。「食料」「エネルギー」「安全保障」だと考えています。

 もちろん、教育や医療も大事なのは言うまでもありませんが、それ以前に上の3つが崩れたら成り立たないでしょう。このうちの前者2つは企業にも関連してくる。そして、危機が迫っているとしか思えないんです。飼料・肥料は高くなっていますし、世界的に人口が増えて輸入も難しくなっています。世界情勢の影響でエネルギーの確保も難しくなってきています。僕は、政治家ではないけれど、“食べ物屋”というレベルで何かこの事態を回避する、もしくはソフトランディングして、取り越し苦労にできるのではないかと思っているんです。

 冒頭の質問にあった「地域に寄り添う」という言葉、それはどちらかというと上から目線だと思っています。そうではなくて、地域、地方にお邪魔しますという感覚。前述の課題をクリアしていくためには、どうしても地域の力が必要なんです。「あなたたちの持っている力、例えば耕作地、人(知見)、資源などを、どうか貸して下さい」という話なんです。

 僕らは今、農業をやっています。それも、休耕地をお借りしてやっています。そして、もともと農業に従事していた方が農業指導をしてくださっています。もちろん代金はお支払いしていますが、外部から来た人間に対して、土地とノウハウを提供してくださっているわけです。

 そうして生産物を生み出すことができ、僕たちが行きたくなるインパクトのある飲食店をつくることで、他地域から人を呼ぶことができるようになる。食という事業をベースにすることで、いろいろな地域で活動ができるわけです。

 僕から見れば、地方を救うのではなく、地方がこれからの日本を救う力になると、思っています。偉そうに聞こえるかもしれませんが、地方創再生ではなく、日本創再生のつもりです。

松本大地氏

松本 大地(まつもと だいち)氏
商い創造研究所代表

1952年神奈川県生まれ。山一證券、鈴屋を経て、88年から丹青社にて商業施設のマーケティングや業態開発、プロデュース業務を手掛ける。その後、2007年に「人と街と商いのリンケージ」を掲げ、商い創造研究所を設立。現職。新聞や専門誌での記事執筆や講演なども行う

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【ローソンストア100・3月上旬の新商品情報】野菜を約1.5倍に増量「ラップサラダ」やクリームを約1.3倍に増量 - PR TIMES

kukuset.blogspot.com 式会社ローソンストア100(神奈川県川崎市)が運営する「ローソンストア100」(663店舗/20231現在)は3上旬の新商品として手軽ながらたっぷり野菜を摂取できる「ラップサラダ(野菜とベーコン)「ラップサラダ(野菜とハム)」を従来品より野菜量を約1.5倍に増量して発売。そのほか、カスタードクリーム・ホイップクリームを従来品より約1.3倍増量し、たっぷり満足仕様リニューアルした「ツインシュー(カスタード&ホイップ)」や、パンの中の具材が全体の45%を占める「至福のホイップあんぱん」発売します
(ローソンストア100公式ホームページ:https://store100.lawson.co.jp/

写真左:ラップサラダ(野菜とベーコン)          写真右:ラップサラダ(野菜とハム)
各・本体価格230円(税込248円)
2023年3月1日(水)発売

当社従来品の約1.5倍の野菜を使用したラップサラダです。
ベーコンとデミグラスソースを包んだラップサラダ(野菜とベーコン)と、ハムとすりおろし野菜ソースを包んだラップサラダ(野菜とハム)を発売します。
 
  • 日(水)発売!

道明寺桜
本体価格100(税込108円)
2023年月1日(水)発売(関東エリアは3月2日(木)発売)
春の定番和菓子、道明寺桜の3個入りです。
桜色のお餅の中にはこしあんが入っています。
季節を彩る春色の和菓子です。
 

至福のホイップあんぱん
本体価格110(税込119円)
2023年月1日(水)発売
ふんわりとしたパンの中に、つぶあんとホイップクリームが入っています。中の具材が約45%とたっぷりと入ったあんぱんです。
※約45%とは商品設計上の数値であり、製造条件により上下することがあります。
 

至福のホイップくりーむぱん
本体価格110(税込119円)
2023年31日(水)発売
ふんわりとしたパンの中に、カスタード風クリームとホイップクリームが入ったクリームパンです。中の具材が約45%とたっぷり入っています。
※約45%とは商品設計上の数値であり、製造条件により上下することがあります。
 

ふわふわケーキ(あまおういちごのジャム)
本体価格128(税込138円)
2023年31(水)発売
あまおういちごクリームとあまおういちごジャムをふわふわ食感のスフレケーキでサンドしました。2個入です。
 

もっちもっちシュー(ビターチョコ)
本体価格100(税込108円)
2023年31日(水)発売
もちもち食感のシューパフに甘さ控えめのビターなチョコクリームをたっぷりと入れました。
 
  • 3月8日(水)発売!

写真左:ツインシュー(カスタード&ホイップ)   写真右:ツインシュー(キャラメルクリーム&ホイップ)
各・本体価格118(税込127円) 
2023年38日(水)発売
「ツインシュー(カスタード&ホイップ)」はローソンストア100のデザート部門でも常にトップクラスの人気を誇る定番商品ですが、従来品よりクリームを約1.3倍に増量し、更に魅力を高めました。コクのあるカスタードクリームとミルク風味のホイップクリームがたっぷりと詰まっています。さらに、フレーバー違いの商品として「ツインシュー(キャラメルクリーム&ホイップ)」を同時発売。キャラメルクリームとミルク風味のホイップクリームが相性抜群です。
 

大きなチーズカレーまん(とろーりチーズソース入り)
本体価格100(税込108円)
2023年3月8日(水)発売
スパイシーなカレーとともに、とろりとしたチーズソースを包みました。
スパイシーなカレーとまろやかなチーズが相性抜群です。
 

はちみつメロンパン
本体価格110(税込119円)
2023年3月8日(水)発売
3月8日は『みつばちの日』!はちみつ風味のメロンパンで
マーガリン入りのはちみつクリームをサンドしました。
 

ザクザクキャラメル&ホイップパイ
本体価格110円(税込119円)
2023年3月8日(水)発売
上面にざらめをトッピングした、ザクザク食感を楽しめるパイです。
キャラメル風味クリームとホイップクリームが入っています。
  • 3月9日(木)発売!

春づくし
本体価格168(税込181円)
2023年39日()発売
道明寺、よもぎ饅頭、桜田舎饅頭、粒餡入りの草餅、桜色団子の5種詰め合わせです。春を彩る和菓子アソート商品(5個入)です。

ローソンストア100は、献立応援コンビニヘ。毎日のあなたの食卓を、あの手この手で応援します!

※掲載商品はローソンストア100のオリジナル商品です。ローソン、ナチュラルローソンでは販売しません。
※記載の税込価格は軽減税率に準じます。イートイン利用時は標準税率(10%)が適用されます。
※エリア、店舗によって品揃えが異なります。 ※画像はすべてイメージです。
※エリアによって仕様が異なる場合があります。
※お近くのローソンストア100はこちらで検索ください。https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/

●商品に関するお客様からのお問い合わせ先
0120-07-3963 月曜~金曜(祝祭日除く)9:00-17:00

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びっくりドンキー、「いろどりセット」をリニューアル 健康志向の女性にも訴求 - ITmedia ビジネスオンライン

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 ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフ(札幌市)は、食に関心の高い女性をターゲットに開発したメニュー「いろどりセット」を3月1日からリニューアルする。野菜サラダの種類を従来の9種類から11種類に増やし、健康志向が高い利用客の需要を取り込む。

びっくりドンキーは「いろどりセット」を3月1日からリニューアルする

 いろどりセットは、小ぶりの皿にハンバーグ(100または150グラム)と少なめのライス、彩り野菜に、みそ汁とミニソフトを付けたメニュー。近年、健康志向が高まる中、開発担当者が社内でランチをしていた社員の小さな弁当箱を見たのがきっかけで開発され、2020年4月の販売をスタートした。

 以来、「ハンバーグだけでなく適度に野菜も食べたい」「満腹よりもちょうどいい満足感がほしい」という利用客のニーズに応える人気メニューとなっている。

いろどりセット(プレスリリースより、以下同)

 3月1日からは、ハンバーグに添える野菜の種類を9種類から11種類に増やす。野菜は、1〜2種の野菜を含むひじきサラダ(人参、枝豆)と、マスタードドレッシングをかけた9種の野菜サラダ(白菜、ケール、ロメインレタス、レタス、アーリーレッド、カリフラワー、トマト、サツマイモ、スナップエンドウ)。

 今回のリニューアルに伴い、セットではなく、いろどりディッシュ単品での注文も可能にした。

いろどりディッシュ単品での注文も可能に
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