1巡目に始まり、3日目とそれ以降も、ニューイングランド・ペイトリオッツのドラフトは人々を困惑させ続けた。それについてさまざまな分析がなされている。
最も意外だった選択の1つは、4巡目でウエスタンケンタッキー大学のクオーターバック(QB)ベイリー・ザップを選んだことだ。彼らは1年前にQBマック・ジョーンズを1巡目で獲得している。
ドラフトが終わってまもなく、ペイトリオッツはマイアミ大学のドラフト外フリーエージェント(UDFA)、ディエリック・キングと契約し、さらに1人のQBを追加した。
ザップの指名が困惑を呼んだとしたら、UDFAのQBとの契約はさらなる謎だろう。だが、どうやらそれなりの理由があるようだ。
全てが順調なら、キングはQB、ワイドレシーバー(WR)、ランニングバック(RB)のどのポジションでもレップスを受けることができるという。
「未知数についてはちょっとナーバスだったけど、ペイトリオッツのようなチームと契約できるなんて俺は恵まれている」とキングは『Pro Football Network(プロフットボール・ネットワーク)』のアーロン・ウィルソンを通じて話した。「機会に感謝してるよ。エキサイティングな時間だった。マット・グローと話したら、彼は興奮していた。機会に感謝してる。彼から、いろいろやってもらうことになるって言われている。レシーバー、クオーターバック、ランニングバック――入れる場所ならどこでも」
ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは多才な選手を好むため、キングなら確かにぴったりだ。彼はヒューストン大学とマイアミ大学でプレーし、6シーズンにわたって8,378ヤードを投げ、76回のタッチダウンを奪った。ランでは2,055ヤードと32回のタッチダウンを記録しており、キャッチではレシーブ61回で520ヤード、3回のタッチダウンを決めている。
マイアミでのシニアシーズンは肩のケガのために3試合しかプレーできずにドラフト外となったが、それほどショックはなかったという。
「それは何となく予想できていた」とキング。「いいシーズンじゃなかったから。ケガであっという間に終わっちまったんだ。それでも、ドラフト中に何か起こるかもしれないって小さな予感があって、このチームがこのラウンドで俺を指名してくれるんじゃないかと思っていた。この瞬間を待ち構えていたんだ」
今、キングは正しい場所、正しいコーチの下でプレーできると感じている。
「楽しくなりそうだ」と彼は言う。「ペイトリオッツでプレーしたことがある旧チームメイトたちと話した。ベリチックコーチは史上最高のコーチだ」
ペイトリオッツが全体29位でガード(G)コール・ストレンジを指名したのは衝撃だった。彼はもっと後ろのラウンドで選ばれるだろうと予想されていたからだ。それから、ベイラー大学のWRタイクアン・ソーントンを全体50位で指名したときも人々は眉を上げた。さらに、ザップの難問が降りかかった。『NFL.com』のダン・パーは、“ペイトリオッツはいずれ自分たちを悩ませることになるかもしれない一連の指名を行った”と見解を示している。
ドラフト後に彼らが契約したルーキーこそ、投げる、走る、受けるのどれかにかかわらず、ダイヤモンドの原石だったということになるかもしれない。
「当然、ロースター入りを目指すけど、同時に俺のプレーも見せたいと思っている」とキングは目標を口にした。「自分にできることをして、それを見てもらい、ロースター入りの機会が欲しい。同時にスペシャルチームも目指すつもりだ」
【M】
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