ワインを日常的に飲みたい、普段からワインを飲んでいるという人は、近年大幅に増えている。ただ、いつもの食卓にワインを合わせるために、献立に迷う人もいるのではないだろうか。
このシリーズでは、いつもの料理をワインに“寄せる”ためのレシピをご紹介。今回は、前菜に欠かせない「サラダ」をキーワードに、レシピを紹介する。
ハーブ系の白ワインに合わせるレシピ 〜ソーヴィニヨン・ブランなど
アボカドとエビのバジル風味サラダ
スーパーで手軽に買える食材で、切って電子レンジで加熱し、混ぜるだけで完成するおもてなしサラダ。ボリュームもあるため、パンに合わせてもOK。
アボカドとエビに振ったレモン汁、生のバジルの葉はソーヴィニヨン・ブランの爽やかな青い香りと同調し、互いを引き立てる。砕いたクルミで食感にアクセントをプラス。最後に加える粒こしょうをピンクペッパーに変えると、華やかな見た目&味わいに。
新玉ネギのシンプルサラダ
新玉ネギをスライスし、レモン汁、エキストラバージン(EXV)オリーブオイル、塩、こしょうであえるだけのシンプルサラダ。あっという間に完成するのに、箸が止まらないおすすめ料理。
新玉ネギ独特のシャキッとした食感、レモンの爽やかさが、さっぱりした白ワインに好相性だ。お好みでディルなどのハーブを散らしたり、カットしたグレープフルーツを混ぜ込むと、おもてなしサラダにも大変身。ポイントは、オリーブオイルは“ちょっと良いもの”を使うこと。味の大変化に驚くはず!
フルーティーな白ワインに合わせるレシピ 〜カリフォルニアのシャルドネなど
キャロットみかんラペ
果実味がしっかりしている白ワインには、あえてフルーツを使ったサラダを合わせたい。フルーツは季節によってグレープフルーツ、柿、洋ナシ、イチゴなどを使用し、フレッシュなカブやニンジン、葉物などの野菜に合わせよう。
これらの材料を塩やレモンドレッシング、ビネガードレッシングであえたら完成。材料の組み合わせによって無限に応用できるため、ぜひ覚えておきたい。
オールシーズン手に入るミカンの缶詰を使用するのもおすすめ。ニンジンはみずみずしい新鮮なものを使いたい。千切りが大変なら、細めのチーズシュレッダーで一気に細切りにしてしまうのも手だ。残ったキャロットラペは、サンドイッチの具にもおすすめ!
ロゼワインに合わせるレシピ 〜プロヴァンスのロゼなど
トマトのバルサミコがけ
切ったトマトに、バルサミコ風味のドレッシングをかけるだけの簡単サラダ。甘酸っぱいトマトに奥行きのあるバルサミコが寄り添い、まさに相乗効果。
赤色の野菜や濃い色味のドレッシングには、白ワインよりロゼワインがぴったり。南フランスのさっぱり系ロゼ、ロワールやイタリアなどのしっかり系ロゼのどちらも合う。ロゼ・ダンジュなど半甘口のロゼには、トマトの他にイチゴを散らすと相性抜群!
軽めの赤ワインに合わせるレシピ 〜ピノ・ノワール、サンジョヴェーゼなど
ニース風サラダ
アンチョビ、オリーブ、ツナを使ったニース風サラダは見た目も美しく、ボリュームも栄養も満点で、日常のレシピに取り入れたい1品だ。
ツナの生臭さが気になる場合は、さっと料理酒と炒めるか、レモン汁を振ればOK。ツナ=マグロなどの赤い魚は軽めの赤ワインに好相性、と覚えておきたい。
タンパク質も野菜もたっぷりで、おいしいバゲットやカンパーニュ系の素朴なパンがあれば、それだけで週末のランチが完成する。
重めの赤ワインに合わせるレシピ 〜シラー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなど
ぜいたくローストビーフと半熟卵のシーザーサラダ
献立の全てをしっかりワインに合わせたい日もある。そんなときに重宝するのは、ローストビーフを使ったシーザーサラダ。
半熟卵のとろみとパンチのあるシーザードレッシングが、しっかりした味わいの赤ワインにぴったり。シーザードレッシングは一般的な材料でつくれ、好みでチーズ多めやニンニク少なめなど調整できるため、市販のドレッシングよりも優しい味になる。もちろん、市販のものでもOKだ。
ローストビーフも市販のものでOKだが、炊飯器を使えば簡単につくれるのでお試しあれ。
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