乃木坂46寺田蘭世(23)の初写真集「なぜ、忘れられないんだろう?」(集英社クリエイティブ)が今日9日から発売される。プロにも認められるファッションセンスとオリジナリティー、特に歯に衣(きぬ)着せぬ「蘭世節」でたびたび話題を呼んできた。約1カ月後の卒業を前に、後輩たちに残す言葉は。
写真集は兵庫の神戸、淡路島をはじめ、徳島・鳴門や鳥取で撮影した。「まず砂丘が思い浮かびました。日本じゃないっぽい雰囲気の場所がよかったんです。(鳴門の)大塚国際美術館にも個人的にすごく行きたかったので」と明かした。
ファッションセンスを生かし、写真集の衣装にも多数の私服を使用した。アクセサリーに関しては「99%私物です」という。「幼稚園とか、物心がついた頃からファッション関係の仕事がしたいと思っていたので、アイドルとしてもそこを生かして活動できたことは1つ自信につながったかもしれません」と笑った。
もともとAKB48が好きで、特に引退した渡辺麻友さんの大ファンだった。「自分自身が麻友さんの写真集を(同じものを)5冊買っていたくらいですから、今回秋元(康)先生から写真集のタイトルや帯のコメントをいただいたってことが、不思議でたまらないです」と感慨を込めた。「当時握手会に一緒に並んでいた地元の友達にもこの写真集を見せて、うれしい気持ちをかみしめたいです。麻友さんには本当に感謝しています」と伝えた。
来月12日をもってグループから卒業し、芸能界から引退する予定。先月28日の「アンダーライブ」千秋楽公演が乃木坂46としてのラストライブとなったが、最後まで涙は見せなかった。「終わった後も泣かなかったので、本当にすがすがしい気持ちだったんだと思います」と振り返った。
13年3月加入の2期生。控えめなメンバーの多い乃木坂46の中では珍しく、思ったことははっきり口にするタイプで、根強い人気を獲得してきた。先月20日に出演したニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」では、後輩たちに向けて「もうちょっと自分出していいんじゃないかな、と思う」などと熱いメッセージを送っていた。
「乃木坂に憧れて乃木坂に入ってきた子たちは、清楚(せいそ)でいなきゃとか、おとなしくいなきゃとか思い過ぎちゃって、言葉をオブラートに包んでいる部分もあると思います。1期生や2期生は、別に清楚だけでやってきたわけじゃないし、最初はむしろがむしゃらなところから乃木坂を作ってきたと思う。だから表面的な『清楚』って単語や、先輩の見よう見まねじゃなくて、もっと自分を出してほしいなって願っています。5期生も入ってくるし、それが最後に私が置いていけるものかな」
卒業後については「仕事としてはタレント業をやるわけではなくなると思います」と明かした。「卒業した子とは今でも仲いいし、メンバーとの関係性は変わらないと思います。自分も、どこにいてもこの姿勢は変わらないです。一生変わらない。うん。大丈夫そうです」と笑った。8年以上「自分」を貫き通した自負が、「蘭世節」に重みを持たせていた。【取材・構成=横山慧】
◆寺田蘭世(てらだ・らんぜ)1998年(平10)9月23日、東京都生まれ。13年3月加入、乃木坂46の2期生。17年3月「インフルエンサー」で初の選抜入り。15年11月から5年間、ニッカンスポーツ・コムでコラム「NEWSがとまらんぜ」を連載した。左利き。155センチ。血液型不明。
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