BSN新潟放送
Maxの愛称で親しまれる国内唯一の2階建て新幹線「E4系」が10月、引退を迎えます。Maxとともに人生を歩んだ人たちに聞きました。あなたにとって、Maxとは? 【車掌】 「初心に帰る大事な存在」 【運転士】 「人間っぽいところもあって、かわいげがあると思います」 【ファン】 「思い出がたくさんあるので、いろいろ思い出してしまって…」 国内唯一の2階建て新幹線「E4系Max」は1997年、東北新幹線でデビューしました。16両編成で、座席の数は1634席。高速車両としては世界最大の輸送量を誇り、通勤混雑の解消などに貢献してきました。 新潟と東京をつなぐ上越新幹線では2001年から運転が始まり、20年。Maxは老朽化などを理由についに10月、ラストランを迎えます。 【見に来た親子】 「新幹線が今、大ブームで。週に1回くらい新潟駅に見に来ています」 【乗客】 「この2階建ての重たい新幹線が速く走れるところに魅力を感じます。なくなっちゃうんだなって、寂しいですね」 2階建て新幹線Max。扉が開くとまず目に入るのが、2階へと続く階段です。乗客はわくわくしながら席に着き、窓から映し出される少し背の高い風景をじっと見つめたものでした。 【乗客】 「田んぼが季節によって色づいているので、秋に乗ると穂を垂れている田んぼがこの先に広がっているので、それを見て『あぁ、秋だな』って」 Maxの見た目は、キュッと締まった「ロングノーズ」が特徴です。見れば見るほど愛着のわくユニークな顔立ちは、ファンの間で「カモノハシのくちばし」とも呼ばれ愛されました。 [Max取材メモ]1階と2階で座席のデザインが違う Maxのファンになって20年以上という、新潟市に住む30代の女性です。 【ファン歴20年以上 えっちゃん】 「私はMax、2階建ての新幹線に乗って初めて鉄道が好きになりました」 Maxとの出会いは小学生のころ、県外のおばあちゃんの家に行くときに家族で毎年、乗っていました。 【えっちゃん】 「2階建てから見る新潟平野とか、東京駅に向かう最中は普通の新幹線とは違う景色を見られる。雪が積もったときは白銀の世界。夏が一番好きです。田畑が青く見えるところが一番きれい」 2階建ての大きな車体に一瞬で心が奪われました。一度は県外で就職したものの、Maxの引退をきっかけに去年、新潟に戻ることを決意。今はMaxのそばで生活をしています。 【えっちゃん】 「自宅からも線路が見えて、音も聞こえて、それが当たり前の生活を送っているので、Maxの音が聞こえなくなるのは寂しいです」 人生のいろいろな節目に新幹線に乗りました。Maxを通じてできた友達もたくさんいて、Maxはいつしか人と人とをつないでくれる大切な存在になっていました。そんな彼女にとってMaxとは…。 【えっちゃん】 「(Maxは)生活の一部です。“友人”ですね。仕事で嫌なことがあったりするときはもちろん、うれしいことがあったときの方がMaxに会いに来ます」 [Max取材メモ]ピンクのラインは“朱鷺”の色 初代の車両は山吹色だった ※後編<安全運転支える人たちの思い>へ続く
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