東京五輪、卓球女子団体で銀メダルを獲得した平野美宇の母・真理子さんが取材に応じ「金メダルに届かなかったことは残念ですが、私はそれ以上に娘が楽しそうに戦っている、夢の舞台に立てている、それを見ていることが幸せで。この時間があまりにも幸せで、それが終わってしまったのが今は寂しいです」と語った。
真理子さんが地元の山梨県内で卓球教室を開いたことがきっかけで、競技を始めた平野。親子の絆はとても深く、離れて生活をする今でも連絡はほぼ毎日取っているという。もちろん五輪前にも連絡し「今日金メダルへ挑戦できるのは世界でたった6人。美宇はその6人の中にいるんだよ。最高な、幸せな時間を楽しんでおいで」とすてきなメッセージを送った。
前回のリオ五輪で代表を逃してからの5年間は、平野にとっても、真理子さんにとっても辛い期間だったという。「あの子は今まで、卓球をやめたいなんて言ったことは一度もなかったんです。でもこの5年間で、もしかしたらラケットを置いてしまうんじゃないかって覚悟したこともあったくらいでした」と振り返る。それでも困難を乗り越えた平野は、しっかりと東京五輪の切符をつかみ、メダル獲得という成果も出した。「五輪を心から楽しんでいる美宇を見て、あの5年間は美宇を強くした5年間だったんだなって。今日の試合を見て、とても良い経験が出来ていたんだなって思いました」とかみしめた。
今大会は無観客で、試合前も試合後も、直接会うことは出来なかった。だからこそ平野が山梨に帰ってきた時には、たくさんの手料理を作ってお祝いしてあげたいという。「ご飯を家族みんなで囲いたいなって。ご褒美というかただ単に私がやりたいんですけど(笑い)。そういう時間がなかなか取れなかったので、美宇のリクエストを聞いて作ってあげたいです」と笑顔で語った。
夢舞台で頑張った我が子へ「銀メダルおめでとう。最高な時間を過ごしたね。私も母親として幸せな時間を過ごさせてもらったので、ありがとうと伝えたいです」とほほえんだ。
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