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Monday, May 10, 2021

今注目の17歳! 宮世琉弥「中村倫也さんとぶつかり合える実力を身に付けたい」:珈琲いかがでしょう - テレビ東京

kukuset.blogspot.com

コーヒー移動販売店の店主が、様々な街で出会った人たちに優しさと幸せのコーヒーを届ける人情群像劇「珈琲いかがでしょう」(毎週月曜夜11時06分放送/テレビ東京ほか)。「たこ珈琲」店主・青山一(中村倫也)、物腰の柔らかい穏やかな彼が時折見せる鋭いまなざし......そして青山を探し続ける怪しい男・ぺい(磯村勇斗)。青山の隠された過去が少しずつ明らかに。

ドラマ後半のキーパーソンとなる暴力団組長の三代目・通称"ぼっちゃん"を演じるのは、ネクストブレイク俳優として注目を集める17歳、宮世琉弥さん。明日5月10日(月)放送の第6話での登場を前に、ドラマの見どころや、公私共にお世話になったという中村倫也さんとの交流、今ハマっているものや、コーヒーのほろ苦い思い出などをうかがいました。

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「見た目は大人っぽいのに話すと17歳だね」って言われます


――青山の過去に大きな関わりを持つ"ぼっちゃん"を、どのような人物だととらえて演じましたか?

「真っ先に"こいつは何を考えてるんだ?"と思いましたが、同時に気持ちがわかる部分もありました。自分にとってすごく大切な存在だった青山が、何も言わず自分の元を去ってしまった。ずっと寄り添ってくれていた人が突然いなくなったことがつらくて、それが怒りに変わってしまったと思うと理解できなくもないな、と。

ぼっちゃんは、自分が悪いことをしている自覚はないまま青山にひどいことをしているんです。監督からは、悪意のない『子供が公園で遊んでる感覚』とおっしゃって頂いてお芝居に挑みましたが、少しでも気を抜くと"悪いことをしている顔"になってしまって難しかったです」

――第6話からの登場ですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

「途中からの参加はプレッシャーでした。セリフの量も多くて、僕の失敗で皆さんに迷惑をかけたらどうしようという心配もありました。でも、皆さんが優しく支えてくれたので無事にやり切ることができました。

中村さんの雰囲気作りのおかげで、楽しく笑顔が絶えない現場でした。中村さんとは、ゲームや絵画など共通の趣味もたくさんあってお話させていただいて楽しかったですし、学ぶこともたくさんあって。中村さんが演じる青山と対面したことで、"ぼっちゃんは強がってるだけで、実は三代目という重圧の中で葛藤している人なんだ"と感じて。それをお芝居の中で気づかせてくださった中村さんは、本当にすごいなと思いました。

磯村さんとは、共演は二度目ですが前作では一緒のシーンがなくて、今回ようやくお話できました。サウナという共通の趣味があってその話でめちゃくちゃ盛り上がりました。仲良くなれてうれしいです」

――ぼっちゃんのように見た目と内面のギャップはご自身にもありますか?

「『見た目は大人っぽいのに話すと17歳だね』ってよく言われます。しゃべり方とか、漢字の読み間違いとか、おバカな部分がバレちゃうんだと思います(笑)。

ぼっちゃんみたいに見栄を張ったり強がったりする部分もあります。オーディション中のお昼休憩にカフェに行ったら、店員さんが僕のことを知っていてくれて。ノドが乾いてカラカラだったのでフレッシュなオレンジジュースを飲もうと思っていたのに、店員さんにカッコいいところを見せたくて『ブラックコーヒーで』って言ってました(笑)。当時の僕はブラックコーヒーを飲めなかったのに。いろんな意味で苦い思い出です(笑)」

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――ぼっちゃんは、三代目であることを明かさず、悔しさをバネに自分の力でのし上がろうとする一面もあります。宮世さんにとって、負けずに頑張るパワーの源となるものは?

「オーディションで落ちた作品を見て、その役を他の俳優さんが演じているのを見るとすごく悔しくて、『次のオーディションでは絶対に合格を勝ち取ってやる!』と気合いが入ります。ただ、悔しさをバネにするタイプかと言われるとそうでもなく、褒められて伸びたいタイプです(笑)」

――お仕事以外でも褒められたいタイプ?

「褒められたいです! 洋服が好きで買い過ぎては『ほどほどにしなさい』と、よく怒られるんですけど(笑)」

――じゃあ、趣味はファッション?

「この仕事を始めて、俳優さんやスタッフさんでおしゃれな方がいっぱいいるので影響を受けて。好きなブランドの服以外にも、ヴィンテージや古着系もよく着てます」

別の現場でも今までより少し胸を張れている自分がいます


――お芝居は好きですか?

「好きです。演じるということは、自分じゃない人になる。その感覚がまだつかみきれてないことや表現方法が難しく悩んでばかりですが、悩んでいること自体が楽しいです。どんな風に演じるか考えたり、監督さんと相談したりしながらキャラクターが出来がっていくのはワクワクします。たくさんの引き出しを持つ俳優になりたいです。

今こそたくさんのことが吸収できそうな気がしていて、その中でこの作品と出会えたことは幸せです。中村さんの存在は本当に勉強になりました。共演者の方やスタッフさんと積極的に話し合いながら作品を作っていく方で、僕にも『もっとこんな風にしてみたら?』とか、アクションシーンでは『こう動いた方がカメラ的にいいと思うよ』とアングルまで考えてさりげなくアドバイスをしてくださって。こんな風に教えてくださった先輩は初めてで、僕はずっと『なるほど!』を連発していました(笑)。中村さんと一緒にお芝居をすると変な緊張も抜けて、恐縮していた自分の殻を破れた気がします。芝居に自信がついたわけでは全くないですけど、別の現場に行った時も今までより少し胸を張れている自分がいます」

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――このドラマは宮世さんにとって大きな意味があるものになったんですね。仕事以外で、今ハマっているものは?

「サウナも好きでお仕事終わりや休みの日には結構通ってます。好きなことにはとことんのめり込むタイプです。

あとは動物が好きです。親が動物好きで小さいころから常に飼っていたので自然と動物好きになっていました。今はウーパールーパーを飼ってますし、家にはモモンガ、亀、カメレオン、熱帯魚などもいます。さらに数日前に妹が自分へのご褒美だとトカゲを買ってきてました。その夜、フタを開けてたら水槽からトカゲが逃げてしまって。僕は中村さんと電話中だったので一部始終を話したら、動物博士の中村さんが捕獲方法のアドバイスをくださって。仕事のみならずプライベートでも中村さんにすっかりお世話になっています(笑)」

――では最後に、俳優としての今後の目標や将来の夢を教えてください。

「今回、中村さんと(芝居で)ぶつかった時に、その演技に圧倒されてしまったんです。もちろん想像してはいましたが、いざ目の前にすると想像以上のオーラにすっかりのまれてしまいました。次もしまたいつか共演させて頂ける時には中村さんと少しはぶつかり合えるくらいの実力を身に付けようという目標ができました。頑張ります!」

宮世琉弥に欠かせないものは?


もっと宮世さんのことを知るため、自分に欠かせない"3つのもの"を聞いてみました!

【1】睡眠
「睡眠は大事なので、気持ちよく眠りたいんです。寝る時のこだわりは、保湿マスクをすること。最近のナイトルーティンとして、寝る前に映画かドラマを必ず1本観るようにしてます。勉強のため......というとかっこいいけど、純粋に楽しんでます(笑)」

【2】洋服
「洋服が好きで、日々のモチベーションにもなっています。なかなか自分が求めているスタイルにならなくて悩んだり、上手くコーディネートできなくてテンションが下がる日もありますが、それでももっと追及していきたいと思う魅力があります」

【3】水
「体や肌にいいと聞いて、毎日2~4ℓくらい飲むようにしてます。筋トレを始めてから足がつりやすくなっていたんですが、それもやや解消された気がしています」

【プロフィール】
宮世琉弥(みやせ・りゅうび)
2004年1月22日生まれ。宮城県出身。2020年に若手俳優の登竜門「資生堂シーブリーズ」CMに抜擢され、ドラマ「恋する母たち」(TBS系)、「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」(関西テレビ/フジテレビ系)など話題作に立て続けに出演し注目を集めている。
Twitter:@miyase_staff
Instagra:@ryubi_miyase_official
公式LINEBLOG

スタイリスト/徳永貴士
ヘアメイク/礒野亜加梨

(取材・文/伏見香織)

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宮世さん演じる"ぼっちゃん"登場! 5月10日(月)放送の「珈琲いかがでしょう」第6話は?

第6話
「たこ珈琲」
垣根志麻(夏帆)が淹れた珈琲を味わいながら、青山一(中村倫也)は珈琲の道に進むきっかけとなった、ホームレスのたこ(光石研)との出会い、そして青山が珈琲を淹れながら各地を巡っている本当の理由を打ち明ける。
たこの淹れた珈琲に魅了され弟子入りを懇願した若き青山。その申し出を受け入れたたこは、ただ単純に「珈琲を美味しく淹れる」だけではない、青山自身に足りていない何かを気づかせるための修行を始めるのであった。今まで自分が過ごしてきたヤクザな世界とは真反対な、穏やかな日常を過ごしたり、ちょっとしたシアワセに気づくような日々を送る青山。珈琲の腕前が上達していくのと比例するかのように、青山の中でも小さな変化が起き始めていた...。
とある雨の日、青山がいつものようにたこの家にいくと、そこには寝込んでいるたこの姿が。たこの淹れた珈琲を飲む青山は「いつか俺も誰かに美味しい珈琲を淹れることができるんだろうか」と問いかける。するとたこは青山に一番必要で大事なものが何なのかを語り始めるのだが...。
垣根を家まで送り、ぺい(磯村勇斗)から託されたメモを手掛かりに、本当の目的を果たすべく車を走らせる青山。最終地点に辿り着いたと思ったその時...。

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