中５日でマウンドに登った左腕の足を、拙守が引っ張った。試合前までの失策数が４９と１２球団ワーストの阪神は、この日も２失策が失点を招き首位巨人に２－３で手痛い敗戦。ゲーム差は８・５に開き、３位に転落した。
三回１死満塁のピンチ。阪神先発の高橋は松原を浅い中飛に打ち取ったが、近本の本塁返球は大きく上にそれた。タッチアップを一度は自重した三塁走者の大城は、それを見て悠々と生還。１点を先制された。
四回の追加点も守備のミスからだった。先頭の岡本の遊ゴロを木浪が後逸。１死後の二、三塁から大城の中飛は浅かったが、近本が今度はミスを恐れたのか本塁へ投げた球は明らかに弱く、岡本にホームインを許した。七回の守備からベンチに退いた近本は「同じことを繰り返さないようにしっかりやっていく」と猛省した。
昨季の失策数は両リーグで唯一、３桁に達する１０２。矢野監督も守備力向上を今季の目標に掲げていたが、昨季を上回るペースだ。指揮官は「大事な試合でこのような結果は悔しい」と嘆いた。 （上阪正人）
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September 07, 2020 at 09:06PM
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拙守連発で粘投の高橋見殺し 阪神、３位転落 - 産経ニュース
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