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使うかどうかではなく、どこにどう使うか。事業のDXを成し遂げる上で、クラウドの活用は欠かせない。最新のITに尻込みせず、使えるものから役立てていく発想が必要だ。あるサラダ専門店の挑戦に、アフターコロナ時代の事業DXのヒントを探る。
「いらっしゃいませ。本日は雨の中、来店ありがとうございます」。コロナ対策として6月上旬までテークアウトのみで運営をしていたサラダ専門店クリスプサラダワークス。店頭で来店客を出迎えるのはディスプレーの中の店員である。
画面越しに接客する店員がいるのは自宅だ。Webカメラで映した店舗の様子を見ながら客に接する。客は店員と非接触の状態でありながら、通常と同様の接客サービスが受けられる。
客は事前にスマートフォン向けアプリを通じて注文した商品を店頭で受け取る。決済もアプリで済んでいるので、来店してから商品を受け取るまで非接触で完結する。
「疲れて帰宅する際、お疲れさまでしたと店員に声をかけてもらい、少しだけ良い気分になる。こうした経験が飲食店のメリットの1つ。コロナ対策で持ち帰りを始める飲食店が多いのを見て、ますますこの傾向が鮮明になっていると考えた」。こう話すのは運営会社クリスプの宮野浩史CEO(最高経営責任者)だ。
テークアウトはコンビニエンスストアや低価格帯のファストフード店と競合し、飲食店ならではの強みを打ち出しにくい。効率を追求するためにオンラインにかじを切ると、オフラインのような温かみのある接客は難しい。
コロナ対策として人同士ができるだけ接触しない店舗運営が求められるなか、自社ならではの強みを生かした新たなサービス形態が必要。こう考えたクリスプは、在宅勤務の店員がネット経由で接客する方式を考え出した。
オンライン接客の実現にかけた時間は約1カ月。緊急事態宣言を受けて店舗を休業してから、テークアウトのみで営業を再開するまでの間だ。在宅で接客する店員のスマホと店頭のディスプレーを、Web会議システム「Zoom」で接続する簡易なもの。「店員は在宅勤務できないと言われていたが、この方法であれば実現可能。店員の働き方が大きく変わる」(宮野CEO)。
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June 29, 2020 at 03:00AM
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