4月10日(金)より佐藤二朗が主演を務める、ドラマ24「浦安鉄筋家族」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)がスタートする。
同ドラマは、浜岡賢次が原作の人気ギャグ漫画シリーズを映像化。千葉県浦安市に暮らす、どんな些細な出来事もドンチャン騒ぎになってしまう大沢木家を描く“エクストリーム・ホームコメディー”。大鉄(佐藤)をはじめ、個性豊かな大沢木家や近所に住む仲間たちが“常に全力”で愛らしい浦安の日常を過ごす。
今回WEBサイト「ザテレビジョン」では、事前に視聴。オリジナルレビューで番組の魅力を紹介する。
■ 1発目「大鉄ノースモーキン」あらすじ
限りなく東京に近い千葉・浦安。“夢の国”から少しはずれたところに、どんな些細な出来事でも大波乱になってしまう大沢木一家が住んでいた。
タバコ大好きなタクシー運転手・大鉄(佐藤)はある日、妻・順子(水野美紀)による家族裁判で「禁煙刑」を言い渡されてしまう。彼氏・花丸木(染谷将太)とのデート代が欲しい長女・桜(岸井ゆきの)をはじめとして、家族総出で父の禁煙作戦に協力しようとするが、それがまさかの監禁やチェイスと、とんでもない大波乱の展開になってしまう。
■ 大沢木家の家族愛にほっこり
コンプライアンスが厳しい昨今のドラマで、こんなにもタバコを吸い、人が殴られ、騒々しいドラマはあっただろうか。
開始早々「大量にタバコを吸い、人が殴られ、過激なシーンが満載だ」と早口で言う、佐藤二朗さんの注意喚起がある。
それを見た筆者は「そんなに過激ではないでしょう。だって、地上波でやるんだもの」となめてかかっていた。さすが、テレビ東京。地上波のぎりぎりを攻めている。今クールの地上波ドラマの中で、最も過激といっても過言ではないだろう。
そんな本作の第1話は、本当に面白かった。原作を読んでいた筆者だが、笑い以外にもほっこりするシーンの多さに驚いた。本音を言うと、本作はお笑い的な面白さだけだと思っていたのだ。しかし、見ていくうちに家族愛があふれるストーリーに心が温かくなった。“エクストリーム・ホームコメディー”というだけあり、家族愛もしっかりと描かれている。
中盤から、とあることをきっかけに禁煙を決意した大鉄。一時は賛同した小鉄や桜たちだったが、我慢している父を見て、小鉄はお小遣いでタバコを買い、桜は喫茶店のマッチを父に渡す展開がある。
そのシーンで、岸井さんが「吸ってよ。煙かけろ、私に」と言う。このせりふを言う時の岸井さんの表情が最高にいい。ぜひ、見てほしい。女性の私でもキュンとし、惚れてしまいそうになった。リアルタイムで視聴する男性諸君は心して見てほしい。
しかし、「浦安鉄筋家族」らしさはなくなっていない。笑いやおなじみのプロレス技は、ちゃんと炸裂している。水野さんのコブラツイストや、ラリアットなどのプロレス技は必見だ。
笑いどころもアドリブも満載で、ホームコメディー要素もある本作は、現在の暗い雰囲気を吹き飛ばす力を持っていると思う。
(ザテレビジョン・文=たかし)
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April 10, 2020 at 08:00AM
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