八幡平市の農業生産法人で観光施設の運営などもしていた「サラダファーム」が今月16日、資金繰りの悪化により破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。
信用調査会社によりますと、負債総額はおよそ2億円に上るということです。
民間の信用調査会社、東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、サラダファームは2008年に農業生産法人として設立し、農産物の生産や加工、販売まで手がけ、地元のスーパーを中心に営業基盤を確立していました。
また、2019年にはアルパカの飼育などを行う観光施設をリニューアルオープンさせて家族連れなどに人気を集め、コロナ禍の2022年度の決算でも黒字を確保していました。
しかし、たび重なる設備投資に加えて、去年12月に関連する食品加工会社がゆで卵の製造過程で使用が認められていない薬品を使っていたとして、岩手県から無期限の営業禁止処分を受けたことでこの会社からの資金援助が途絶えたことから、資金繰りが悪化したということです。
このため、サラダファームは今月7日に事業を停止し、単独での事業の継続は困難だとして、16日に盛岡地方裁判所に破産手続き開始を申し立て、同日に破産開始決定を受けたということです。
負債総額はおよそ2億円に上るということです。
会社の代理人の弁護士によりますと、今後、施設の運営をどうするかは決まっていないということです。
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