西村康稔経済産業相が出張先でお土産を購入する際に「荷物持ち人員」が必要などと同行する職員の注意点をまとめたマニュアルが省内で作られていたことが7日、分かった。西村氏は「現場が気を利かせて対応してくれたと承知をしているが、過度に気を使う必要はないと事務方に伝えた」としている。

マニュアルは西村氏の8月の福島出張の際に職員が気付いたことについて、福島復興推進グループが作成したとみられる。移動中に車内で西村氏の質問に答えられるよう、「バックアップ体制を構築」し「幹部には資料を厚めに持たせる」といった注意事項が書かれている。

西村氏はお土産の購入量が多いことに触れ、荷物持ち人員や会計時に複数人で対応できる体制、保冷剤の購入が必要と記載。帰宅時の夕食購入のために、出発の20~30分前には駅に着き、「弁当購入部隊とサラダ購入部隊」の二手に分かれて対応することなどを記している。(共同)