発芽野菜メーカーのサラダコスモ(中津川市)は一日、養老町に構える工場を災害時に町民の避難所として開放する協定を町と結んだ。県内外に六つの工場があり、避難所として自治体と協定を結ぶのは初めて。
養老町大跡の「養老生産センター」を、大規模な自然災害が発生した際に一時避難所として開放する。二階建てで、会議室や食堂などを使う。受け入れは最大百七十人。コロナ禍の中では二十八人に制限する。
中田智洋社長(71)は町役場で協定書に署名して「地元の役に立てるならありがたいこと。避難訓練を兼ねて見学に立ち寄れる機会を考えたい」と話した。食料や飲料水は町が手配するよう協定で定めているが「自前の支援ができるようにと思っている」と述べた。
センターは二〇二〇年十二月に稼働。主にカット野菜を生産する。協定は町の要望を受けた。大橋孝町長は「コロナ禍で、町の避難所だけでは収容できない。協定で町民も安心する」と感謝した。(藤野治英)
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